扉に閂/Bar the Door
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一時的なタフネス全体強化インスタント。過去には似た効果の盾の壁/Shield Wall(2マナ、+0/+2)、結束/Solidarity(4マナ、+0/+5)が存在し、このカードはその中間を取った形と言える。
リミテッドにおけるコンバット・トリック兼火力・マイナス修整対策が基本的な役割。勇壮の時/Moment of Heroismや信仰の盾/Faith's Shieldと比べると全体火力や複数体が同時に相討ちしそうなケースに対して強く、邪悪の排除/Spare from Evilと比べると除去や人間との戦闘に強く、暁天/Break of Dayと比べると大きなダメージも耐えることができるが、これらの中では3マナと最も重い。対戦相手の行動に対して構えておくマナとしてはやや大きく、同種の呪文の中でも優先度は低くなると思われる。
- イラストでは扉はすぐにでも破られてしまいそうに見えるが、フレイバー・テキストによればこれは単なる木製の扉ではなく、アヴァシン/Avacynの防護魔法がかけられたものであるようだ。しかしアヴァシンの守りの力が失われつつある闇の隆盛のストーリーを考えると、この文章はむしろ発言者・オルガード/Olgardの楽観的な予想が外れることを暗示しているものなのかもしれない。
「大したことはないように見えるかもしれないが、頑丈な防護付きの古き良き扉だ。耐えてくれるだろうさ。」― スキルトの民のオルガード