ウルザ、タイタンズを組織する/Urza Assembles the Titans
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エンチャント — 英雄譚(Saga)
先読(章を選び、それに等しい数の伝承(lore)カウンターで始める。あなたのドロー・ステップの後に、伝承カウンター1個を追加する。飛ばされた章は誘発しない。IIIの後に、生け贄に捧げる。)
I ― 占術4を行う。その後、あなたのライブラリーの一番上にあるカード1枚を公開してもよい。これによりプレインズウォーカー・カードが公開されたなら、それをあなたの手札に加える。
II ― あなたは、あなたの手札にありマナ総量が6以下であるプレインズウォーカー・カード1枚を戦場に出してもよい。
III ― このターン、あなたは、あなたがコントロールしている各プレインズウォーカーの忠誠度能力を、1回のみではなく2回起動してもよい。
ウルザ/Urzaがナイン・タイタンズ/Nine Titansを組織し、ファイレクシア/Phyrexiaとの闘いに向かう姿を描いた英雄譚。
I章の能力でプレインズウォーカーをサーチしII章の能力でプレインズウォーカーを展開しIII章の能力で忠誠度能力を2度使えるようにするという、プレインズウォーカーと組み合わせることを前提にデザインされたカード。 先読を持つため、手元にプレインズウォーカーがいないときはI章から初める事で疑似的なプレインズウォーカーのサーチができ、いるときはII章から素早くプレインズウォーカーと同時展開が可能。追加で場のプレインズウォーカーの忠誠度能力を打てば勝てる盤面であればIII章から始める事で最後の一押しにもなる。
ただ、個々の章の出力は5マナの呪文としてはどれも控えめ。また、I章は外れる可能性がありII章は手札のプレインズウォーカー、III章は場のプレインズウォーカー依存であるため機能する状況が限られるのも欠点。I章の後にハンデス、II章の後にプレインズウォーカーを除去されるなど相手の妨害で機能停止する可能性もあるため、総じて安定性が悪い。
リミテッドで使えるようなカードではないため使うなら構築なのだが、前述の安定性の低さの不利を覆せるほどの用途は見つかっておらず、現状での評価は低め。将来噛み合うプレインズウォーカーが出てくれば日の目を見る機会も来るかもしれない。
- III章能力が複数個同一ターンに解決されていたり、同時にテフェリーの誓い/Oath of Teferiをコントロールしていたとしても1ターンに起動できる忠誠度能力の上限は2回である。合わせて3回以上起動できるようにはならない[1]。
- 鎖のヴェール/The Chain Veil(こちらは重ねがけ可能)とは書式が異なるため注意。
- イラストに描かれているのは画面中央のウルザから時計回りにウィンドグレイス卿/Lord Windgrace、テイザー/Taysir、クリスティナ/Kristina、ガフ提督/Commodore Guff、フレイアリーズ/Freyalise、ボウ・リヴァー/Bo Levar、テヴェシュ・ザット/Tevesh Szat、ダリア/Daria。このうちテイザーとクリスティナは初めてカードのイラストに登場した。
関連カード
サイクル
団結のドミナリアの先読を持つレア以上の英雄譚。緑の世界呪文/The World Spellのみ神話レア。
- ウルザ、タイタンズを組織する/Urza Assembles the Titans
- ザルファーのフェイジング/The Phasing of Zhalfir
- ギックスの残虐/The Cruelty of Gix
- 巨竜戦争/The Elder Dragon War
- 世界呪文/The World Spell
脚注
- ↑ Dominaria United Release Notes/『団結のドミナリア』リリースノート(PDF)(Feature 2022年8月26日 Jess Dunks著)
参考
- ウルザ/Urza(背景世界/ストーリー用語)
- ナイン・タイタンズ/Nine Titans(背景世界/ストーリー用語)
- カード個別評価:団結のドミナリア - レア