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フレイバー・テキスト

提供: MTG Wiki
(フレーバーテキストから転送)

フレイバー・テキスト/Flavor Text(略してFT)とは、カードの文章欄に書かれている、ルール・テキストでない文。そのカードの雰囲気や世界観をあらわすために使われる。ゲームのプレイやルールには関係しない。類似するものとしてフレイバー語も存在する。

  • フレイバー(Flavor)とは「風味」を意味する語。文字通りカードに風味を付けている。

概要

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元は能力を持たないバニラ・クリーチャーの文章欄を埋めるためのものだった(ルールブックにも登場したハールーン・ミノタウルス/Hurloon Minotaurはその代表例と言える)が、次第にそれ以外のカードにも書かれるようになった。

ひねりと機知の利いた文章が多く、内容も多種多様である。カードの効果に合わせたもののみならず、そのセットの題材となっている次元/Plane・地域や文化の紹介、物語における重要人物の行動や抱える内情、名も無き住民の生活あるいはその一場面、詩や歌、そして一種のパロディなど、バラエティに富んでいる。通常はクリエイティブ・チームによって書かれるが、デザイン・チームが考えたものがそのまま採用されることもある。

マジック:ザ・ギャザリングはトレーディングカードゲームゆえ、(公式サイトの小説・設定記事などを読んでいないプレイヤーにとっては)ブースター・パックからランダムに手に入るカードから物語を読み解いていくという性質がある。セット内のエピソードをプレイヤーが目にする順番を制御することが難しいため、(2016年に導入された注目のストーリーもあわせて)開発部はプレイヤーへ背景世界の情報をどう与えるかについて腐心している。

ポータル系列、およびエルフvs発明者(2018年)以降では、ルール・テキストとフレイバー・テキストの間に罫線が引かれている。新枠#ドミナリア以降のカード枠も参照。

記載の頻度と省略

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書体

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立体で書かれるルール・テキストと区別するため、異なる書体が使われることがほとんどである。

  • 英語版、ドイツ語版、スペイン語版、フランス語版、イタリア語版、ポルトガル語版、ロシア語版では、イタリック体が使われている。
  • 日本語版では、第4版の一部のカードで明朝体が使われていたことを除いて、楷書体(教科書体)が使われている。
  • 韓国語版では、ビジョンズまでは立体だったため、ルール・テキストとの区別が難しかったが、ウェザーライト以降は斜体になっている。
  • 簡体字中国語版では、時期によって斜体→立体と変わっている。
  • 繁体字中国語版では、時期によって立体→斜体→立体と変わっている。

誤植

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ゲーム上意味を持たないため、内容に誤植があっても問題になることは通常ないが、以下の場合はゲームに支障をきたす可能性がある。

  • ルール・テキストがフレイバー・テキストの書体で書かれている場合(日本語版の例:スランの戦争機械/Thran War Machine)。読み飛ばさないようにしよう。
  • フレイバー・テキストがルール・テキストの書体で書かれている場合(日本語版の例:取り引きのテーブル/Bargaining Table)。もちろんこの場合もゲームには影響しない。

魅力的なフレイバー・テキスト

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人気の高いフレイバー・テキストの一部を以下に一例として紹介する。

なぞなぞや暗号めいたもの
時間の名人/Temporal Adept、火想者ニヴ=ミゼット/Niv-Mizzet, the Firemind、ギルド門、タミヨウの日誌/Tamiyo's Journalなど
言葉遊びや韻を踏んだもの
魔の魅惑/Aluren、Now I Know My ABC's、どんでん返し/Switcheroo、かき回すゴブリン/Rummaging Goblinなど
  • 翻訳の都合上、日本語版・英語版のみだと意味が伝わりにくいものも多い一方で、うまく訳しているものもある(誤訳/名訳)。複数の翻訳版を見比べるのも一興。
複数のカードにまたがっているもの
夜と昼の恋歌/Love Song of Night and Day (ストーリー)、ファイレクシアの告発者/Phyrexian Denouncer(各種キャリアー)、分散/Disperse、刻まれた大怪物/Etched Monstrosityなど
古典文学や詩からの引用
スケイズ・ゾンビ/Scathe Zombies、真珠色の一角獣/Pearled Unicorn、地獄界の夢/Underworld Dreamsなど
シンプルな一文
溶岩の斧/Lava Axe、行き詰まり/Standstill、ヴェズーヴァ/Vesuva、熟達の魔術師アーテイ/Ertai, Wizard Adeptなど
ブラックジョーク
ゴブリンのそり乗り/Goblin Sledder、ゴブリンの試験操縦士/Goblin Test Pilot、有象無象の大砲/Fodder Cannon、補償金/Reparationsなど
印象深い文章
最後の言葉/Last Word、怒りの天使アクローマ/Akroma, Angel of Wrath、抹消/Obliterate、不毛の栄光/Barren Gloryなど
歴代カードへのリスペクトやオマージュ
ファイレクシアの抹消者/Phyrexian Obliterator、アカデミーの廃墟/Academy Ruins、稲妻/Lightning Boltなど
  • 各カードの元となったものと比較すると味わい深い。
再録であることを暗に示しているもの
エイトグ/Atog(ミラディン版)、稲妻/Lightning Bolt(基本セット2010版)、巨大な戦慄大口/Colossal Dreadmaw(イクサランの相克版)、稲妻のらせん/Lightning Helix(カルロフ邸殺人事件版)など

翻訳

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英語版以外では、ほとんどの場合、英語版のフレイバー・テキストがそれぞれの言語に翻訳されている。

旧ルール

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ゴジラシリーズ・カードやユニバースビヨンドといったコラボカードでは、カード名欄の1行目に書かれている名前はフレイバー・テキスト(代替の名前/Alternate Name)として扱われ、ルール上意味を持つカード名は2行目の副題行のみであるとされていた(当時の総合ルール201.5)。2022年4月のニューカペナの街角発売以降は別名/Alternate Nameへと訳語が改められるとともにフレイバー・テキスト扱いではなくなり、別名をそのカードのルール・テキスト内で使用可能となった。

その他

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  • サッフィー・エリクスドッター/Saffi Eriksdotterや"Ach! Hans, Run!"のように、他のカードのフレイバー・テキストによって生まれたといっても過言ではないカードまで存在する。
  • 通常のマジックならばあっても無くてもゲームには関係ないのだが、アン・カードにはフレイバー・テキストに関係するカードがある(例:My First Tome)。
  • トーメントまでの、フレイバー・テキストが割り当てられている全カードについて、内容をマジック公式ウェブサイトの「The FlavOracle」のページで確認することができた[2]。

脚注

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参考

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引用:総合ルール 20260807.0