魔法破り/Break the Spell
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+ | 借りのない人間のために必死になる必要はない、ケランという荷物を捨てれば自分の元にたどりつけるかもしれないと語り掛けるヒルダ。それに対し、ルビーは貴女もまた孤独を感じているからわざわざ話しかけてくるのではないかと切り込む。魔女の不興のような吹雪の中、彼女はそれでも一歩ずつ進んでいく。[[エルドレイン/Eldraine#王国/The Realm|王国/The Realm]]を救うという友の目的のためならば、自らの命すら惜しまない……その覚悟を見せたルビーの前に、心を打たれたヒルダが姿を現す。彼女は二人に魔法の口づけをすると({{Gatherer|id=630811}})、防寒魔法<ref>[https://magic.wizards.com/en/news/making-magic/ten-stories-tall Ten Stories Tall]/[https://mtg-jp.com/reading/mm/0037269/ 全高10話]([[Making Magic]] [[2023年]]9月25日 [[Mark Rosewater]]著)</ref>とともに眠りの魔法も浸透し、ルビーは意識を失っていった<ref>[https://magic.wizards.com/en/news/magic-story/episode-4-ruby-and-the-frozen-heart Wilds of Eldraine | Episode 4: Ruby and the Frozen Heart]/[https://mtg-jp.com/reading/ur/WOE/0037144/ 第4話 ルビーと凍てついた心](Magic Story 2023年8月11日 [[K. Arsenault Rivera]]著)</ref>。 | ||
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2023年10月25日 (水) 03:29時点における最新版
インスタント
エンチャント1つを対象とする。それを破壊する。これにより、トークンや、あなたがコントロールしているパーマネントが破壊されたなら、カード1枚を引く。
啓蒙/Demystifyの上位互換。トークンもしくは自分のエンチャントを破壊した時にはドローできる。
リミテッドではおとぎ話枠や英雄譚など破壊の対象に困ることは少ない。特に役割・トークンは何かのついでで生成されるため普通の除去ではアドバンテージを失いがちであるが、魔法破りならドローで損失を補える。自分の希望ある祈祷/Hopeful Vigilや望み無き悪夢/Hopeless Nightmare、王女、空を飛ぶ/The Princess Takes Flightなどを対象にすれば腐り難いので、それらが入ったデッキでは特に使いやすい。
[編集] ストーリー
ラレント湖/Loch Larentの寒さに意識を失ったケラン/Kellan。ルビー/Rubyは彼を背負い、彼の本懐である忌まわしき眠り/Wicked Slumberの打破を成し遂げるためにヒルダ/Hyldaの城への道を進む。ここで諦めたならば、街の子どもたちやケランを裏切ることになる、ルビーはそれが許せなかったのだ。
借りのない人間のために必死になる必要はない、ケランという荷物を捨てれば自分の元にたどりつけるかもしれないと語り掛けるヒルダ。それに対し、ルビーは貴女もまた孤独を感じているからわざわざ話しかけてくるのではないかと切り込む。魔女の不興のような吹雪の中、彼女はそれでも一歩ずつ進んでいく。王国/The Realmを救うという友の目的のためならば、自らの命すら惜しまない……その覚悟を見せたルビーの前に、心を打たれたヒルダが姿を現す。彼女は二人に魔法の口づけをすると(イラスト)、防寒魔法[1]とともに眠りの魔法も浸透し、ルビーは意識を失っていった[2]。
極寒の中昏睡状態のケランを引きずるルビーの姿を見たヒルダは、久しく感じていなかった気持ちを感じていた。それは慈悲の念であった。
[編集] 脚注
- ↑ Ten Stories Tall/全高10話(Making Magic 2023年9月25日 Mark Rosewater著)
- ↑ Wilds of Eldraine | Episode 4: Ruby and the Frozen Heart/第4話 ルビーと凍てついた心(Magic Story 2023年8月11日 K. Arsenault Rivera著)