Torsten Von Ursus
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レジェンドでの典型的な「コストに見合わない多色クリーチャー」の1つ。
6マナで5/5と、点数で見たマナ・コストから見ればサイズ自体は相応だが、多色で色拘束が強く、伝説のクリーチャーというデメリットがあるにもかかわらずバニラである。このマナ・コストとサイズであれば、昨今では単色のシングルシンボルでも他に何らかのプラス能力を持っているのが当たり前であり、当時ですらほとんど使われることがなかった。
- 2007年9月サブタイプ変更で人間・兵士のクリーチャー・タイプを獲得した。
- レジェンドにはもう1体、赤緑の6マナ5/5のバニラであるThe Lady of the Mountainがいる。そちらは色拘束が少し弱い。
- 上位互換にシルバーバック/Silverback Apeほか多数。パワフルなクリーチャーが多い緑のダブルシンボルだけあって、ロウクス/Rhoxや空を引き裂くもの、閼螺示/Arashi, the Sky Asunderなど、その差が酷いものも多い。
ストーリー
Torsten Von Ursus(トルステン・フォン・ウルサス)はレンナ/Wrenna出身の偉大な戦士。男性。
元は伝説的なKnights of Jenges(ジェンゲス騎士団)の一員だったが、レンナの王座が悪辣な魔道士のものになると、騎士団を離れて南西へと旅立った。
ハールーン山脈/Hurloon Mountainsの麓で暫く過ごした後、ミノタウルスの治める国へと入り、そこで数年間、ミノタウルス哲学を学び、再び旅に出た。ミノタウルスを「ただの野蛮なケダモノ以上の存在」と認めていたトルステンは、当時としては革新的な考えの持ち主だった。
それから、荒廃したBenfosa(ベンフォサ)の都市に偶然辿り着くと、この地に国家を創ることを生涯をかけた使命と悟る。その意志の強さ、天性の指導者としてのカリスマ性、そして時折用いられる武力によって、新国家ベナリア/Benaliaが誕生する。その大業をほぼ達成し、72歳で亡くなる。彼の遺志により、ベナリアは7人の副官らに託された。