共鳴するリュート/Resonating Lute
アーティファクト
あなたがコントロールしているすべての土地は「(T):好きな色1色のマナ2点を加える。このマナはインスタントやソーサリーである呪文を唱えるためにしか支払えない。」を持つ。
(T):カード1枚を引く。あなたの手札に7枚以上のカードがなければ起動できない。
自分の土地をインスタント・ソーサリー用の2マナランドに変えるアーティファクト。加えて開闢の巻物/Scroll of Originsに似たドロー能力も備える。
設置した次のターンから計8マナ以上のアクションが可能となる。特に火力や打ち消しとドローが抱き合わせになったスペルが好相性であり、莫大なマナをつぎ込むための後続スペルを引き込むことで連鎖的にカード・アドバンテージを獲得できる。手札が7枚以上になるとさらに起動型能力で手札を増やせるためドローソース全般との相性が良いとも評せる。このカード自身を除去から守る打ち消しを構えやすくなるのも嬉しく、1つの土地から1色のマナしか出せない性質上喝破/No More Liesのような多色カードとの相性こそ悪いものの、土地が1枚立っているだけで否認/Negateを構えることが可能。
これ自体が4マナとやや重く、早めに設置するとそのターンの隙が大きくなってしまうことは無視できない欠点。特に同じセットで登場したスペル用マナ加速要員の発見の石板/Tablet of Discoveryと比較すると、爆発力では勝るものの総合的なカードパワーでは劣るという評価をされがちである。
スタンダードでは盤面干渉とドローを同時に行える重量級スペルのジェスカイの啓示/Jeskai Revelationと同居しており、ジェスカイ・コントロールなどで共に採用されるケースもあったが、やがて発見の石板採用型が結果を残すようになり、こちらはその後塵を拝するに留まっている。
リミテッドではスペルの多いカードプールに噛み合っており、設置した次のターンに幻視家の舞/Visionary's Danceを唱えることも可能。あくまでクリーチャー主体のフォーマットなのでマナ加速を活用しづらい状況も生じうるが、土地を1枚立てるだけで本質の散乱/Essence Scatter・追放の裏切り/Banishing Betrayalを構えられたり土地2枚からあからさまな嘲り/Unsubtle Mockeryや払い落とし/Brush Offを撃てたりするだけでも最低限以上の働きになる。ドローの条件を満たすのはさすがに難しいが、発散する方程式/Divergent Equationなどの手札を増やすX呪文を唱えたりドロー呪文を複数続けて唱えたりすれば達成可能な範疇であり、インクの染みとは侮れない。
とはいえ、赤には粗石熾し/Rubble Rouserや発見の石板/Tablet of Discoveryといったスペル以外にも対応する優秀なマナ加速手段が存在しており、このカードの相対評価は突出して高いとは言いがたい。任意の色マナを出せる点は3色目をとったデッキに向いているので、重めのスペルが多い青緑のカードも意識するならピックの優先度が高くなるだろう。