脅迫状/Blackmail
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− | + | [[強迫/Duress]]系統の中では珍しく[[カード・タイプ]]を問わないため、[[対戦相手]]の[[手札]]を確実に1枚減らせる。ただし相手の[[手札]]が4枚以上ある場合、捨てられたくないカードは隠されてしまう。その捨てられたくない重要カードの内容を確認すらできないという点はかなり頼りない印象があり、たいていはたとえ空振りの危険があろうとも少なくとも内容を確認できる他の亜種が優先される。 | |
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+ | 特に1マナ手札破壊の定番である「1[[ターン]]目にいきなり使用」という用途では見劣りは明白。初期手札7枚中3枚しか公開されないので、半分も見られないし選べない。手札が減ってきて3枚前後になった状態なら[[強要/Coercion]]も同然で強力だが、そういう状況では手札破壊しても手遅れということも多い。 | ||
一つの考え方として、[[山分けカード#相手に選択権のあるカードは弱い理由|相手に選択権がある]]効果に該当する。事実、期待したほど効果を現さないカードの好例である。 | 一つの考え方として、[[山分けカード#相手に選択権のあるカードは弱い理由|相手に選択権がある]]効果に該当する。事実、期待したほど効果を現さないカードの好例である。 | ||
− | *[[ | + | *確実に1枚減らせるため、[[ビートダウン (デッキ)|ビートダウン]]や[[バーン]]のような「質より量」な[[デッキ]]には有効。そういったデッキは手札の消費も激しいため、減ってきたところを狙い打てば重要カードを隠される危険も少ない。 |
*[[第9版を選ぼう]]で、[[頭の混乱/Addle]]に勝利し、[[第9版]]に[[再録]]される。「2[[マナ]]は[[重い]]」という人が多かったが、アンチ票も大きかったと思われる。 | *[[第9版を選ぼう]]で、[[頭の混乱/Addle]]に勝利し、[[第9版]]に[[再録]]される。「2[[マナ]]は[[重い]]」という人が多かったが、アンチ票も大きかったと思われる。 | ||
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+ | *「Blackmail」はもともと「黒い手紙」ではなく「黒い年貢」、つまり「不当な取り立て」「恐喝」の意味。[[イラスト]]を見ても、[[ブレイズ/Braids]]が店主に直接脅しをかけて商品を巻き上げている様子であり、手紙は出てこない。 | ||
+ | **もっとも[[恐喝/Extortion]]は既に存在し、脅迫だとそれこそ[[強迫/Duress]]と混同してしまうので、あえて「脅迫状」としたのであろう。妥当な判断であり、むしろ[[誤訳/名訳|名訳]]と言ってよい。 | ||
==参考== | ==参考== |
2012年1月27日 (金) 11:19時点における版
Blackmail / 脅迫状 (黒)
ソーサリー
ソーサリー
プレイヤー1人を対象とする。そのプレイヤーは自分の手札からカードを3枚公開し、あなたはその中から1枚を選ぶ。そのプレイヤーは、選ばれたカードを捨てる。
1マナの手札破壊カード。選ばれた3枚の中から、カードの種類を選ぶことなく捨てさせることができる。
強迫/Duress系統の中では珍しくカード・タイプを問わないため、対戦相手の手札を確実に1枚減らせる。ただし相手の手札が4枚以上ある場合、捨てられたくないカードは隠されてしまう。その捨てられたくない重要カードの内容を確認すらできないという点はかなり頼りない印象があり、たいていはたとえ空振りの危険があろうとも少なくとも内容を確認できる他の亜種が優先される。
特に1マナ手札破壊の定番である「1ターン目にいきなり使用」という用途では見劣りは明白。初期手札7枚中3枚しか公開されないので、半分も見られないし選べない。手札が減ってきて3枚前後になった状態なら強要/Coercionも同然で強力だが、そういう状況では手札破壊しても手遅れということも多い。
一つの考え方として、相手に選択権がある効果に該当する。事実、期待したほど効果を現さないカードの好例である。
- 確実に1枚減らせるため、ビートダウンやバーンのような「質より量」なデッキには有効。そういったデッキは手札の消費も激しいため、減ってきたところを狙い打てば重要カードを隠される危険も少ない。
- 第9版を選ぼうで、頭の混乱/Addleに勝利し、第9版に再録される。「2マナは重い」という人が多かったが、アンチ票も大きかったと思われる。
- 「Blackmail」はもともと「黒い手紙」ではなく「黒い年貢」、つまり「不当な取り立て」「恐喝」の意味。イラストを見ても、ブレイズ/Braidsが店主に直接脅しをかけて商品を巻き上げている様子であり、手紙は出てこない。
- もっとも恐喝/Extortionは既に存在し、脅迫だとそれこそ強迫/Duressと混同してしまうので、あえて「脅迫状」としたのであろう。妥当な判断であり、むしろ名訳と言ってよい。