ゼロックス

提供:MTG Wiki

(版間での差分)
移動: 案内, 検索
1行: 1行:
=ゼロックス(Xerox)=
+
'''ゼロックス'''(''Xerox'')とは、[[Alan Comer]]によって生み出された理論。'''ゼロックス理論'''とも呼ばれる。"xerox"はコピーという意味。
  
[[Alan Comer]]氏によって生み出された理論。ゼロックス理論とも呼ばれる。
+
簡単に説明すると、「[[土地]]を引く確率を減らす分、引くこと自体の回数を増やすことで[[土地事故]]は減らせる」ということに着目し、土地の枚数を削ると共に[[ドロー]][[カード]]を詰め込み、それによって[[デッキ]]の安定とともに中盤以降の「無駄なドロー」をなくすことができるというもの。ドロー[[呪文|スペル]]により擬似的に[[ライブラリー]]の総枚数を減らし、デッキの一様性を高める戦術である。1,2[[マナ]]の[[ドロー]]もしくは[[キャントリップ]]を2枚入れれば[[土地]]を1枚減らしても良い、というのが大体の目安。
"xerox"はコピーという意味。
+
  
簡単に説明すると、「[[土地]]を引く確率を減らす分、引くこと自体の回数を増やすことで[[土地事故]]は減らせる」ということに着目し、土地の枚数を削ると共に[[ドロー]][[カード]]を詰め込み、それによって[[デッキ]]の安定とともに中盤以降の「無駄なドロー」をなくすことが出来るというもの。
+
しかし、いくら土地を減らしても良いとはいっても、減らしすぎると土地事故でドロースペルを唱える事もできなくなるので本末転倒である。極論になってしまうが、1,2[[マナ]]の[[ドロー]]を48枚入れたからといって、[[土地]]が0枚で良いわけが無い。あくまで必要最低限の土地しか引かないことで、擬似的な[[カード・アドバンテージ]]を得るための構築技術であることに留意しておきたい。
ドロー[[呪文|スペル]]により擬似的に[[ライブラリー]]の総枚数を減らし、デッキの一様性を高める戦術である。
+
1〜2[[マナ]]の[[ドロー]]もしくは[[キャントリップ]]を2枚入れれば[[土地]]を1枚減らしても良い、というのが大体の目安。
+
  
*いくら土地を減らしても良いとはいっても、減らしすぎると土地事故でドロースペルを唱える事もできなくなるので本末転倒である。極論になってしまうが、1〜2[[マナ]][[ドロー]]を48枚入れたからといって、[[土地]]が0枚で良いわけが無い。あくまで必要最低限の土地しか引かないことで、擬似的な[[カード・アドバンテージ]]を得るための構築技術であることに留意しておきたい。
+
これを具体化したデッキが[[ターボ・ゼロックス]]であり、他にも[[ミラクルグロウ]][[オプトブルー]]などで採用されている。その他の[[コントロール (デッキ)|コントロール]]でも応用されている事も多い。
  
これを具体化したデッキが[[ターボ・ゼロックス]]であり、他にも[[ミラクルグロウ]]、[[オプトブルー]]などで採用されている。
 
その他の[[コントロール#deck|コントロール]]でも応用されている事も多い。
 
 
*マナを大量に使うコントロールの場合、土地の総数が少ないことから、展開できる土地の数が少なく、必要な時にマナが無いということが往々にしてある。
 
*マナを大量に使うコントロールの場合、土地の総数が少ないことから、展開できる土地の数が少なく、必要な時にマナが無いということが往々にしてある。
*序盤の猛攻を捌く為にマナを使うと、ドローが出来ず、対抗手段を使うマナまでたどり着けず、という悪循環に陥ることもある。
+
*序盤の猛攻を捌くためにマナを使うと、ドローができず、対抗手段を使うマナまでたどり着けず、という悪循環に陥ることもある。
  
 
==主なゼロックスデッキ==
 
==主なゼロックスデッキ==

2008年8月19日 (火) 17:10時点における版

ゼロックス(Xerox)とは、Alan Comerによって生み出された理論。ゼロックス理論とも呼ばれる。"xerox"はコピーという意味。

簡単に説明すると、「土地を引く確率を減らす分、引くこと自体の回数を増やすことで土地事故は減らせる」ということに着目し、土地の枚数を削ると共にドローカードを詰め込み、それによってデッキの安定とともに中盤以降の「無駄なドロー」をなくすことができるというもの。ドロースペルにより擬似的にライブラリーの総枚数を減らし、デッキの一様性を高める戦術である。1,2マナドローもしくはキャントリップを2枚入れれば土地を1枚減らしても良い、というのが大体の目安。

しかし、いくら土地を減らしても良いとはいっても、減らしすぎると土地事故でドロースペルを唱える事もできなくなるので本末転倒である。極論になってしまうが、1,2マナドローを48枚入れたからといって、土地が0枚で良いわけが無い。あくまで必要最低限の土地しか引かないことで、擬似的なカード・アドバンテージを得るための構築技術であることに留意しておきたい。

これを具体化したデッキがターボ・ゼロックスであり、他にもミラクルグロウオプトブルーなどで採用されている。その他のコントロールでも応用されている事も多い。

  • マナを大量に使うコントロールの場合、土地の総数が少ないことから、展開できる土地の数が少なく、必要な時にマナが無いということが往々にしてある。
  • 序盤の猛攻を捌くためにマナを使うと、ドローができず、対抗手段を使うマナまでたどり着けず、という悪循環に陥ることもある。

主なゼロックスデッキ

参考

QR Code.gif