ホームランド
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2016年9月27日 (火) 23:38時点における版
ホームランド/Homelands | |
シンボル | 惑星(ウルグローサ/Ulgrotha) |
略号 | HL, HML |
発売日 | 1995年10月 |
セット枚数 | 全115種類(イラスト違いを含めると140種類) |
ホームランド/Homelandsは、7番目のエキスパンション。1995年10月に発売された。「ホームランド」とは「故郷、故国」の意。
現在のブロック制が開始された際、アイスエイジ・ブロックの1番目の小型エキスパンションに加えられていたが、2006年7月にアイスエイジ・ブロック最終セットのコールドスナップの発売に伴い、ブロックから離脱。フォールン・エンパイアに次ぐ、最後の「独立したエキスパンション(オールドエキスパンション)」という立場になった。
目次 |
概要
アンティキティーからアイスエイジまでのドミナリア/Dominariaから心機一転、新次元/Plane・ウルグローサ/Ulgrothaに舞台を移し、練り込まれたストーリー設定の下で制作、販売展開されたセットである。
セラ/Serraやセンギア/Sengirといったマジック黎明期からの謎の言葉に新規の設定を持たせデザインに反映、ストーリーの核となるアイテムや登場人物をアーティファクトや伝説のクリーチャーとしてカード化、セット全体のイラストの雰囲気も統一感のあるものとなっている。
Duelist誌では毎号、背景世界や登場キャラクターに焦点を当てた記事が紹介された初のセットでもある(それまでのセットは良くて単発の紹介があるのみ)。やや遅れて販売されたアメコミも世界設定を強く反映し、コミック独自の展開は抑えた物語作り。詳細なタイムラインが設定され公表されたのもホームランドが初めて。
このストーリー重視の展開は以後定番となり、ウェザーライト・サーガで完成を見ることになる。
反面、カードの基本能力がかなり低い不遇のセットであり、真新しいメカニズムもなく、当時の環境へさして大きな影響は与えなかった。そのあまりの弱さゆえ、WotC社員のMark Rosewaterはこのセットを生み出した事を「マジック史上最大の過ちのひとつ」と評している。前後に強いエキスパンションが存在していたことも、カードパワーの低さを強く印象付けた一因。だが、後に再評価されたカードも少なくはない。
有名なカードとしてはBaron Sengir、Autumn Willow、Spectral Bears、鋸刃の矢/Serrated Arrows、イーサンの影/Ihsan's Shade、記憶の欠落/Memory Lapse、センギアの従臣/Sengir Autocrat、商人の巻物/Merchant Scrollなどがある。
デザイン
デザイン・チーム | Kyle Namvar |
Scott “Scooter” Hungerford | |
開発チーム | Charlie Cantini |
Skaff Elias (lead) | |
Jim Lin | |
Joel Mick | |
Dave Petty | |
アート・ディレクター | Sandra (Everingham) Garavito |
関連リンク
- ミスなんてもってのほか その1 (米Wizards社、英文)
- M:tGやっちまった小咄集(Braingeyser、上の記事の和訳)