フェロッズの封印/Feroz's Ban
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クリーチャー呪文のコストを2マナ増やす効果はなかなかに嫌らしいが、これ自体が6マナと重い。これが出る頃には大抵のクリーチャーデッキは展開を終えているだろう。 これが有効に働くような防御的なデッキでは、これを出している暇があったら神の怒り/Wrath of Godを打った方が早いということもあり、無色であることの利点もあまり活かされることなく去って行った感がある。
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参考
- [Words: The 100 Worst Magic Cards of All Time] 第36位(Braingeyser)
- カード個別評価:ホームランド - アンコモン1
- カード個別評価:7版(7th)
- カード個別評価:5版(5th)
フェロッズの封印/Feroz's Ban(ストーリー) [#story]
第20世代期、外界からの侵入者テイザー/Taysirの蛮行をきっかけに、ウルグローサ/Ulgrothaの守護者フェロッズ/Ferozが世界を守るために創り出した大魔法。 ウルグローサ全体を包み込む魔法の障壁であり、あたかもウルグローサが多元宇宙から消滅したかのような状態に偽装する。
この封印の効力は、他の次元と繋がる門を消失させ、占術(scrying)や探知(detection)を遮断し、外界からの召喚よりクリーチャーを保護するとともに、ウルグローサへの侵入を禁止する、というもの。
この封印に守られることで枯渇していたマナがこの次元中に再び溜まっていき、ホームランドの再生を促進することになったが、Apocalypse Chime(終末の鐘)によって切り広げられた次元の裂け目(Rift)からのマナ流出を止められはしなかった。 余談だが、The Great Wood(大森林)に蓄積されたマナの影響を受けた妖精が大森林の化身オータム・ウィロウ/Autumn Willowへと生まれ変わっている。
第30世代期にフェロッズが亡くなると、封印は徐々に防御力を弱体化。第31世代期にはプレインズウォーカーの侵入を防ぐことは出来なくなった(この頃には復活したテイザーが度々外界と行き来をしている)。
4205ARには、封印の効力は消失しているようで、ウルザ/Urzaがアナーバ/Anabaで暮らすテイザーとダリア/Dariaを苦もなく訪問している。また、AR46世紀にはレシュラック/LeshracがCastle Sengir(センギア城)上空に姿を現している。
登場カード
参考
- ホームランド
- ウルグローサ/Ulgrotha
- フェロッズ/Feroz
- Homelands:The Making of a Magic Expansion(Duelist7号の記事)
- Autumn Willow, Caretaker of the Wood(Duelist9号の記事)
- Homelands on the World of MAGIC:the Gathering(アメコミ版ホームランド)
- Invasion(小説)
- Future Sight(小説)
- 背景世界/ストーリー用語