忌むべき者のかがり火/Bonfire of the Damned
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2017年7月28日 (金) 05:12時点における版
ソーサリー
プレイヤー1人かプレインズウォーカー1体を対象とする。忌むべき者のかがり火はそれとそのプレイヤーかそのプレインズウォーカーのコントローラーがコントロールする各クリーチャーにそれぞれX点のダメージを与える。
奇跡(X)(赤)(あなたがこのカードを引いたとき、これがこのターンに最初に引いたカードだった場合、あなたはこれの奇跡コストを支払うことでこれを唱えてもよい。)
赤の神話レアの奇跡は、プレイヤー1人とそのプレイヤーがコントロールするクリーチャー全体へのX火力。
一般的に、奇跡呪文は「奇跡のタイミングが選べない」「そのまま唱えると重い」という欠点があるが、このカードの場合は双方の欠点をある程度克服している。第一に、自軍が損害を被らない効果であり、また最低でも対戦相手へのX火力となるので、「奇跡できたもののタイミングが悪く唱えられない」という状況が比較的少ない事。第二に、対ビートダウン、特に対ウィニーでは、そのまま唱えても十分な効果がある事。通常のデッキだとせいぜいX=2程度だが、それでも普通のビートダウンなら戦線が瓦解し、ウィニーならばほぼ壊滅する威力である。
ビートダウンの対ビートダウンカードとしては極めて強力。自軍が被害を被らない全体火力という事でカード・アドバンテージとボード・アドバンテージの両方を簡単に得られ、中盤以降のこれ一枚で劣勢をひっくり返すことも稀では無い。
他方、対コントロールでは、クリーチャーを展開しない事が多いので、重い割に旨みの少ないカードという評価になる。2~3点程度のプレイヤー火力で終わることも少なくなく、もっと確実な除去を入れた方がよい場合も多いだろう。
以上を踏まえると、環境がビートダウン寄りである場合に最も力を発揮するカードであると言えるが、幸いにもイニストラード・ブロック期のスタンダード環境はビートダウンがトップメタである。発売前の下馬評こそそこまで高くなかったが、すぐに頭角を現し、アヴァシンの帰還のトップレアとなった。奇跡コスト・通常コストともに火種がシングルシンボルなのも重要な点で、このカードのために二色目、三色目を赤にするデッキも存在するほど。
- 2013年4月27日~28日に開催された『ニコニコ超会議2』において、2012年を代表するカードとして展示された。(参考)
関連カード
いずれもプレイヤー1人と、そのコントロールする各クリーチャーにダメージを与えるソーサリー。
- 炎の波/Flame Wave - (3)(赤)(赤)(赤)(赤)で4点固定。
- 溶岩崩れ/Lavalanche - (黒)(赤)(緑)(X)。
サイクル
アヴァシンの帰還の、奇跡を持つ神話レアの呪文のサイクル。白・青・赤に1枚ずつ存在する。
- 天使への願い/Entreat the Angels
- 時間の熟達/Temporal Mastery
- 忌むべき者のかがり火/Bonfire of the Damned