こじ開け/Break Open
提供:MTG Wiki
対戦相手の裏向きのクリーチャーを強制的に表向きにするカード。
変異クリーチャーは表向きの方が強いクリーチャーが多いため、このカードは相手をサポートするようなものであり、ほとんど役に立たない。仮に、相手が変異誘発型能力を持つ変異クリーチャーをコントロールしていたなら、その誘発のタイミングを不適当なときにずらし、無効にできるかもしれない、という程度の効果はある。
- 裏向きのクリーチャーの正体を確認するならば、魂を見つめるエイヴン/Aven Soulgazerや諜報網/Spy Networkを用いた方がリスクはない。
- 蒼ざめた月/Pale Moonや生命の色/Lifelaceなど、大抵の弱いカードは結局何もしないカードであるが、これは使った方が不利になるという珍しいカードである。
- 使うとしたら自分のターンか相手の戦闘フェイズ終了後に裏向きの焦熱の火猫/Blistering Firecatに対して使用することだろうか。無論、博打である。
関連カード
裏向きのクリーチャーを表向きにするカード
- 現実を彫る者イクシドール/Ixidor, Reality Sculptor – 起動型能力
- スカークの騒ぎ屋/Skirk Alarmist – 自分のクリーチャーのみ。起動型能力。
ストーリー
こじ開け/Break Openのイラストは、オタリア/Otariaの蛮族が変異クリーチャー/Morph Creatureを大剣で割って中からセファリッドが顔を出した場面。フレイバー・テキストによると、面倒事の解決法には熟考と力ずくがあるが、蛮族は熟考した後、大抵は力ずくを選ぶという。
中身にセファリッドが詰め込まれているかのようなイラストは、変異クリーチャーの設定に矛盾している。ウィザーズ・オブ・ザ・コーストはその矛盾を認めた上で、呪文の効果を比喩的に表現したものと説明した。(→Ask Wizards - 2003/1/10参照)
参考
- 18,000 Words: The 100 Worst Magic Cards of All Time 第19位(Braingeyser)
- カード個別評価:オンスロート - コモン