配備カード
| 登場セット |
|---|
| 久遠の終端 久遠の終端統率者デッキ |
配備カード/Station Cardとは、久遠の終端初出の特殊なカード群の総称。
アーティファクト — 宇宙船(Spacecraft)
配備(あなたがコントロールしていてこれでないクリーチャー1体をタップする:それのパワーに等しい個数の蓄積(charge)カウンターをこの宇宙船(Spacecraft)の上に置く。配備はソーサリーとしてのみ行う。12個以上なら、これはアーティファクト・クリーチャーである。)
2+|あなたがコントロールしていてこれでないすべてのクリーチャーは+1/+1の修整を受ける。
12+|飛行、絆魂
3/5
定義
[編集]配備カード/Station Cardは、横方向に区切られた文章欄を持つ。配備カードは1つあるいは2つの配備シンボル/Station Symbolを持ち、一部はパワーとタフネスの欄も持つ。現存する配備カードはすべてキーワード能力の配備を持つ。
配備シンボルは数値に”+”記号が添えられ、それが円で囲まれているシンボルである。配備シンボルはそれぞれ1つのキーワード能力(常在型能力)を表す。文章欄の中で配備シンボルと同じ層に印刷されている能力はこの常在型能力の一部である。文章欄の中で配備シンボルと同じ層に印刷されているパワーとタフネスの欄も同様である。
同じ層に配備シンボル{N+}{能力}と記載されていた場合、「このパーマネントの上にN個以上の蓄積カウンターが置かれている限り、これは{能力}を持つ」を意味する。
同じ層に配備シンボル{N+}{能力}{P/T}と記載されていた場合、「このパーマネントの上にN個以上の蓄積カウンターが置かれている限り、これは{能力}を持ち、他のあらゆるタイプに加え基本のパワー/タフネスが{P/T}のクリーチャーである。」を意味する。
- wisdom guild、および当サイトによるそれの引用では通常のP/T欄の位置に数値が記載されているが、これは正式な表記でないので注意。
解説
[編集]配備によって蓄積カウンターが溜まることで、能力を得たりクリーチャー化するメカニズムを持つパーマネント・カード。フレイバー的には、多くのクリーチャーが力を合わせなければ動かせない宇宙船か、踏破することで新たな資源が見つかる惑星を表している。
上記の例にあるルーメン級フリゲート艦/Lumen-Class Frigateであれば、蓄積カウンター2個以上で全体強化を持つアーティファクト、12個以上で全体強化を持ち3/5飛行・絆魂のアーティファクト・クリーチャーになる。
久遠の終端では全色と無色のアーティファクト、及び土地に存在する。同時にいずれも宇宙船か惑星である。アンコモン以下のものは1つの配備シンボルしか持たないが、レア以上には2つの配備シンボルを持つカードも存在する。
- 配備シンボルはキーワード能力の一種ではあるが、総合ルールのキーワード能力一覧には存在せず、CR702.184b(配備のCR番号)でキーワード能力の一種と言及されるにとどまっている。
- ルール的にはLv系カードのマイナーチェンジ版と言える。
- 配備カードは通常のカードと異なり、枠や文章欄が透過してイラストが見える特殊なレイアウトになっている(カード画像)。
- 土地でもアーティファクトでもない無色のカード(イラスト)の仕様とよく似ているが、カード名の行とタイプ行は透過されていない点が異なる。
ルール
[編集]配備そのもののルールは当該項目を参照。
- 配備シンボルは、配備以外の方法で蓄積カウンターが閾値を越えた場合も有効になる。
- 蓄積カウンターが取り除かれることで、その個数が配備シンボルの閾値を下回った場合、該当する配備シンボルで得ていた能力は失われる。同様に、クリーチャーでなくなる事もある。
- 配備カードの文章欄の層は、「能力やパワー/タフネスが、どの配備シンボルと関連しているかを明確にする」以上の意味を持たない。配備カードの文章欄は1つだけである。
- 配備シンボルの横に書かれた能力やP/Tは「~という能力やP/Tを持つ。」という意味なので、ルール上は見た目通りの特性ではない点に注意。
- 機体と異なり、配備カードは戦場以外ではパワーとタフネスを持たない。
- 宇宙船が配備シンボル以外の効果によってクリーチャー化した場合、クリーチャー化した効果によって規定された基本のパワーとタフネスを持つ。効果を受けた後にP/T欄が書かれた配備シンボルの条件を満たしても、配備シンボルのP/Tになる事は無い。配備シンボルのタイムスタンプはそのパーマネントが戦場に出たときであり(CR:613.7a)、必ずクリーチャー化の効果によって上書きされる。
- 配備シンボルの層に書かれた起動型能力や誘発型能力は戦場以外の領域ではそれを直接持ってはいない。マイアの溶接工/Myr Welderやターディスの魂、イドリス/Idris, Soul of the TARDISなどで配備カードを追放した場合、配備シンボルの層の能力を得る事は無い。
- 配備シンボルはコピー可能な値である。ただし、現在の特性(能力を得ているか、クリーチャー化しているか)や置かれている蓄積カウンターの数はコピーされない。
開発秘話
[編集]久遠の終端の展望デザイン・チームは、宇宙船や惑星といった、SFに登場する大きなスケールの物を描くための方法を探していた。彼らが考えたのはコズミック・カード/Cosmic Cardと呼ばれる大判カードであった。これらのカードには「トラック」というマス目が存在し、特定条件を満たすとマスを進んで能力を得る仕組みだった。
しかしセット・デザイン段階でコズミック・カードは実現不可能であることがわかったため、大スケール感を描くための別の方法が必要となった。彼らはコズミック・カードの「時間をかけて進化する」というデザインが気に入っていたため、この要素を残せないかと考えた。先例であるLv系カードやクラスはマナを用いて進化していたため、別の進化方法がないかが検討された。そして、ワープとの相性や、宇宙船を建造したり惑星を訪れたりするフレイバーから現在の形となった[1]。
脚注
[編集]参考
[編集]- Edge of Eternities Mechanics/『久遠の終端』メカニズム(Daily MTG 2025年3月18日 Matt Tabak著)
- Edge of Eternities Release Notes/『久遠の終端』リリースノート(Daily MTG 2025年7月21日 Eric Levine著)
- 宇宙船
- 惑星
- ルーリング
引用:総合ルール 20250725.1
[編集]- 721. 配備カード
- 721.1.
- 配備カードは帯状の文章欄をもち、また1つ以上のパワー/タフネス欄を持つことがある。配備カードの文章欄は1つか2つの配備シンボルが記されている。配備カードは概ね配備というキーワード能力 (rule 702.184 参照)を持つ。
- 721.2.
- 配備シンボルは常在型能力を示す。配備シンボルは "{N+}" のように、数字の後にプラス記号が書かれている。配備シンボルと同じ帯に印刷されている文章欄は、その常在型能力の一部である。同じ帯に印刷され [P/T] のように示されるパワー/タフネス欄も同様である。
- 721.2a
- "{N+}[能力]" は、「このパーマネントの上にN個以上の蓄積カウンターが置かれているかぎり、これは [能力] を持つ。」を意味する。
- 721.2b
- "{N+}[能力][P/T]" は、「このパーマネントの上にN個以上の蓄積カウンターが置かれているかぎり、これは [能力] を持ち、他のタイプに加えてクリーチャーであり、基本のパワーとタフネスが [P/T] である。」を意味する。
- 721.2c
- 戦場以外の領域にある配備カードは、パワーとタフネスを持たない。
- 721.3.
- 文章欄の帯は、能力とパワー/タフネス欄がどの配置シンボルを参照するかを明確にする以外にゲーム上の意味を持たない。配備カード1枚の文章欄は1つのみである。
- 721.4.
- 配備カードにある能力で、配備シンボルからの記載ではない能力は、通常通り扱われる。特に、配備カードは配備能力 (rule 702.184 参照)を常に持つ。この能力はそれに置かれている蓄積カウンターの数に関わらず、常に起動できる。