ふつうの熊/Ordinary Bear
バニラの熊。カード名の「ふつう」というのはサイズについての言及のようだが、P/Tについては灰色熊/Grizzly Bearsよりかなり大きい。
1マナ軽くなった板金鎧のワーム/Plated Wurm、あるいはペナルティ能力がなくなったアーナム・ジン/Erhnam Djinn。それら以外にも金色熊/Golden Bearや人喰い植物/Carnivorous Plantや危機のアーモドン/Endangered Armodonなどに対して上位互換であり、コモンのバニラでありながらカードパワーの向上を感じさせる一枚。とはいえマナレシオが多少良い程度では構築で採用するには厳しいのも事実。登場当時のスタンダードであっても(実用上の)さらなる上位互換のまどろみのトラッジ/Slumbering Trudgeが存在するため、基本的にはリミテッド向けといえる。
リミテッドでは安定したサイズのコモンクリーチャーとして中盤以降の攻防に期待できる。環境的には再録メカニズムである獰猛と相性が良く、パワー4で味方の獰猛を達成しつつ、タフネス5で対戦相手の獰猛条件ラインのクリーチャーを抑え込める。後者については荒らし場をうろつくもの/Desolation Prowlerあたりと対峙すると、ありがたみに気づくこともあるだろう。また、ホビットの熊には少数ながらタイプ的シナジーを持つものが存在するので、状況によっては併用するのも検討したい。特に獰猛なるビヨルン/Beorn the Fierceが取れている場合は、マナカーブに沿って順次展開することでスムーズに2ドローを狙えるので、このカードを採用する価値も高くなるといえる。
ストーリー
[編集]ビヨルン/Beornに仕える熊。
ビヨルンの屋敷に入る前のガンダルフ/Gandalfの台詞で多くの熊が言及されるが、作中では闇の森/Mirkwoodへ向かう途中でビルボ/Bilboが遠目に姿を認める程度で登場と言える形は殆どない。一冊の本から1セット分のクリーチャー・カードを生み出す苦労が伺える。
「小さい熊がおり、大きなのもおり、ふつうのもおれば、特大のもおって、おもてで一晩中、ほとんど明け方まで踊っていたらしい。」
― ガンダルフ