ハウスルール
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ハウスルール(House Rules)とは、身内だけや一部の地域でしか通用しない非公式なルールのこと。ローカルルール(Local Rules)とも呼ばれる。混乱やトラブルを避けるためにも出来る限り公式ルールに従ったほうがよいが、プレイヤー全員が同意していればマジックはどんなアレンジや遊び方でプレイしようが自由である。
特に多人数戦は第9版まで統一ルールが無かったため、ゲームバランス調整のために様々なハウスルールがある。また、アン・ゲームを行う場合なども設定しておいた方が無難だろう。
- マジックに限らず、様々なゲームにハウスルールは存在している。トランプや麻雀のルールが地方によって異なるのも、ハウスルールが広まり一般化した例の一つ。
- ここでいう「ハウス」とは、元々はルールの適用される範囲として、店舗や家屋のことを示していたことに由来する。ゲーム以外でも「店内は写真撮影禁止。違反した場合は即刻退去」というのも一種のハウスルールである。
- 独自にカード・プールを制限する、リミテッドのブースターパックの数や開封方法を変更するといった非公式フォーマットも広義のハウスルールに含まれる。
- 仲間内のカジュアルプレイで、カード・プールは特に設定しないが禁止カードや禁止デッキなどを独自に決める、というのもハウスルールの1つ。
- 日本語版第4版ルールブックには、「デュエルの勝者は、おやつ基金に100円を寄付する」なんてハウスルールが載っていたりする。
- どんな遊び方も自由とはいうが、法律や条例は守ろう。私有地内であっても、ハウスルールの内容が法に反していれば当然法律が優先され、罰則が適用される。
- 特にアンティルールは日本国内では賭博罪に問われる恐れがある。
- 特定の参加者が常に不利になる、カードを含む財産や身体が脅かされる等、公平性や安全性を欠くルールもゲームとして問題があるだろう。お互いに許し合える仲間同士ならともかく、嫌がる人を無理やりハウスルールに付き合わせるなど以ての外である。