スリヴァーの首領/Sliver Overlord (ストーリー)

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スリヴァーの首領/Sliver Overlordスカージに登場したキャラクター。

目次

解説

他のスリヴァーを制御する能力を持った特別個体。

4つの頭部と、鉤爪のついた3本の腕部を有し、全身は灰白色、太い胴体に紅色と空色の文様が特徴(イラスト)。4306AR女王が不在の新種スリヴァー群を統率する新たな支配者となる。

100年前のラース/Rath時代(当時の個体数は5千余り)を超える大集団にまでなった新種スリヴァーだったが、後述のようにミラーリ/Mirariの魔法爆発で大部分が死滅してしまう。スリヴァーの首領および生き残ったスリヴァーの顛末は、スカージのストーリーではそれ以上語られていないものの、2世紀後の時のらせんで再びスリヴァーは世界を脅かす大群となって登場している(→スリヴァー軍団/Sliver Legion#ストーリー)。

誕生の経緯

スリヴァーの首領の誕生には、公式サイトにおいて2つの異なる設定が公開されている。

激浪計画による育種

Randy Buehlerの記事Last Year's Zombie Deck(2003/05/23)によると、スリヴァーの首領は激浪計画/Riptide Projectが育種した個体とされている。

レギオンから受け継いだストーリーでは、激浪計画が誤って解き放ったスリヴァーの群れがオタリア/Otaria全土で暴れているという背景があり、スリヴァーの首領を育種した目的はスリヴァーを制御することにある(→激浪計画/Riptide Project#スリヴァー横行支配されざる横行/Uncontrolled Infestation#ストーリー参照)。

カローナと共に誕生

Randy Buehlerの記事の翌年、2004/03/08のRei Nakazawaの記事A Sliver Storyでは全く別の設定でのストーリーが公開された。

統率者たる女王が不在のスリヴァーの群れは迷走し混乱した状態にあり、ミラーリから発せられる波動を女王の呼び声と錯覚して、その大半がミラーリの元へと引き寄せられてしまう(→激浪計画/Riptide Project#スリヴァー研究参照)。

その結果、女神カローナ/Karonaが誕生した際の魔力”爆発”(magical “explosion”)の中心近くは、新種のスリヴァーのほとんどが集合している状態であった。スリヴァーはその力の炸裂に耐え切れなかったため、大半が絶命してしまう。しかし、ある小集団は(カローナの時と同じように)一つに融合すると共に、群れ意識(hive mind)を顕現する究極体「スリヴァーの首領」へと突然変異する。

登場

登場カード

登場記事

参考

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