Wood Elemental
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巨大になる可能性を秘めているものの、現実問題として極めて弱いと言わざるを得ない[[クリーチャー]]。 | 巨大になる可能性を秘めているものの、現実問題として極めて弱いと言わざるを得ない[[クリーチャー]]。 | ||
− | [[P/T]]は、[[戦場に出る]]際に[[生け贄に捧げる|生け贄に捧げた]][[アンタップ]]状態の[[森]] | + | [[P/T]]は、[[戦場に出る]]際に[[生け贄に捧げる|生け贄に捧げた]][[アンタップ]]状態の[[森]]の数であり、[[マナ]]ではない。森を生け贄に捧げなければ即死。生け贄に使う森からも出せるはずの[[マナ]]まで考えると、実質的な[[マナ・コスト]]は(X)(3)(緑)といえる。すなわち、5マナが使える状態で1/1、10マナ使えて6/6。何かがおかしい。 |
出てしまえば[[バニラ]]同然のこれを[[マナ基盤]]を失ってまで出す価値はまったくない。[[カード・プール]]の狭かった当時でさえ、素直に[[大地の怒り/Force of Nature]]を使えばよいと見向きもされなかった。これでいて[[レア]]であり、[[カスレア]]の一種。 | 出てしまえば[[バニラ]]同然のこれを[[マナ基盤]]を失ってまで出す価値はまったくない。[[カード・プール]]の狭かった当時でさえ、素直に[[大地の怒り/Force of Nature]]を使えばよいと見向きもされなかった。これでいて[[レア]]であり、[[カスレア]]の一種。 | ||
− | しかしながら[[さまようもの/Wandering Ones]]同様、あるいはそれをも凌ぐ「弱すぎるクリーチャー」であるゆえに、インターネット上の一部では「'''ウッディ先生'''」「'''ウッド様''' | + | しかしながら[[さまようもの/Wandering Ones]]同様、あるいはそれをも凌ぐ「弱すぎるクリーチャー」であるゆえに、インターネット上の一部では「'''ウッディ先生'''」「'''ウッド様'''」と呼び慕われて(?)いる。 |
*単純に強化すると[[菌類の精霊/Fungus Elemental]]や[[クラキリン/Krakilin]]。生け贄の条件を色々緩和すると[[血塗られしもの、死祭/Shimatsu the Bloodcloaked]]。それらも[[トーナメント]]レベルでは全く使われていない[[カード]]である。 | *単純に強化すると[[菌類の精霊/Fungus Elemental]]や[[クラキリン/Krakilin]]。生け贄の条件を色々緩和すると[[血塗られしもの、死祭/Shimatsu the Bloodcloaked]]。それらも[[トーナメント]]レベルでは全く使われていない[[カード]]である。 | ||
**生け贄の条件を緩和し、[[マナ・コスト]]を(赤)まで下げ、さらに2体出てくるようにすると[[壊滅的な召喚/Devastating Summons]]。これは[[構築]]でも使われるほどのカードパワーとなっている。 | **生け贄の条件を緩和し、[[マナ・コスト]]を(赤)まで下げ、さらに2体出てくるようにすると[[壊滅的な召喚/Devastating Summons]]。これは[[構築]]でも使われるほどのカードパワーとなっている。 | ||
− | * | + | *'''歴代最悪のクリーチャーであるという意見すらある。'''下記の「18,000 Words: The 100 Worst Magic Cards of All Time」においては全クリーチャー中ワースト1位にランクインしている。 |
*1999年9月頃のオラクル更新で、一時期、[[+1/+1カウンター]]を用いる形に変更されていたが、2010年4月のオラクル更新で[[特性定義能力]]での定義に戻された。 | *1999年9月頃のオラクル更新で、一時期、[[+1/+1カウンター]]を用いる形に変更されていたが、2010年4月のオラクル更新で[[特性定義能力]]での定義に戻された。 | ||
+ | *シングルカード価格は古いエキスパンションな上に[[再録禁止カード]]ゆえに入所困難なのか、はたまたあんまりな性能で違う意味で興味を惹かされてしまったのか、性能の割りに高め。 | ||
==参考== | ==参考== |
2013年1月31日 (木) 20:37時点における版
Wood Elemental (3)(緑)
クリーチャー — エレメンタル(Elemental)
クリーチャー — エレメンタル(Elemental)
Wood Elementalが戦場に出るに際し、好きな数のアンタップ状態の森(Forest)を生け贄に捧げる。
Wood Elementalのパワーとタフネスはそれぞれ、それが戦場に出るに際し生け贄に捧げられた森の数に等しい。
巨大になる可能性を秘めているものの、現実問題として極めて弱いと言わざるを得ないクリーチャー。
P/Tは、戦場に出る際に生け贄に捧げたアンタップ状態の森の数であり、マナではない。森を生け贄に捧げなければ即死。生け贄に使う森からも出せるはずのマナまで考えると、実質的なマナ・コストは(X)(3)(緑)といえる。すなわち、5マナが使える状態で1/1、10マナ使えて6/6。何かがおかしい。
出てしまえばバニラ同然のこれをマナ基盤を失ってまで出す価値はまったくない。カード・プールの狭かった当時でさえ、素直に大地の怒り/Force of Natureを使えばよいと見向きもされなかった。これでいてレアであり、カスレアの一種。
しかしながらさまようもの/Wandering Ones同様、あるいはそれをも凌ぐ「弱すぎるクリーチャー」であるゆえに、インターネット上の一部では「ウッディ先生」「ウッド様」と呼び慕われて(?)いる。
- 単純に強化すると菌類の精霊/Fungus Elementalやクラキリン/Krakilin。生け贄の条件を色々緩和すると血塗られしもの、死祭/Shimatsu the Bloodcloaked。それらもトーナメントレベルでは全く使われていないカードである。
- 生け贄の条件を緩和し、マナ・コストを(赤)まで下げ、さらに2体出てくるようにすると壊滅的な召喚/Devastating Summons。これは構築でも使われるほどのカードパワーとなっている。
- 歴代最悪のクリーチャーであるという意見すらある。下記の「18,000 Words: The 100 Worst Magic Cards of All Time」においては全クリーチャー中ワースト1位にランクインしている。
- 1999年9月頃のオラクル更新で、一時期、+1/+1カウンターを用いる形に変更されていたが、2010年4月のオラクル更新で特性定義能力での定義に戻された。
- シングルカード価格は古いエキスパンションな上に再録禁止カードゆえに入所困難なのか、はたまたあんまりな性能で違う意味で興味を惹かされてしまったのか、性能の割りに高め。
参考
- 18,000 Words: The 100 Worst Magic Cards of All Time 第11位(Braingeyser)(クリーチャー部門第1位)
- カード個別評価:レジェンド - レア1
- カード個別評価:Masters Edition 4 - レア