多相の戦士の真髄/Shapeshifter's Marrow
提供:MTG Wiki
エンチャント
各対戦相手のアップキープの開始時に、そのプレイヤーは自分のライブラリーの一番上のカードを公開する。それがクリーチャー・カードである場合、そのプレイヤーはそのカードを自分の墓地に置き、多相の戦士の真髄はそのカードのコピーになる。(そうした場合、それはこの能力を失う。)
世にコピーカードは数あれど、エンチャント関係のものはトークンを生み出すものがほとんど(例:あまたの舞い/Dance of Many,追われる足跡/Followed Footsteps)。クリーチャーそのものに化けてしまうのは未来予知の時点でこれだけである。ウルザ・ブロックの休眠エンチャントに似た奇妙なカード。
多相の戦士の名に恥じずあらゆるクリーチャーに変身する事が可能。しかし条件的に、単純に戦場に出しておいても狙ったクリーチャーになることは難しい。対戦相手のライブラリーの一番上をいじれる消術などを準備しておくといいだろう。同じ青なら記憶の欠落/Memory Lapseや神話送り/Spin into Mythなどが相性が良いといえる。
ストーリー
この多相の戦士の真髄/Shapeshifter's Marrowのイラストでは同じ姿をした1対のドラゴンが描かれており、このカードは対戦相手のクリーチャーと対となる複製に変化するメカニズムを持たされている。このことから、この場合の「marrow」とは「1対」を意味する言葉で、「髄」や「核」を意味する「marrow」とは語源から異なる語と思われる(→Websterの見出し語参照)。
また、未来予知のタイムシフトは将来起こりうる出来事を表したものという性格も含んでいるが、アラーラの断片ブロックの小説Alara Unbrokenでは、このカードの情景を想起させるようなシェイプシフター(Shapeshifter)と称されるドラゴン、ニコル・ボーラス/Nicol Bolasとその複製による戦いの場面が描かれた。
参考
- 壁紙
- カード個別評価:未来予知 / タイムシフト - レア