托鉢する者/Alms Collector
提供:MTG Wiki
Alms Collector / 托鉢する者 (3)(白)
クリーチャー — 猫(Cat) クレリック(Cleric)
クリーチャー — 猫(Cat) クレリック(Cleric)
瞬速
対戦相手1人がカードを2枚以上引くなら、代わりにあなたとそのプレイヤーはそれぞれカードを1枚引く。
「平等」の白らしく、ドローを平等にしてしまうクリーチャー。 ただし自分のドローは平等化しないで一方的に分けてもらうだけなので、実体としては概念泥棒/Notion Thiefのような「ドローの奪取」である。
概念泥棒同様瞬速を生かして対戦相手のドロー呪文に対応して唱える運用が考えられるが、概念泥棒と比較すると白単色になったことでドローの奪取能力は大きく低下。相手も1枚は引ける上、元が何枚のドローであってもあくまで1枚しか奪えない。 また、「2枚以上のドロー」しか置換できないため、ヨーグモスの取り引き/Yawgmoth's Bargainのような「1枚のドローを何度も繰り返す」相手に対しては無力になっている。 一応、ドロー・ステップの最初のドローも(それが思考の反射/Thought Reflectionなどで2枚以上のドローになっているなら)置換できるのは概念泥棒に勝る点。
一方でクリーチャーとしてのサイズは3/4と向上。タフネスが大きく上がったことで戦闘や火力に強くなった。 瞬速を使って攻撃クリーチャーをブロックし、一方的に撃ち取るという使い方もできるのは概念泥棒にはない利点。 ただドローを奪うクリーチャーと考えるのでなく、ドローと攻撃、どちらに対しても奇襲ができるクリーチャーと考えるといいだろう。
ルール
- 置換できるのは「カードを引く」効果のみであり、「手札に加える」効果に対しては何もしない。
- 置換効果はひとつのイベントに対して一度しか働かない。
- イベントに対する置換効果の適用順は影響を受けるプレイヤーが決める(CR:616.1)。
- 例えば、あなたが托鉢する者をコントロールしている状況で、思考の反射/Thought Reflectionをコントロールしている対戦相手がカードを引く場合は下記のようになる。
- 「カードを1枚引く」場合、まず思考の反射により「カードを2枚引く」に置き換わり、それが更に托鉢する者で「お互いに1枚引く」に置き換わる。このとき更に思考の反射を適用して「相手が2枚、自分が1枚引く」とはならない。
- 「カードを2枚以上引く」場合、思考の反射と托鉢する者のどちらを先に適用するかを対戦相手が決める。
- 例えば、あなたが托鉢する者をコントロールしている状況で、思考の反射/Thought Reflectionをコントロールしている対戦相手がカードを引く場合は下記のようになる。
類似効果である盗用/Plagiarizeや概念泥棒/Notion Thiefの項も参照。