サリッド/Thallid (ストーリー)
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サリッド/Thallidは、フォールン・エンパイア初出のクリーチャー。ドミナリア/Dominariaとアラーラ/Alara(ジャンド/Jund)での生息が確認されている。
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解説
苗木と共生関係にある、知覚力を備えた動く菌類。その行動は繁殖と食事の2つに限られる。
兄弟戦争の影響による氷河期の到来に伴って起きた食糧難を解決するために、サーペイディア/Sarpadia大陸のヘイヴンウッド・エルフに食用として生み出した菌体生物が発祥。漆黒の手教団/Order of the Ebon Handの協力によって得たスラル/thrullの知識から、ヘイヴンウッドのセロン/Thelonが生命を生み出す魔法を編み出し、森の菌類から創造されたとされる。その後、ヘイヴンウッド・エルフの手で養殖され、食用以外にも、森に生命力を与える魔法の生け贄に用いられた。
ヘイヴンウッドの森中に広がったサリッドは、エルフの食糧を賄った上に、アイケイシア/Icatiaへの輸出も可能なほどになる。だがその年の冬、偶然にもリーオッド・ダイ/Reod Daiのドラゴン孵化と制御の魔法を吸収。自我の目覚めたサリッドは自分たちを喰らう天敵ヘイヴンウッド・エルフへ反抗をするようになる。エルフの予想を超えて爆発的に繁殖し、凶暴化したサリッドの大群はヘイヴンウッドを壊滅させる大きな要因となるのだった。
AR46世紀には、ドミナリア/Dominaria中に生活圏を拡大し、スリヴァー共々、荒廃した世界で繁栄を謳歌している数少ない生物となっている。
- 収穫されたサリッドの茎は、荷車で食堂(eating hall)へと運ばれ、茹でてペースト状にして香辛料で味を調え、盛り付けられる。サリッドは味気なく噛み切りにくい食べ物である。
- こんなものやこんなものを食べるのはぞっとしないが、ヘイヴンウッド・エルフには選り好みする余裕は無かった。「我らの好物の穀物でも果実でもないが、食料には変わりない」とはヘイヴンウッド・エルフのLalani(ララニィ)の言葉。
- 「Thallid」の語源は、「thallus」(葉状体のこと。複数形thalluses または thalli 。他に thalloid, thallodal, thalliform, thalline, thallose とも)と思われる。
- ドミナリアで、伝説のサリッドである密航者、スライムフット/Slimefoot, the Stowawayが登場した。
登場カード
カード名に登場
- フォールン・エンパイア
- Feral Thallid、サリッド/Thallid、Thallid Devourer、Thorn Thallid
- 時のらせん
- Thorn Thallid、凶暴なサリッド/Savage Thallid、胞子撒きのサリッド/Sporesower Thallid、サリッド/Thallid、サリッドの発芽者/Thallid Germinator、サリッドの殻住まい/Thallid Shell-Dweller
- 次元の混乱
- 向精神サリッド/Psychotrope Thallid、活力菌サリッド/Vitaspore Thallid
- コンフラックス
- ツカタンのサリッド/Tukatongue Thallid
フレイバー・テキストに登場
- フォールン・エンパイア
- Elven Fortress、Elvish Hunter、Feral Thallid、Fungal Bloom、夜の土/Night Soil、Thorn Thallid
- 時のらせん
- ヘイヴンウッドのセロン/Thelon of Havenwood
- コンフラックス
- ツカタンのサリッド/Tukatongue Thallid