魂流し/Soulscour
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ミラディン・ブロック最狂(≠最強)のリセットカード。 当時、白がアーティファクト除去が苦手な色に移りつつあることを露骨に表している呪文。 点数で見たマナ・コストはなんと10。その上トリプルシンボルである。 これだけなら白茶単で使われたかもしれないが、同ブロックに親和があったのが最大の不幸。 親和が横行していた当時、相手のアーティファクトを残してしまうのは致命的で、単純には使われなかった。
リミテッドでは、余程長期戦向けのデッキが作れた時、1枚入れるかどうかといったところ。 デッキの構成によっては「撃てば勝ち」のカードになる可能性もある。
- ミラディン・ブロックで10マナ以上のカードは5枚あり、そのうち3枚は親和(アーティファクト)持ちである。
そうでないのはこれとダークスティールの巨像/Darksteel Colossusのみ。 ダークスティールの巨像はたいてい歯と爪/Tooth and Nailや召喚者の卵/Summoner's Eggなどを利用して出されるであろうから、実質的にはこれがミラディン・ブロックで一番重いカードであるといえるだろう。
- プレインズウォーカーに対処できる数少ない全体除去の1枚でもある(→リセットカード)。
もっとも、プレインズウォーカーがいる状態でこれのためのマナが溜まるのを待っているようでは、まず撃つ前にゲームが終わっているだろう。
- 太陽の拳/Fist of Suns経由で使うと相手は悶絶する…かも。
- 高木律氏の描くスターライトシリーズのマンガにはよく登場し、初手で4枚来たりと、主人公を苦しめた。
もちろん初手に4枚なんか来たら即マリガン級である(というかそもそもデッキに4枚入れるカードではない)。
輝く群れ/Shining Shoalの登場時に「白で最大のマナ・コスト」として少し注目を集めたが、そもそも10点ものダメージを一気に受ける機会は少なく、専用のファンデッキでしか使われることはなかった。 その上ラヴニカ:ギルドの都で土着のワーム/Autochthon Wurmに記録まで更新されてしまい、今や過去の遺物的な扱いである。