Ashnod's Cylix
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アーティファクト
(3),(T):プレイヤー1人を対象とする。そのプレイヤーは自分のライブラリーのカードを上から3枚見て、それらの1枚を自分のライブラリーの一番上に戻す。その後残りを追放する。
ライブラリー破壊とライブラリー操作、両方の要素を併せ持つアーティファクト。自分で使って高質なドローを確保するという使い方もあるし、相手に使ってライブラリー破壊、という使い方もできる。
自分に使う場合、次のドローを「ライブラリーの上側3枚から一番欲しいもの」にできるのがメリット。その代わり、それ以外の2枚が永久に失われるのはデメリット。デメリットといっても、この結果、次の起動で「その次のまったく新しい3枚」を見られることになるので、高速なサーチという意味ではかえって有利な側面もある。
相手に使うライブラリー破壊用として考えた場合、カードを追放するので、フェルドンの杖/Feldon's Caneのような「墓地カードの切りなおし」という対処方法に強いのが魅力となる。この点については、普通の墓地対策カード併用のほうが無難ではあるが。
ともあれこの使い方を考えるなら、石臼/Millstoneなどを併用して、これの相手に与える「ライブラリーの上側3枚中最良のカードが残る」というメリットをなしにしたいところ。
[編集] ストーリー
Ashnod's Cylix(アシュノッドの酒杯)はアシュノッド/Ashnod作のアーティファクト(イラスト)。小説The Brothers' Warでは、アシュノッドがゴーゴスの酒杯/Golgothian Sylexを研究した副産物として登場した。43AR頃にミシュラ/Mishraによってファラジ帝国/Fallaji Empireを追放されたアシュノッドは、十数年後のアルゴス/Argothにおいて、ゴーゴスの酒杯とその研究成果を手土産にミシュラとの謁見を果たす。帝国への復帰は認められたもののミシュラは酒杯には興味を抱かず、謁見後にギックスの僧侶/Priest of Gixによってゴーゴスの酒杯は取り上げられてしまう。この時、アシュノッドはあらかじめ用意しておいた自作の酒杯を本物と偽ってギックスの僧侶に渡すのだった。