叙爵/Dub
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*"Dub"は「国王が剣で肩を叩きナイトの爵位を授ける」という意味を持つ言葉。{{Gatherer|id=442903}}では[[ベナリア/Benalia]]人に騎士の称号を授ける様子が描かれている。 | *"Dub"は「国王が剣で肩を叩きナイトの爵位を授ける」という意味を持つ言葉。{{Gatherer|id=442903}}では[[ベナリア/Benalia]]人に騎士の称号を授ける様子が描かれている。 | ||
+ | **イラストは構図及び描かれている人物等から見て、エドモンド・レイトンの作品「騎士号授与/The Accolade」のオマージュと思われる。 | ||
*[[カード]]の機能としても[[ベナリアの騎士/Benalish Knight]]と同じ能力・性能・[[サブタイプ]]が与えられるあたり、抱擁[[サイクル]]([[私をクリーチャーにしてカード]])を彷彿とさせる。過去のカードを想起させつつフレイバーと機能をシンプルに纏めあげた良デザインと言えよう。 | *[[カード]]の機能としても[[ベナリアの騎士/Benalish Knight]]と同じ能力・性能・[[サブタイプ]]が与えられるあたり、抱擁[[サイクル]]([[私をクリーチャーにしてカード]])を彷彿とさせる。過去のカードを想起させつつフレイバーと機能をシンプルに纏めあげた良デザインと言えよう。 | ||
2018年6月20日 (水) 00:07時点における版
エンチャント — オーラ(Aura)
エンチャント(クリーチャー)
エンチャントされているクリーチャーは、+2/+2の修整を受け、先制攻撃を持ち、それの他のタイプに加えて騎士(Knight)でもある。(それは先制攻撃を持たないクリーチャーより先に戦闘ダメージを与える。)
リミテッドにおける白の基本的な強化オーラ。単純に使っても優秀だが、ドミナリアにはフェメレフの誇り、クェンデ/Kwende, Pride of Femeref、炎の番人、ヴァルダーク/Valduk, Keeper of the Flame、艦の整備士、ティアナ/Tiana, Ship's Caretakerといった併用に向くカードが豊富に存在しており、額面以上の性能になることも多い。騎士のクリーチャー・タイプを得る能力は基本的にはフレイバー的なオマケだが、ベナリア史/History of Benaliaとウィンドグレイスの騎士、アルイェール/Aryel, Knight of Windgraceの2枚が騎士であることを参照するため、役に立つことも少なからずあるだろう。
- "Dub"は「国王が剣で肩を叩きナイトの爵位を授ける」という意味を持つ言葉。イラストではベナリア/Benalia人に騎士の称号を授ける様子が描かれている。
- イラストは構図及び描かれている人物等から見て、エドモンド・レイトンの作品「騎士号授与/The Accolade」のオマージュと思われる。
- カードの機能としてもベナリアの騎士/Benalish Knightと同じ能力・性能・サブタイプが与えられるあたり、抱擁サイクル(私をクリーチャーにしてカード)を彷彿とさせる。過去のカードを想起させつつフレイバーと機能をシンプルに纏めあげた良デザインと言えよう。
開発秘話
このカードの開発中はブロック制がまだ存在しており、ドミナリアに続く小型エキスパンション「Salad」のカードとしてデザインされていた。そこでは騎士の部族シナジーが存在していたが、「Salad」は基本セット2019になり、騎士関連のカードはドミナリアに移された。最終的に騎士の部族テーマは大きく扱われないことになり、「騎士になる」効果も削られるところだったが、このカードはフレイバーとカード名が完璧だったためそのまま残された。[1]
このカードはEthan Fleischer原案で当初はオーラではなくインスタントであったが、カード名はプレイテスト時から「Dub(ダブ)」であった。クリーチャーを「叙爵する(トゥー・ダブ: to dub)」ためのマナ・コストが「2W(トゥー・ダブ: Two-dub)」[2]という語呂合わせになることから、とんちとフレイバーとシンプルな優雅さの完璧なバランスであると開発陣に愛され、元のデザインを崩すことなく製品化にこぎつけた。[3][4]
脚注
- ↑ Stories from Dominaria, Part 1/『ドミナリア』での話 その1(Making Magic 2018年4月16日 Mark Rosewater著)
- ↑ 開発部内ではマナ・コストのW(白マナ)は短く「ダブ」と略して言う
- ↑ The M-Files: Dominaria Edition – White, Blue, and Black(Play Design 2018年5月4日 Dan Musser著)
- ↑ 和訳版のMファイル『ドミナリア』編・白青黒ではこの経緯が完全に説明不足である。