遊戯王OCG
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遊戯王OCGは、KONAMIによって製作・販売されているトレーディングカードゲームである。
詳細はwikipedia:ja:遊戯王OCGを参照のこと。
概要
週刊少年ジャンプに連載された漫画「遊☆戯☆王」に登場した、マジック:ザ・ギャザリングをモチーフとしたカードゲーム、「マジック&ウィザーズ」を再現したカードゲームである。
1999年2月に「遊☆戯☆王OCG デュエルモンスターズ」として発売されて以来、2008年3月に「遊☆戯☆王5D's OCG」、2011年3月に「遊☆戯☆王ZEXAL OCG」、2014年3月に「遊☆戯☆王ARC-V OCG」2017年3月から再び「遊☆戯☆王OCG デュエルモンスターズ」とタイトルを変更し、現在に至るまで世界各国で販売されている(変更されているのは商品名だけであり、カード自体は互換性がある)。
原作漫画の連載終了後も高い人気を誇り、2019年には20周年を迎えるロングセラーとなっている。 2009年7月には、ギネス・ワールド・レコード社より、「世界で最も販売枚数の多いトレーディングカードゲーム」としてギネス世界記録に認定された。2009年4月時点の累計販売枚数は225億枚を突破している。
マジックのようにプロツアーは存在しないが、公認非公認問わず大会は各地で行われており、毎年世界選手権も開催されている。 また、マジックと同じく、コレクターとして楽しむ人も多い。
特徴
マジックとの最大の相違点は、カードを使うのにマナ・コストが無いことである。そのため基本的なルールはTCG初心者でも理解しやすい。 一方で、カードのパワーバランスを取るのが難しく、その性質上環境が他に類を見ない程高速。また、かつてはルール整備が未発達で内容の把握が難しく、効果の複雑さも相まって難解なカードゲームという印象を持たれることが多かった。現在はテキストこそ長めなものの、公式データベースが発展したことによりカード効果を理解しやすくなっている。
マジックのクリーチャーに当たる「モンスター」に召喚酔いがない、一定の条件を満たした場合「EXデッキ」と呼ばれる通常のデッキとは別枠のデッキから大型モンスターが場に出るなど、その特異なルールによってMTGのアーキタイプによる分類は難しい。強いて言うなれば大半のデッキはサーチやデッキから直接場に出す事を多用し大型モンスターに繋げるコンボデッキの側面が強い。
様々デッキがメタゲーム上に登場しているが、レガシー並みのゲーム展開がトップメタ・メタ外問わず発生する。「手札誘発」と呼ばれるピッチスペル相当のカードがあり、マストカウンターの知識も問われる。
国産TCGでは珍しくサイドデッキ(サイドボード)も存在する。
一方でローテーションの概念はなく、禁止カード・制限カードを設定することでゲームバランスを取っているため、禁止・制限リストの量は時代が下るごとに増加している。
初期の頃を中心にマジックのカードをモチーフとしてデザインされたカードも多い。 また、マジックを参考にしたと思われる用語やルールもある。
- マジック固有の用語を一般名詞と勘違いしてモリンフェン/Morinfenという名前のカードを登場させてしまった事がある。絶妙な弱さのバニラだったため甲鱗のワーム/Scaled Wurmのようなカルト人気がある。