壊れ

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'''壊れ'''(''Broken'')とは、[[カードパワー]]が過剰なまでに強力なこと、あるいはその[[カード]]や[[メカニズム]]自体を表す俗語。「壊れてる」「壊れたカード」「'''ぶっ壊れ'''」などとも。
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'''壊れ'''(''Broken'')とは、[[カードパワー]]が過剰なまでに強力なこと、あるいはその[[カード]]や[[メカニズム]]自体を表す俗語。「このカードは壊れている」「壊れたカード」など([https://mtg-jp.com/search/?q=%E5%A3%8A%E3%82%8C 日本公式サイトを「壊れ」で検索])。
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*[[マジック]]以外でも、[[TCG]]に限らず広くゲーム界隈で使われる言葉となっている(「壊れ性能」「壊れキャラ」「壊れ技」「壊れアイテム」など)。
  
しばしば[[禁止カード]]級やそれに近いものを指す。あまりに多いようなら、それらを収録した[[カード・セット]]自体が壊れていると評される([[ウルザズ・サーガ]]など)。
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==解説==
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しばしば[[禁止カード]]級やそれに近いものを指す([[パワー9]]など)。あまりに多いようなら、それらを収録した[[カード・セット]]自体が壊れていると評される([[ウルザズ・サーガ]]など)。
  
 
メカニズムなら、その[[再録]]可能性を評価した[[ストーム値]]は最も望み薄である10に近い値となるだろう([[発掘]]など)。
 
メカニズムなら、その[[再録]]可能性を評価した[[ストーム値]]は最も望み薄である10に近い値となるだろう([[発掘]]など)。
  
あるいは[[リミテッド]]における支配的な[[ボムレア]]を指すことも。
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まれに[[リミテッド]]における支配的な[[ボムレア]]を指すことも。
  
*俗語ではあるが、古くから[[開発部]]にも認識されていたようで[[綿密な分析/Deep Analysis]][[フレイバー・テキスト]]に表れている。
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*ウルザズ・サーガ時代の[[開発部]]内では「壊れ/Broken」を更に強調した''Bah-roken''(ぶっ壊れ)という表現も生まれ、これも一般に使われるようになっていった<ref>[https://magic.wizards.com/en/articles/archive/making-magic/few-words-rd-2005-01-24 A Few Words From R&D]([[Making Magic]] [[2005年]]1月24日 [[Mark Rosewater]]著)</ref><ref>[https://magic.wizards.com/ja/articles/archive/making-magic/%E9%96%8B%E7%99%BA%E9%83%A8%E8%AA%9E%E8%BE%9E%E5%85%B8%E3%83%BB%E5%A2%97%E8%A3%9C%E7%89%88-2013-06-19-0 開発部語辞典・増補版]([[Making Magic]] [[2013年]]6月19日 [[Mark Rosewater]]著)</ref>。ただこちらは[[2016年]]時点で開発部内でもあまり使われなくなっており<ref>[https://magic.wizards.com/en/articles/archive/making-magic/few-more-words-rd-2016-11-07 A Few More Words from R&D]/[https://mtg-jp.com/reading/mm/0017925/ 開発部語辞典2016]([[Making Magic]] [[2016年]]11月7日 [[Mark Rosewater]]著)</ref>、[[2022年]]の記事では「今も使われている単語」の一覧から完全に姿を消した<ref>[https://magic.wizards.com/en/articles/archive/making-magic/even-more-words-rd-2022-01-10 Even More Words with R&D]/[https://mtg-jp.com/reading/mm/0035710/ 開発部語辞典2022]([[Making Magic]] [[2022年]]1月11日 [[Mark Rosewater]]著)</ref>。
**黎明期には、「ゲームを台無しにする」ことから'''スポイラー'''(''Spoiler'')と呼ばれていた。が、全く意味の異なる[[スポイラーリスト]]の略称としての用法のほうが圧倒的に増えていった。
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*黎明期には「ゲームを台無しにする」ことから'''スポイラー'''(''Spoiler'')と呼ばれていたが、全く意味の異なる[[スポイラーリスト]]の略称としての用法のほうが圧倒的に増えて定着したことで使われなくなった。
*壊れているカードは需要も高い反面、禁止カードに指定される可能性も高いため、[[プレイヤー]]たちは[[シングルカード]]の売買に注意を払う。
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*壊れているカードは需要も高い反面、禁止カードに指定される可能性も高いため、[[プレイヤー]]たちは[[シングルカード]]の売買に注意を払う。[[禁止カード#その他]]も参照。
 
*[[破壊]]/Destroyとはあまり関係がない。「壊す」や「自壊する」などの言い方はあるが、破壊されることは「壊される」と言うほうが多いだろう。[[割る]]も参照。
 
*[[破壊]]/Destroyとはあまり関係がない。「壊す」や「自壊する」などの言い方はあるが、破壊されることは「壊される」と言うほうが多いだろう。[[割る]]も参照。
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*壊し/Breakという、より近い表現で別の意味の用語もある(→[[折れ]])。
  
 
==参考==
 
==参考==
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<references />
 
*[[用語集]]
 
*[[用語集]]

2022年7月15日 (金) 10:56時点における最新版

壊れ(Broken)とは、カードパワーが過剰なまでに強力なこと、あるいはそのカードメカニズム自体を表す俗語。「このカードは壊れている」「壊れたカード」など(日本公式サイトを「壊れ」で検索)。

  • マジック以外でも、TCGに限らず広くゲーム界隈で使われる言葉となっている(「壊れ性能」「壊れキャラ」「壊れ技」「壊れアイテム」など)。

[編集] 解説

しばしば禁止カード級やそれに近いものを指す(パワー9など)。あまりに多いようなら、それらを収録したカード・セット自体が壊れていると評される(ウルザズ・サーガなど)。

メカニズムなら、その再録可能性を評価したストーム値は最も望み薄である10に近い値となるだろう(発掘など)。

まれにリミテッドにおける支配的なボムレアを指すことも。

  • ウルザズ・サーガ時代の開発部内では「壊れ/Broken」を更に強調したBah-roken(ぶっ壊れ)という表現も生まれ、これも一般に使われるようになっていった[1][2]。ただこちらは2016年時点で開発部内でもあまり使われなくなっており[3]2022年の記事では「今も使われている単語」の一覧から完全に姿を消した[4]
  • 黎明期には「ゲームを台無しにする」ことからスポイラー(Spoiler)と呼ばれていたが、全く意味の異なるスポイラーリストの略称としての用法のほうが圧倒的に増えて定着したことで使われなくなった。
  • 壊れているカードは需要も高い反面、禁止カードに指定される可能性も高いため、プレイヤーたちはシングルカードの売買に注意を払う。禁止カード#その他も参照。
  • 破壊/Destroyとはあまり関係がない。「壊す」や「自壊する」などの言い方はあるが、破壊されることは「壊される」と言うほうが多いだろう。割るも参照。
  • 壊し/Breakという、より近い表現で別の意味の用語もある(→折れ)。

[編集] 参考

  1. A Few Words From R&DMaking Magic 2005年1月24日 Mark Rosewater著)
  2. 開発部語辞典・増補版Making Magic 2013年6月19日 Mark Rosewater著)
  3. A Few More Words from R&D/開発部語辞典2016Making Magic 2016年11月7日 Mark Rosewater著)
  4. Even More Words with R&D/開発部語辞典2022Making Magic 2022年1月11日 Mark Rosewater著)
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