オナッケ/Onakke
提供:MTG Wiki
オナッケ/Onakkeはシャンダラー/Shandalarに存在したオーガの文明。優れた秘術と技巧を持っていたが、自らの被造物である鎖のヴェール/The Chain Veilによって滅んだ。
オナッケの遺跡に安置された鎖のヴェールを巡り、ガラク/Garrukとリリアナ・ヴェス/Liliana Vessの因縁が始まった。
目次 |
解説
ストーリーに初めて登場したのはコミックの「ハンターとヴェール」。その舞台としてオナッケの地下墓地/Onakke Catacombが登場し、その名称はガラクvsリリアナで、存在した次元/Planeがシャンダラーであることはプレインチェイス2012にて明かされた。
ガラクvsリリアナの時点では古代トロール文明が存在した地だったが、マジック2015―デュエルズ・オブ・ザ・プレインズウォーカーズおよび基本セット2015ではオナッケ文明を担っていたのはオーガという事になっている。
- この時代ではシャンダラーの「大障壁」/the Great Barrierの事は特に触れられておらず、存在自体が不明。
- カンナダ語(インド南部の言語)では、「Onakke(またはOnake)」は「先端に鉄の輪がついた細長い木製の米つき棒」のことを指す。
エピソード
The Raven's Eye (1)
The Raven's Eye第2部の最後にオナッケの遺跡と思われる霊廟。謎の声はリリアナを相応しい「Vessel(器)」と呼ぶ。
ハンターとヴェール
コソフェッド/Kothophedの命令を受けたリリアナは、廃墟となった霊廟から鎖のヴェールを略奪しようとこの次元を訪れる。一方、ガラクはウルソスの噂を聞きつけて狩猟にやってきた。ガラクはまんまとウルソスを仕留めるが、同じ日に、霊廟に向かうリリアナがガラクのスラーグ牙/Thragtuskを殺してしまったことから、2人のプレインズウォーカーの戦いの火蓋が切られる。緑と黒の魔法のせめぎ合いは遺跡の深部まで及んでいき、鎖のヴェールを入手したリリアナがその魔力でガラクを圧倒する。
ヴェールの呪い
ヴェールの呪いをかけられたガラクはリリアナの追跡を開始し、オナッケの遺跡を立ち去る。
The Raven's Eye (2)
どこかの次元。鎖のヴェールを入手したリリアナは、誰よりもThe Onakke(オナッケ人)に造詣が深いと噂の僧侶の遺体をアンデッドとして蘇らせる。この不浄な振る舞いに対し、住民たちは松明や武器を掲げリリアナを小屋へと追いつめ焼き殺そうとする。僧侶はオナッケ人とヴェールについて語るが、この老人もまたリリアナを「Vessel(器)」と呼ぶ。
実はリリアナが堕落へと道を踏み外した原因が、この老人の遺骸に宿る魂、Raven Man(鴉の男)であった。炎に包まれた小屋の中で、リリアナは老人の遺骸を破壊するが、鴉の男の魂はすでにどこかへと逃げてしまった。リリアナもプレインズウォークで旅立った。
登場
登場カード
登場作品・登場記事
- ハンターとヴェール/The Hunter and the Veil 第1部、第2部、第3部(ウェブコミック)
- ヴェールの呪い/The Veil's Curse第1部(ウェブコミック)
- ガラクvsリリアナ(デュエルデッキ)
- Writing Comics(Doug Beyerによるコミック制作記事、2010/1/6)
- The Raven's Eye 第2部、第3部(ウェブコミック)
- Veil of Deceit/欺瞞のヴェール(Daily MTG、Uncharted Realms、文:James Wyatt、訳:若月繭子)