利用者:Sin1024

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===黒===
 
===黒===
黒は自身を現実主義者だと考える。黒は詰まるところ、世界の誰もが自分自身を一番に守ろうとするのであり、世界とは強者が弱者を支配し搾取する場所だと考える。よって黒は力を渇望し、究極的には全能を求める。黒は道徳や正義や良心などと言うものは見せ掛けの嘘っぱちであると考え、力を得るためにはありとあらゆる手段を用いる。黒の'''利己主義'''は直ちに悪というわけではない。黒からすれば、個人が自己の利益を最大化することで世界は回っているのだ。
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黒は自身を現実主義者だと考える。黒は詰まるところ、世界の誰もが自分自身を一番に守ろうとするのであり、世界とは強者が弱者を支配し搾取する場所だと考える。よって黒は力を渇望し、力を増すためあらゆる好機を逃さない。黒は道徳や正義や良心などと言うものは見せ掛けの嘘っぱちであると考え、力を得るためにはありとあらゆる手段を用いる。黒の'''利己主義'''は直ちに悪というわけではない。黒からすれば、個人が自己の利益を最大化しようとすることで世界は回っているのだ。
  
 
黒はまた死と腐敗の色であり、個人主義的で自滅しやすい色でもある。
 
黒はまた死と腐敗の色であり、個人主義的で自滅しやすい色でもある。

2015年8月5日 (水) 04:41時点における版

カラー・パイ/Color Pieまたはカラー・ホイール/Color Wheelとはマジックにおいて5つのにそれぞれ割り当てられた機能的な特徴、及びその背後にある色ごとの思想の関係を指す言葉である。

目次

カラー・パイを表す図

カラー・パイまたはカラー・ホイールは、たいてい5つの色を円形に並べた図で表現される。この図はマジックのカードの裏面をはじめ、Magicに関わる多くの場面で使われている。

色の並び順は固定されており、時計回りに白、青、黒、赤、緑と並ぶ。この並び方が色ごとの関係性を示すようになっている。円となった時、隣り合う色の組が友好色であり、向かい合う色の組が対抗色とされる。友好色同士には共に使うことによって利益を得られるカードがしばしば存在し、逆に対抗色では対戦相手の使う対抗色カードを狙って攻撃する色対策カードがしばしば存在する。ただし、対抗色同士が手を組むことを想定したブロックやセットも時々登場する。

カラー・パイの価値

カラー・パイの役割とはそれぞれの色が何ができて、何ができないのかを定義することである。Mark Rosewaterはカラー・パイをトレーディングカードゲームというアイデアやマナのシステムと並ぶマジックの3本柱であり、とりわけ、各色にできないことがあり、それぞれの弱点が存在するという点が重要であると語っている。

機能の割り当て

メカニズム面での各色の役割分担について重要な事は、役割は変化しうるということである。これについてMark Rosewaterは混交の話で「色の哲学」を大きな円とすれば、「現在のメカニズム的実装(色の役割)」は大きな円の中にありその中を動きうる小さな円に当たる、と説明している。実際、ブロックのテーマを示すため、サイクルを完成させるため、フレイバーを表現するため、など他の様々な理由によってその時の色の役割から外れたカードはたびたび登場する。

具体的なメカニズムの割り当ての詳細は色の役割のページを参照。

色の哲学と関係性

色の哲学とはフレイバー的な「その色らしさ」を保証する背景思想であり、その色に属するキャラクターが持つであろう価値観である。それぞれに得手不得手があるというだけではなく、それぞれの世界の見方そのものが根本から異なるのだ。

関係図

思想はそれぞれ、5個隣のもの(円に並べたとき向かうあうもの)と対義語になっている。(参考)

(MORALITY-道徳とAMORALITY-非道徳、INSTINCT-本能とTECHNOLOGY-技術など)

保守 平和 法則 知性 全知 不活発 利己主義 全能 偏執 無謀 行動 自由 素朴 生長 自然
道徳
精神の
法則
秩序
人間の
法則
論理
知的な
思考
技術
知的な
応用
寄生
犠牲を
顧みぬ
利己主義
非道徳
他の全て
に対する
利己主義
混沌
自発的
行動
衝動
感情的
行動
本能
自然の
判断
相互依存
自然の
存続


白の究極的な目標は平和である。白は社会全体が互いに助け合い、秩序を尊重し、平和に暮らすことができる世界を実現することが可能だと信じている。ただしそのためには各人の努力が必要である。平和な社会を守りまた広めるために、白は道徳と法に価値を置き、その仕組みを維持しまた広く伝えようとする。白は道徳や法に反する者を捕らえたり罰したりする権利と義務があると考える。

白はまた光と平等の色であり、最も宗教性が強い色でもある。

青は全ての者が生まれた時は無地のキャンバスであり、その方法さえ知れば、各人が望む限りの者になることが出来ると信じている。それを実現するために、青は知識を求め、時間を掛けてそれを理解しようとする。青は各人の可能性を広めることが害になるとは決して考えない。カラー・ホイール上で白と黒の間に位置する青は、社会の価値については中立的であり、個人の進歩を促進しそれ自体も進歩するような共同体は賞賛するが、進歩を抑圧するような共同体は否定する。

青はまた水と大気の色であり、非常に受動的で「遅い」色でもある。

黒は自身を現実主義者だと考える。黒は詰まるところ、世界の誰もが自分自身を一番に守ろうとするのであり、世界とは強者が弱者を支配し搾取する場所だと考える。よって黒は力を渇望し、力を増すためあらゆる好機を逃さない。黒は道徳や正義や良心などと言うものは見せ掛けの嘘っぱちであると考え、力を得るためにはありとあらゆる手段を用いる。黒の利己主義は直ちに悪というわけではない。黒からすれば、個人が自己の利益を最大化しようとすることで世界は回っているのだ。

黒はまた死と腐敗の色であり、個人主義的で自滅しやすい色でもある。

赤は人生で最も重要なこととは、自分の感情に従って自分が望むことを望むときに行うことだと信じている。赤はその時々で変化する心をありのままに受け止める。そのために赤は究極的に自由を欲し規則を嫌う。黒とは異なり、赤が指針とするのは自分の利益ではなく自分の感覚である。これには友情、愛情、忠誠心なども含まれる。よって自分の利益を投げ打って他者のために尽くすこともまた赤の取りうる行動の一つである。

赤はまた炎と破壊の色であり、最も近視眼的で刹那的な傾向が強い色でもある。

緑は世界が自然のまま、ありのままに存在することが最も良いことだと考える。緑はすべての生命は自然の秩序の一部であり、それら自身の本能に従いさえすれば世界すべてが調和を保ったまま成長していけるのだと信じている。緑は世界が人為に干渉されず、その自然な姿のまま広がっていくことだけを望んでいる。白と異なり、緑は秩序とは人の手で組み上げるものではなく、元からあるものだと考える。

緑は最も精神主義的な色であり、特に生物以外に対しては赤に続いて破壊的な色でもある。

参考

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