粘土像/Clay Statue
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再生能力の強さをよく感じられるアーティファクト・クリーチャー。
タフネスが低いものの、再生があるので生存率が高い。無難なパワーも持っているため、「相手を倒しつつ自分は再生」という戦い方が嫌らしい。
作られた当時の有力クリーチャー、巨大戦車/Juggernautをブロックして一方的に勝てるため、それを想定してデッキに投入されることがあった。
- 初出時はクリーチャー・タイプがなかったが、2007年9月サブタイプ変更でゴーレムが追加された。
- 最古の3/1クリーチャー。再生と組み合わせたものはのちの黒に多く登場。
ストーリー
粘土像/Clay Statueはタウノス/Tawnosが発明した自動人形の戦士(イラスト1、イラスト2)。内骨格を特殊な粘土の外装で覆っており、衝撃への高い耐性を持ち、損傷部位は粘土がすぐにふさいでしまう。ウルザ/Urza陣営の機械兵士の1種として多用された。
28ARにファラジ帝国/Fallaji Empireの急襲によってクルーグ/Kroogが陥落した後、タウノスと妊婦カイラ/Kaylaの逃走生活が始まる(翌年カイラはハービン/Harbinを出産)。隠れ住んだ山脈で特殊粘土の鉱床(deposit)を発見。ファラジの奴隷狩りから身を守るため、二度目の冬にタウノスは柳細工と金属の骨格を粘土で覆った、最初の粘土像2体を一行の護衛として製作した。
3年にわたる苦難の放浪を経て、31ARに再会したウルザは2体の粘土像を評価してタウノスにマスターの称号を与えた。
タウノスは、もっともすぐれたウルザの弟子と称されていた。彼がこの戦士を作り上げたあと、ウルザは彼の徒弟期間が終わったことを告げ、ただちにマスターの称号を与えた。
特殊粘土そのものが切断しても流動して再び結合する性質を有している。タウノスは当初、この粘土にはパワーストーン/Powerstoneと同様の何かが含まれていると考えたが、分析しきれず確信が持てなかった。また、原初の特質(primal nature)を有する大地を突き止めたのかもしれないとも述べた。この粘土は原初の土/Primal Clayと命名され、粘土像に刺激されたウルザは骨格を持たず変形可能な自動人形の着想を得る(→原初の土/Primal Clay#ストーリーと多相の戦士/Shapeshifter#ストーリー参照)。
- 原初の土は特殊な性質やflowing(流動する)という形容から、スラン/Thranかファイレクシア/Phyrexiaの遺物である流動石/Flowstoneやその原型、あるいは、それに類するナノマシンの可能性がある。