ダレッティ/Daretti

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[[フィオーラ/Fiora]]出身の[[ゴブリン/Goblin#フィオーラ|ゴブリン/Goblin]]の[[プレインズウォーカー/Planeswalker]]。男性({{Gatherer|id=520439}})。
 
[[フィオーラ/Fiora]]出身の[[ゴブリン/Goblin#フィオーラ|ゴブリン/Goblin]]の[[プレインズウォーカー/Planeswalker]]。男性({{Gatherer|id=520439}})。
  
高い知性と才能と野心を兼ね備えたゴブリンの[[工匠]]。事故で両足を失っており、歯車式/Cogworkの乗り物で移動する。[[ムッツィオ/Muzzio]]の師でもある。
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高い知性と才能と野心を兼ね備えたゴブリンの[[工匠]]。[[人間/Human]]に比べて、夜間での視力に優れている。事故で両足を失っており、歯車式/Cogworkの乗り物で移動する。[[ムッツィオ/Muzzio]]の師でもある。
  
 
[[新ファイレクシア/New Phyrexia]]との戦争後は、他の多くのプレインズウォーカーと同様に[[プレインズウォーカーの灯/Planeswalker's Spark|灯]]を失っている。
 
[[新ファイレクシア/New Phyrexia]]との戦争後は、他の多くのプレインズウォーカーと同様に[[プレインズウォーカーの灯/Planeswalker's Spark|灯]]を失っている。
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ゴブリン達は[[フィオーラのその他のキャラクター#ザドラス・フィマーレル/Zadrous Fimarell|ザドラス・フィマーレル/Zadrous Fimarell]]――ダレッティの理論を酷評しておきながら、それを自らのものとして盗用した元教授――の家に侵入した。怯えるフィマーレルに対し、ダレッティはその罪を糾弾すると、彼を窓から放り投げて殺害した。だがダレッティの憎しみがこれで収まるはずもなかった。次なる復讐相手の[[フィオーラのその他のキャラクター#アレンディス/Alendis|アレンディス/Alendis]]は現在マルチェッサの元に取り入っている。それはすなわち、グレンゾにとっても標的であるということであった。
 
ゴブリン達は[[フィオーラのその他のキャラクター#ザドラス・フィマーレル/Zadrous Fimarell|ザドラス・フィマーレル/Zadrous Fimarell]]――ダレッティの理論を酷評しておきながら、それを自らのものとして盗用した元教授――の家に侵入した。怯えるフィマーレルに対し、ダレッティはその罪を糾弾すると、彼を窓から放り投げて殺害した。だがダレッティの憎しみがこれで収まるはずもなかった。次なる復讐相手の[[フィオーラのその他のキャラクター#アレンディス/Alendis|アレンディス/Alendis]]は現在マルチェッサの元に取り入っている。それはすなわち、グレンゾにとっても標的であるということであった。
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ダレッティはプレインズウォーカーの灯を失ったことで、[[アヴィシュカー/Avishkar]]の地に取り残されてしまった。彼は同じくこの次元に取り残されたゴブリンの集団、[[ゴブリン・ロケッティアーズ/The Goblin Rocketeers]]の後援者となり、多額の資金を提供した。彼自身もロケッティアーズの共同キャプテンとなり、共に第二回[[ギラプール・グランプリ/The Ghirapur Grand Prix]]の優勝を目指す。
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だがグランプリの最中、ロケッティアーズが[[ムラガンダ/Muraganda]]の[[ムラガンダ/Muraganda#略奪者|略奪者]]に襲われると、彼は薄情なチームメイトに置き去りにされ囚われの身となる。彼は同じく囚われていた[[おたから/Loot]]ともども、[[ピア・ナラー/Pia Nalaar (ストーリー)|ピア/Pia]]・[[チャンドラ・ナラー/Chandra Nalaar (ストーリー)|チャンドラ/Chandra]]親子に救出されると、彼女たちをロケットカーに乗せ略奪者を振り切ろうとする。
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彼らはおたからの力を借り[[領界路/Omenpath]]で[[アモンケット/Amonkhet]]へ逃れるも、上空に出現してしまったがために機体は壊れ、チャンドラも脳震盪を起こしてしまう。ダレッティは自前の薬をチャンドラに分け与えると、機体の修理にとりかかった。人気のないオアシスに機械部品など当然なかったが、自然界の材料とピアの知恵、そしてチャンドラという名の溶接トーチを借り、見事一晩でロケットカーを修復した。
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グランプリのゴール、アヴィシュカーに戻ってきた一行であったが、そこでは[[カラデシュ/Kaladesh#領事府/The Consulate|領事府/The Consulate]]の残党と操られたレーサー達、そして突如現れた[[ドラゴン]]が暴れていた。ダレッティは隙を見て衛兵の包囲を抜け出すと、遠くから[[ドローン]]を放ってチャンドラ達の「目」とした。
  
 
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===登場作品・登場記事===
 
===登場作品・登場記事===

2025年2月3日 (月) 22:52時点における最新版

ダレッティ/Darettiコンスピラシー初出のキャラクター。カードとしては統率者2014屑鉄の学者、ダレッティ/Daretti, Scrap Savantが初出。

目次

[編集] 解説

フィオーラ/Fiora出身のゴブリン/Goblinプレインズウォーカー/Planeswalker。男性(イラスト)。

高い知性と才能と野心を兼ね備えたゴブリンの工匠人間/Humanに比べて、夜間での視力に優れている。事故で両足を失っており、歯車式/Cogworkの乗り物で移動する。ムッツィオ/Muzzioの師でもある。

新ファイレクシア/New Phyrexiaとの戦争後は、他の多くのプレインズウォーカーと同様にを失っている。

[編集] 経歴

[編集] 灯の点灯

パリアノ/Palianoのアカデミー/Academyの大工匠になるというダレッティの目標は、最初は物笑いの種でしかなかった。しかし彼が実際に地位を確立していくにつれ、魔道士たちの嘲笑は抗議へと変わっていった。

そんな彼の人生は、彼を妬む者の陰謀ではなく、思わぬ形で転機を迎えた。ダレッティの誇る作品の一つが爆発し、彼の姿は跡形もなくなった。一見彼は死んだかに思われたが、実は爆発の衝撃によってプレインズウォーカーの灯/Planeswalker's Sparkが点り、フィオーラからプレインズウォークしていたのであった。

彼は爆発により両足を失ったが、代わりに多元宇宙/Multiverseという知識と工芸の無限の世界を手に入れた。彼は足代わりとなる精巧な機械仕掛けの乗り物を作り、フィオーラと他の次元/Planeの両方で、工匠としての実験を続けている。

[編集] 血塗れの教え/Bloody Instructions

前王ブレイゴ/Bragoがアカデミーを閉鎖したことにより[1]、かつてダレッティを疎ましく思っていた者達の多くが職を失った。だがそのきっかけとなった歯車式機械の暴走事故は、ダレッティとグレンゾ/Grenzoが一枚噛んだものであった。そしてマルチェッサ/Marchesa新女王の戴冠とアドリアナ・ヴァローレ/Adriana Valloreの反抗演説による政治的混乱に乗じ、2人は共に行動を開始した。

ゴブリン達はザドラス・フィマーレル/Zadrous Fimarell――ダレッティの理論を酷評しておきながら、それを自らのものとして盗用した元教授――の家に侵入した。怯えるフィマーレルに対し、ダレッティはその罪を糾弾すると、彼を窓から放り投げて殺害した。だがダレッティの憎しみがこれで収まるはずもなかった。次なる復讐相手のアレンディス/Alendisは現在マルチェッサの元に取り入っている。それはすなわち、グレンゾにとっても標的であるということであった。

[編集] 霊気走破

ダレッティはプレインズウォーカーの灯を失ったことで、アヴィシュカー/Avishkarの地に取り残されてしまった。彼は同じくこの次元に取り残されたゴブリンの集団、ゴブリン・ロケッティアーズ/The Goblin Rocketeersの後援者となり、多額の資金を提供した。彼自身もロケッティアーズの共同キャプテンとなり、共に第二回ギラプール・グランプリ/The Ghirapur Grand Prixの優勝を目指す。

だがグランプリの最中、ロケッティアーズがムラガンダ/Muraganda略奪者に襲われると、彼は薄情なチームメイトに置き去りにされ囚われの身となる。彼は同じく囚われていたおたから/Lootともども、ピア/Piaチャンドラ/Chandra親子に救出されると、彼女たちをロケットカーに乗せ略奪者を振り切ろうとする。

彼らはおたからの力を借り領界路/Omenpathアモンケット/Amonkhetへ逃れるも、上空に出現してしまったがために機体は壊れ、チャンドラも脳震盪を起こしてしまう。ダレッティは自前の薬をチャンドラに分け与えると、機体の修理にとりかかった。人気のないオアシスに機械部品など当然なかったが、自然界の材料とピアの知恵、そしてチャンドラという名の溶接トーチを借り、見事一晩でロケットカーを修復した。

グランプリのゴール、アヴィシュカーに戻ってきた一行であったが、そこでは領事府/The Consulateの残党と操られたレーサー達、そして突如現れたドラゴンが暴れていた。ダレッティは隙を見て衛兵の包囲を抜け出すと、遠くからドローンを放ってチャンドラ達の「目」とした。

[編集] 登場

[編集] 登場カード

[編集] フレイバー・テキストに登場

機械兵団の進軍
命を奪う嘲笑/Deadly Derision
霊気走破
機体整備/Tune Up稲妻の一撃/Lightning Strike

[編集] イラストに登場

統率者2014
屑鉄の熟達/Scrap Mastery
機械兵団の進軍
命を奪う嘲笑/Deadly Derision
霊気走破
機体整備/Tune Up運任せ/Count on Luck爆発的逃走/Explosive Getaway

[編集] 登場作品・登場記事

コンスピラシー
コンスピラシー:王位争奪
霊気走破

[編集] 脚注

  1. Tyrants/圧政者たち(Magic Story 2016年8月10日 Alison Luhrs著)

[編集] 参考

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