サリンス/Sarinth
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サリンスには油および油よりも濃く粘性の高いある種の液体が埋蔵され、地面からぶくぶくと湧き出る場所がある。ミシュラはその液体から、火薬のように高い可燃性のある部分を分離する方法を発見し、[[AR]]50年代には兵器へと利用した。 | サリンスには油および油よりも濃く粘性の高いある種の液体が埋蔵され、地面からぶくぶくと湧き出る場所がある。ミシュラはその液体から、火薬のように高い可燃性のある部分を分離する方法を発見し、[[AR]]50年代には兵器へと利用した。 | ||
− | + | ミシュラは乱伐して大森林の大部分を裸にし、山々から資源を奪い取った。兄弟戦争の後(AR73年頃)に残されたのは都市の廃墟と不毛の大地であり、振りやまぬ雨により土壌は削られ小川や峡谷が刻まれ、かつての森は茨の茂みや若木がはびこっていた。ロノム湖の湖岸は病気のような灰色の苔が浜辺をびっしりと覆っていた。 | |
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2018年11月16日 (金) 02:14時点における版
サリンス/Sarinthはアンティキティー時代のドミナリア/Dominariaの都市および国。
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解説
サリンスは兄弟戦争/Brothers' War期のテリシア/Terisiareのロノム湖/Ronom Lake西岸近くにある城塞都市、および、その都市を首都とし周辺地域を領土とする国である(地図)。領土の全体像は定かではないが、ロノム湖西部から西北部に広がる森林地帯の一部あるいは全てが含まれ、領域内にはいくつかの山々も存在する。サリンスの南から西は大砂漠/Great Desertであり、南方にトマクル/Tomakul、西方にテリシア市/Terisia Cityが位置する。ロノム湖の湖岸は一面の白い砂浜であり、湖を越えた東の対岸はギックス僧院/Monastery of Gixの領土である。
首都サリンスは城壁に守られた堅牢な都市である。何年もの間、北方のYumok(ユモック)から襲撃されていたが、首都の防備を固めて攻撃を退けた(槍の壁/Wall of Spears#ストーリー参照)。
森林に生息する暴れ狂う大喰らいのワーム/Craw Wurm3匹を、一握りの農民上がりの長槍兵が撃退した記録がある。これはサリンスの戦い/Battle of Sarinthの名で伝えられている。
豊かな鉱物資源と森林で知られる。サリンスのice-stone(氷の石)は光沢があり透明な宝石で鋼鉄並みの硬度があり、遠方のクルーグ/Kroogでも売られている様子が描かれている。
ファラジ帝国/Fallaji Empireの長王ミシュラ/Mishraはサリンスの金属と木材資源を手中に収めるためアシュノッド/Ashnodを交渉使節として派遣し、サリンスの指導者たちに恭順の意を示すように強要した。サリンスが要求を退けるやミシュラは軍による侵略を開始し、サリンスとファラジの戦争に突入する。数年にわたる戦争の後にサリンスの首都は陥落するも、ほとんどの地方で反乱は続き、兄弟戦争末期までにはサリンス全土が動乱の地となっていた。
ファラジとの戦中戦後には国を捨て南へと逃れた難民の姿もあった。フェルドン/Feldonによる第三の道への導きでテリシア市へ移住した予見者たち(seers)もいた。
サリンスには油および油よりも濃く粘性の高いある種の液体が埋蔵され、地面からぶくぶくと湧き出る場所がある。ミシュラはその液体から、火薬のように高い可燃性のある部分を分離する方法を発見し、AR50年代には兵器へと利用した。
ミシュラは乱伐して大森林の大部分を裸にし、山々から資源を奪い取った。兄弟戦争の後(AR73年頃)に残されたのは都市の廃墟と不毛の大地であり、振りやまぬ雨により土壌は削られ小川や峡谷が刻まれ、かつての森は茨の茂みや若木がはびこっていた。ロノム湖の湖岸は病気のような灰色の苔が浜辺をびっしりと覆っていた。
登場
登場カード
登場作品
- A History of Antiquities(掌編。Duelist Supplement誌掲載。地図にサリンスが記載されている)
- Urza-Mishra War#1(コミック。名称のみの登場)[1]
- The Brothers' War(小説)
- Loran's Smile(The Colors of Magic収録の短編)
脚注
- ↑ Urza-Mishra War#2にはSardinthという地名が登場するがSarinthの誤記の可能性がある