ヘリオン
提供:MTG Wiki
ヘリオン/Hellionは、クリーチャー・タイプの1つ。マジック:ザ・ギャザリングオリジナルのクリーチャーである。
クリーチャー — ヘリオン(Hellion) ビースト(Beast)
エコー(4)(赤)(赤)(あなたのアップキープの開始時に、これが直前のあなたのアップキープの開始時よりも後にあなたのコントロール下になっていた場合、そのエコー・コストを支払わないかぎりそれを生け贄に捧げる。)
火口の乱暴者が戦場に出たとき、それは他の各クリーチャーにそれぞれ4点のダメージを与える。
伝説のクリーチャー — ヘリオン(Hellion)
貪食X、Xはこれにより貪食したクリーチャーの数に等しい(これが戦場に出るに際し、あなたは望む数のクリーチャーを生け贄に捧げてもよい。このクリーチャーは、それらのクリーチャー1体につきX個の+1/+1カウンターが置かれた状態で戦場に出る。)
0/0クリーチャー — ヘリオン(Hellion)
速攻
ラスヌーのヘリオンが戦場に出たとき、あなたは(E)(E)(エネルギー・カウンター2個)を得る。
あなたの終了ステップの開始時に、あなたが(E)(E)を支払わないかぎり、ラスヌーのヘリオンを生け贄に捧げる。
初出は次元の混乱の火山の乱暴者/Volcano Hellion。火山の乱暴者のリメイク元である火口の乱暴者/Crater Hellionなど、カード名に"Hellion"を含むミミズの怪物のようなクリーチャーはストロングホールドから存在していたが、それらはビーストであった。クリーチャー・タイプ大再編の際にそれらのクリーチャーと、公式に"Hellion-Headed Hydra"(ヘリオンの頭を持つハイドラ)と称された憎悪の種、ウラシュト/Ulasht, the Hate Seedがヘリオンのクリーチャー・タイプを獲得した。その後も時折新種が登場している。
中型以上のものがほとんど。赤らしくダメージを与える能力を持つものが目立つ。
ヘリオン・トークンを生成するカードに乱暴者の噴火/Hellion Eruptionとヘリオンのるつぼ/Hellion Crucibleがある。
伝説のヘリオンは憎悪の種、ウラシュト/Ulasht, the Hate Seedと強欲なるスロモック/Thromok the Insatiableの2枚。
ストーリー
鱗に覆われた蛇のような体と捕食を助ける触手やその他の付属器官を持った円形の口を持つ、巨大な環形動物のようなクリーチャー[1]。地中や火山の火口内に生息しているようだ。
- 「Hellion」とはカード名で訳されているように「乱暴者」という意味だが、もっと直接的に「地獄に住むもの」という意味もある。一方で子供に用いられると「腕白」という意味合いが強くなる。ちなみに「Hellion」の語源は「見下げ果てたやつ」といったような意味の方言である「Hallion」で、これに「地獄」を意味する「Hell」が同化して現在の形になった。また、「Hell」+動作や状態を表す接尾辞「ion」であるという説もある。
- 上記の日本語的意味合いのこともあってかミラディンの傷跡の炎生まれのヘリオン/Flameborn Hellion以降、「Hellion」はそのまま「ヘリオン」と訳されている。
参考
- ↑ Magic's Exclusive Creatures/マジックの独自クリーチャーたち(Savor The Flavor 2011年8月10日 Doug Beyer著)