猛将 張飛/Zhang Fei, Fierce Warrior

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三国志演義の主人公の1人。[[列聖の武将 関羽/Guan Yu, Sainted Warrior|関羽]][[蜀主 劉備/Liu Bei, Lord of Shu|劉備]]とともに[[桃園の契り/Peach Garden Oath]]を交わした仲。
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三国志演義の主人公の1人。「万夫不当」(一万人の兵士でも太刀打ちできない)とまで呼ばれた武将だけあり、[[セラの天使/Serra Angel]][[馬術]]版といえる[[大型クリーチャー]]。セラの天使より1[[マナ]][[重い|重く]][[伝説のクリーチャー]]となっている。
  
[[セラの天使/Serra Angel]][[馬術]]版といえるステータス。セラの天使より1[[マナ]][[重い|重く]][[伝説のクリーチャー]]となっている。
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全般に小粒なものが多い[[ポータル三国志]][[環境]]において、この[[サイズ]]のクリーチャーが[[アタック]]に[[ブロック (ルール用語)|ブロック]]にと暴れ回るのはかなりの脅威となる。性質上[[コンバット・トリック]]の危険もない環境なので、怖いものはせいぜい直接的な[[除去]]か相討ちになりえる大型クリーチャーぐらいしかない。
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通常の[[エターナル]]では、[[対戦相手]]が馬術持ちを使っていることは非常に稀。そのため事実上の[[アンブロッカブル]]なので[[クロック]]を刻むうえで有用だが、同じ理由の裏返しで[[警戒]]があまり意味を持たない感が強い。[[重い]]うえに[[除去耐性]]もないので、[[フィニッシャー]]としては少々頼りないか。
  
 
*[[2007年9月サブタイプ変更]]で[[人間]]・[[兵士]]・[[戦士]]の[[クリーチャー・タイプ]]を獲得した。
 
*[[2007年9月サブタイプ変更]]で[[人間]]・[[兵士]]・[[戦士]]の[[クリーチャー・タイプ]]を獲得した。
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*[[蜀主 劉備/Liu Bei, Lord of Shu|劉備]]と同郷の幽州タク郡タク県の出身。実家は裕福な大商人であり、天下の豪傑たちを招いて交友することを好んだ。その縁で知り合った劉備・[[列聖の武将 関羽/Guan Yu, Sainted Warrior|関羽]]と有名な[[桃園の契り/Peach Garden Oath]]を結ぶ(ちなみにこの「桃園」は張飛の屋敷の裏庭である)。以後、劉備の片腕として常に共に行動し、劉備軍に関張ありと恐れられる。特にわずか二十騎で殿軍を勤めて数万の魏の追撃軍を足止めし続けたという「長坂坡の戦い」は有名。酒を愛し義侠心に溢れるが頭を使うのはニガテで、賄賂を要求してきた役人を後先考えずブン殴ってしまったりするトラブルメーカーでもあるが、物語後半では魏の名将[[魏の将軍 張コウ/Zhang He, Wei General|張コウ]]を策を使って打ち破るなど成長を見せている。しかし部下に理不尽に厳しく当たる性格が災いし、最期は酔って寝ている間に部下に殺されてしまった。
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**学問と礼節を重んじる関羽とは対照的なキャラクター。後に神格化までされた関羽に比べて見せ場も少なく不遇な扱いを受けているが、それは三国志演義の編纂者が元士大夫(役人)階級の人物であったため、張飛の見せ場を削って関羽の手柄にしてしまったからだと言われている。編纂の手が加わる以前の、庶民の間で講釈や演劇の形で語り継がれた民間伝承などでは、悪徳役人どもを有無を言わさずぶっとばす痛快なヒーローとして親しまれており、他とは比較にならない数の話が伝わっている人気の人物である。
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**実は魏の君主、[[魏公 曹操/Cao Cao, Lord of Wei|曹操]]とは親戚関係である。曹操の親戚である夏侯一族の娘を(拉致同然にだが)妻にしたため。そしてその妻との間に生まれた娘が、劉備の息子の妻になっている。後に魏で[[魏の大将軍 司馬懿/Sima Yi, Wei Field Marshal|司馬一族]]がクーデターを起こした際、夏侯覇という魏の重鎮がこの縁戚関係を頼って蜀へと亡命してきたというエピソードがある。
  
 
==関連カード==
 
==関連カード==

2011年12月3日 (土) 12:22時点における版


Zhang Fei, Fierce Warrior / 猛将 張飛 (4)(白)(白)
伝説のクリーチャー — 人間(Human) 兵士(Soldier) 戦士(Warrior)

警戒、馬術(このクリーチャーは、馬術を持たないクリーチャーによってはブロックされない。)

4/4

三国志演義の主人公の1人。「万夫不当」(一万人の兵士でも太刀打ちできない)とまで呼ばれた武将だけあり、セラの天使/Serra Angel馬術版といえる大型クリーチャー。セラの天使より1マナ重く伝説のクリーチャーとなっている。

全般に小粒なものが多いポータル三国志環境において、このサイズのクリーチャーがアタックブロックにと暴れ回るのはかなりの脅威となる。性質上コンバット・トリックの危険もない環境なので、怖いものはせいぜい直接的な除去か相討ちになりえる大型クリーチャーぐらいしかない。

通常のエターナルでは、対戦相手が馬術持ちを使っていることは非常に稀。そのため事実上のアンブロッカブルなのでクロックを刻むうえで有用だが、同じ理由の裏返しで警戒があまり意味を持たない感が強い。重いうえに除去耐性もないので、フィニッシャーとしては少々頼りないか。

  • 2007年9月サブタイプ変更人間兵士戦士クリーチャー・タイプを獲得した。
  • 劉備と同郷の幽州タク郡タク県の出身。実家は裕福な大商人であり、天下の豪傑たちを招いて交友することを好んだ。その縁で知り合った劉備・関羽と有名な桃園の契り/Peach Garden Oathを結ぶ(ちなみにこの「桃園」は張飛の屋敷の裏庭である)。以後、劉備の片腕として常に共に行動し、劉備軍に関張ありと恐れられる。特にわずか二十騎で殿軍を勤めて数万の魏の追撃軍を足止めし続けたという「長坂坡の戦い」は有名。酒を愛し義侠心に溢れるが頭を使うのはニガテで、賄賂を要求してきた役人を後先考えずブン殴ってしまったりするトラブルメーカーでもあるが、物語後半では魏の名将張コウを策を使って打ち破るなど成長を見せている。しかし部下に理不尽に厳しく当たる性格が災いし、最期は酔って寝ている間に部下に殺されてしまった。
    • 学問と礼節を重んじる関羽とは対照的なキャラクター。後に神格化までされた関羽に比べて見せ場も少なく不遇な扱いを受けているが、それは三国志演義の編纂者が元士大夫(役人)階級の人物であったため、張飛の見せ場を削って関羽の手柄にしてしまったからだと言われている。編纂の手が加わる以前の、庶民の間で講釈や演劇の形で語り継がれた民間伝承などでは、悪徳役人どもを有無を言わさずぶっとばす痛快なヒーローとして親しまれており、他とは比較にならない数の話が伝わっている人気の人物である。
    • 実は魏の君主、曹操とは親戚関係である。曹操の親戚である夏侯一族の娘を(拉致同然にだが)妻にしたため。そしてその妻との間に生まれた娘が、劉備の息子の妻になっている。後に魏で司馬一族がクーデターを起こした際、夏侯覇という魏の重鎮がこの縁戚関係を頼って蜀へと亡命してきたというエピソードがある。

関連カード

桃園の契りの関係

参考

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