地球外から来た子供/An Unearthly Child

提供:MTG Wiki

(版間での差分)
移動: 案内, 検索
 
(2人の利用者による、間の2版が非表示)
1行: 1行:
 
{{#card:An Unearthly Child}}
 
{{#card:An Unearthly Child}}
クラシックシリーズのシーズン1の1話「地球外から来た子供(原題:An Unearthly Child)」を冠した英雄譚。<br>
 
ⅠⅡⅢ章ともに、ライブラリーの一番上からめくっていき、[[ドクター]]か[[機体]]か[[ドクターのコンパニオン]]を、手札に加える能力である。
 
最終章まで使いきれれば実質手札が3枚増えていることになるため、アドバンテージとしては悪くない。<br>
 
  
しかし英雄譚独自の遅さとランダム性ではあまりコンボ向けカードとは言えない。
+
クラシックシリーズのシーズン1の1話「地球外から来た子供(原題:An Unearthly Child)」を冠した[[英雄譚]]
[[ギャリフレイは生き続ける/Gallifrey Stands]]のような、ドクターを大量に用いるカードを使う場合には採用候補になるだろうか。
+
  
ドクターのシナジーがない統率者の場合は、ドクターとコンパニオンを一切入れなければ何らかの機体を持って来るカードとして扱うこともできる。
+
すべての[[章能力]]で[[ドクター]]か[[機体]]か[[ドクターのコンパニオン]]を[[手札に加える]]。最終章まで使いきれれば、[[手札]]が差し引き2枚増えるため、[[カード・アドバンテージ]]源としては悪くない。
 +
 
 +
[[デッキ]][[構築]]段階で候補を絞れば狙ったカードを手札に加える事が可能なので[[コンボ]]的運用にも向くが、英雄譚の例に漏れず動き出しが遅く、加える[[カード]]は[[ライブラリー]]の並び次第でランダムなため、[[サーチカード]]ほどコンボ向けとは言えない。[[ギャリフレイは生き続ける/Gallifrey Stands]]のような、ドクターを大量に用いるカードを使う場合には採用候補になるだろうか。
 +
 
 +
3種類すべてをデッキに入れる必要はないので、例えばドクターの[[シナジー]]がない[[統率者]]において機体専用の補充手段として使うこともできる。
  
 
==ストーリー==
 
==ストーリー==
 
地球外から来た'''子供'''とは初代ドクターの孫でコンパニオンの[[スーザン・フォアマン/Susan Foreman]]を指している。高校教師の[[バーバラ・ライト/Barbara Wright]]と[[イアン・チェスタトン/Ian Chesterton]]が生徒である彼女に興味を持ち、尾行するとそこにはターディスがあった。秘密を知られては困ると思った[[初代ドクター/The First Doctor]]はとりあえず二人をターディスに乗せて、タイムトラベルをしてしまう。
 
地球外から来た'''子供'''とは初代ドクターの孫でコンパニオンの[[スーザン・フォアマン/Susan Foreman]]を指している。高校教師の[[バーバラ・ライト/Barbara Wright]]と[[イアン・チェスタトン/Ian Chesterton]]が生徒である彼女に興味を持ち、尾行するとそこにはターディスがあった。秘密を知られては困ると思った[[初代ドクター/The First Doctor]]はとりあえず二人をターディスに乗せて、タイムトラベルをしてしまう。
  
しかしタイムトラベルには欠陥があり、行き先は指定できずランダムなのだった。こうして3人のコンパニオンとドクターは10万年前、原始時代の地球に降り立った……
+
しかしタイムトラベルには欠陥があり、行き先は指定できずランダムなのだった。こうして3人のコンパニオンとドクターは10万年前、原始時代の地球に降り立った……
 
+
この英雄譚の能力は記念すべき第一話のストーリーラインとあまり関係性がない。むしろこれはドクターフーという全作品そのものの英雄譚といえる。
+
[[5代目ドクター/The Fifth Doctor]]が命を落として[[6代目ドクター/The Sixth Doctor]]に再生する場面が[[アンドロザーニの洞窟/The Caves of Androzani]]のⅢ章で、「ライブラリーからドクターを手札に加えること」で表現されているように、ドクターやコンパニオンが幾度も再生したり入れ替わったりする話である、ということを示唆していると考えられる。
+
  
 +
この英雄譚の能力は記念すべき第1話のストーリーラインとあまり関係性がない。むしろこれはドクター・フーという全作品そのものの英雄譚といえる。[[5代目ドクター/The Fifth Doctor]]が命を落として[[6代目ドクター/The Sixth Doctor]]に再生する場面が[[アンドロザーニの洞窟/The Caves of Androzani]]のIII章で、「ライブラリーからドクターを手札に加えること」で表現されているように、ドクターやコンパニオンが幾度も再生したり入れ替わったりする話である、ということを示唆していると考えられる。
  
 
==参考==
 
==参考==

2024年5月30日 (木) 18:57時点における最新版


An Unearthly Child / 地球外から来た子供 (1)(青)(青)
エンチャント — 英雄譚(Saga)

(この英雄譚(Saga)が出た際とあなたのドロー・ステップの後に、伝承(lore)カウンター1個を加える。IIIの後に、生け贄に捧げる。)
I,II,III ― ドクター(Doctor)・カード1枚かドクターのコンパニオンを持つカード1枚か機体(Vehicle)カード1枚が公開されるまで、あなたのライブラリーの一番上から1枚ずつ公開していく。そのカードをあなたの手札に、残りをあなたのライブラリーの一番下に無作為の順番で置く。


クラシックシリーズのシーズン1の1話「地球外から来た子供(原題:An Unearthly Child)」を冠した英雄譚

すべての章能力ドクター機体ドクターのコンパニオン手札に加える。最終章まで使いきれれば、手札が差し引き2枚増えるため、カード・アドバンテージ源としては悪くない。

デッキ構築段階で候補を絞れば狙ったカードを手札に加える事が可能なのでコンボ的運用にも向くが、英雄譚の例に漏れず動き出しが遅く、加えるカードライブラリーの並び次第でランダムなため、サーチカードほどコンボ向けとは言えない。ギャリフレイは生き続ける/Gallifrey Standsのような、ドクターを大量に用いるカードを使う場合には採用候補になるだろうか。

3種類すべてをデッキに入れる必要はないので、例えばドクターのシナジーがない統率者において機体専用の補充手段として使うこともできる。

[編集] ストーリー

地球外から来た子供とは初代ドクターの孫でコンパニオンのスーザン・フォアマン/Susan Foremanを指している。高校教師のバーバラ・ライト/Barbara Wrightイアン・チェスタトン/Ian Chestertonが生徒である彼女に興味を持ち、尾行するとそこにはターディスがあった。秘密を知られては困ると思った初代ドクター/The First Doctorはとりあえず二人をターディスに乗せて、タイムトラベルをしてしまう。

しかしタイムトラベルには欠陥があり、行き先は指定できずランダムなのだった。こうして3人のコンパニオンとドクターは10万年前、原始時代の地球に降り立った……

この英雄譚の能力は記念すべき第1話のストーリーラインとあまり関係性がない。むしろこれはドクター・フーという全作品そのものの英雄譚といえる。5代目ドクター/The Fifth Doctorが命を落として6代目ドクター/The Sixth Doctorに再生する場面がアンドロザーニの洞窟/The Caves of AndrozaniのIII章で、「ライブラリーからドクターを手札に加えること」で表現されているように、ドクターやコンパニオンが幾度も再生したり入れ替わったりする話である、ということを示唆していると考えられる。

[編集] 参考

QR Code.gif