三畳紀の卵/Triassic Egg
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最低2ターンの時間とのべ10マナ、そしてこのカード自身を糧として、手札もしくは墓地のクリーチャーを戦場に出す。
これが作られたレジェンドは、初めて多色カードが作られたセットで、その「出しにくさ」に対処するために作られたカードの1つだった。だが、正直かなり気の長いカードで、またそこまでして出す価値のある多色カードも少なかったため、あまり注目されていなかった。
このカードが作られてから10年あまり。とんでもない高コスト・高性能なクリーチャーが増えた後の世では、もしかしたら実用品かもしれない。
リアニメイトなら、墓地からでも手札からでも良いので利用価値は充分あるかもしれない。
オラクルの変遷
クロニクル版の印刷されたカードではhatchlingカウンターを用いているのにもかかわらず、オラクルでは1999年9月頃からincubationカウンターが用いられていた(レジェンド版は名前無し)。どちらもこのカードにしか使われていないカウンターであり、印刷されたカードに合わせるため、2008年9月のオラクル更新でhatchlingカウンターに変更された。なお、日本語版ではどちらの訳語も「孵化カウンター」であったが、hatchlingカウンターに戻る際に日本語訳も「孵化カウンター」から「雛カウンター」に変更された。
また、クロニクル版では「あなたの手札または墓地にあるクリーチャー・カード1枚を対象とする」と書かれているが、手札のカードを対象にとることは不可能である。1998年7月頃のオラクル更新では、モードの書式は採っていないが「あなたの手札からクリーチャー・カードを1枚選ぶ」か「あなたの墓地からクリーチャー・カード1枚を対象として選ぶ」の二択に分けられた。1999年9月頃のオラクル更新では、どちらも対象をとらずに単に選ぶ形に変更された。
2001年8月頃のオラクル更新では、テキストの簡略化のために「雛(孵化)カウンターが2個以上置かれている場合」の起動条件が「雛(孵化)カウンターを2個取り除く」の起動コストに変更された。
その後、2010年7月の更新で、対象関係は1998年7月頃に近いモードの形に変更され、起動コストも起動条件に戻された。
参考
- カード個別評価:レジェンド - レア1
- カード個別評価:クロニクル - アンコモン1