ファイレクシア化/Phyresis
エンチャント — オーラ(Aura)
エンチャント(クリーチャー)
エンチャントされているクリーチャーは感染を持つ。(それは、クリーチャーに-1/-1カウンターの形でダメージを与え、プレイヤーに毒(poison)カウンターの形でダメージを与える。)
タフネスの高いブロッカー向きのクリーチャーやティムなどにつけることにより、なかなか良い仕事をしてくれる。毒カウンターに関係しないクリーチャーを入れ過ぎると毒カウンターでの勝利条件を満たしにくくなるが、逆に少なすぎるとこれをつけるクリーチャーがいない状態になるため、デッキに投入する際はそのバランスをしっかりと見極めないといけない。あるいは、新星追い/Nova Chaserのような極端にパワーの高いクリーチャーと併用して一撃必殺を狙うのもありだろう。
対戦相手のクリーチャーにつけて、ライフによる敗北からの一時的な延命にも使える。特に相手のデッキに感染がない場合に有効である。
- 同エキスパンションの青には、感染を付与し、コントロールを奪う堕落した良心/Corrupted Conscienceがある。そちらも自分のクリーチャーに感染を与えるオーラとして使うことができる。
ストーリー
[編集]ファイレクシア化/Phyresisは生物がファイレクシアンになるまでの過程[1]。ファイレクシア病という訳もしばしばあてられる。
ファイレクシア人は生体槽と出産の殻/Birthing Podを用いるか、ぎらつくファイレクシアの油/Phyrexian oilで他の存在を感染させることによって繁殖する。その油は変異原であり、まず感染者の精神をねじ曲げ、記憶喪失や人格の変化を誘発させる可能性をもつ。油は最終的に宿主体内のあらゆる体液に取って代わり、身体の有機組織を機械装置に置き換える外科的過程である「完成化」の準備を終える。この油は有機物と同様にアーティファクトを汚染させることもできる。
ファイレクシア化を逆行させることは困難である。感染がある程度の段階を突破したなら、回復は不可能となる。回復の可能性は個人によって異なり、完成化の進行とともに困難となる。精神の治療は身体の治療とは異なる過程を必要とすることもある。しかしながら、光素/Haloのような幾つかの物質はファイレクシアの油の変質効果を食い止め、またメリーラ/Meliraのような少数の者は完全な免疫をもつ[2]。
- 小説『The Thran』では、ヨーグモス/Yawgmothの発言"Peace brings phthisis - progressive degeneration. War brings phyresis - progressive generation."が初出。肉体の再生が停止するファイシス病と対比しうるものとしてphyresisという現象が知られていたらしい。
- 接尾辞-sis(-σις)は必ずしも疾患を意味せず、上の発言内ではphyresisという語がポジティブな意味合いで用いられているが、ファイシス病と対比しているあたり何らかの疾患だったのだろうか。
- のちにダヴェッド/Dyfedがヨーグモスに無人の次元/Planeを提供した際、ヨーグモスはphyresisにちなんでこの次元にファイレクシア/Phyrexiaと命名している。ファイレクシアという名前に先立って知られていた現象であることを踏まえると「ファイレクシア化」「ファイレクシア病」は厳密には誤訳だが、スラン/Thran滅亡以降phyresisという語の意味合いが変化していることを踏まえれば致し方ないだろう。
出典
[編集]- ↑ How Phyresis Works(Internet Archive)(2011年3月7日 文:Monty Ashley)
- ↑ プレインズウォーカーのための『ファイレクシア:完全なる統一』案内(Daily MTG 2023年2月1日)
参考
[編集]- カード個別評価:ミラディン包囲戦 / ファイレクシア陣営 - コモン