同型再版

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'''同型再版'''(''[[Functionally Identical Reprint]]'')とは、以前作られた[[カード]]を、機能はそのままで[[カード名]]を変えて別の[[エキスパンション]]に登場させること。
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'''同型再版'''(''Functionally Identical Reprint'')とは、以前作られた[[カード]]を、機能はそのままで[[カード名]]を変えて別の[[エキスパンション]]に登場させること。なお、この訳は[[ホビージャパン]]のコラムで用いられていたものであるが、日本語の文章に長々とした英語が混じると不自然なので、このWikiではこの訳語に統一する。
なお、この訳は[[ホビージャパン]]のコラムで用いられていたものであるが、日本語の文章に長々とした英語が混じると不自然なので、このWikiではこの訳語に統一する。
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例えば[[神河物語]]では以下のようなものが登場している。
 
例えば[[神河物語]]では以下のようなものが登場している。
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同型再版は[[クリーチャー]]に多く、カード名や[[クリーチャー・タイプ]]がその[[ブロック]]の世界観に合わない場合などに、それを適切なものに変更するのが目的である。
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同型再版は[[クリーチャー]]に多く、カード名や[[クリーチャー・タイプ]]がその[[ブロック (総称)|ブロック]]の世界観に合わない場合などに、それを適切なものに変更するのが目的である。上の例で言えば、神河にはワイアウッドという地名もなければ、[[エルフ]]もいないので、[[ワイアウッドのエルフ/Wirewood Elf]]を[[大蛇の支援者/Orochi Sustainer]]として[[再録]]したのである。
上の例で言えば、神河にはワイアウッドという地名もなければ、[[エルフ]]もいないので、[[ワイアウッドのエルフ/Wirewood Elf]]を[[大蛇の支援者/Orochi Sustainer]]として[[再録]]したのである。
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上の理由から、クリーチャーに対して同型再版と言う場合は、基本的にクリーチャー・タイプの違いを考慮しない。
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上の理由から、クリーチャーに対して同型再版と言う場合は、基本的にクリーチャー・タイプの違いを考慮しない。そのため同型再版であっても他のカードとの相互作用によりカードの強さや役割が変化する場合もありうる。
そのため同型再版であっても他のカードとの相互作用によりカードの強さや役割が変化する場合もありうる。
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同型再版により、事実上同じカードを1つの[[デッキ]]に8枚、もしくはそれ以上入れられるようになることがある。
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同型再版により、事実上同じカードを1つの[[デッキ]]に8枚、もしくはそれ以上入れられるようになることがある。そのため、あまり強いカードは同型再版を作らないようにしている。これに関してもっとも失敗した例は、[[Fyndhorn Elves]]だろう。これのせいで、当時は事実上[[ラノワールのエルフ/Llanowar Elves]]を8枚入れることができたのである。
そのため、あまり強いカードは同型再版を作らないようにしている。
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これに関してもっとも失敗した例は、[[Fyndhorn Elves]]だろう。これのせいで、当時は事実上[[ラノワールのエルフ/Llanowar Elves]]を8枚入れることができたのである。
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==参考==
 
==参考==

2008年9月7日 (日) 23:52時点における版

同型再版(Functionally Identical Reprint)とは、以前作られたカードを、機能はそのままでカード名を変えて別のエキスパンションに登場させること。なお、この訳はホビージャパンのコラムで用いられていたものであるが、日本語の文章に長々とした英語が混じると不自然なので、このWikiではこの訳語に統一する。

例えば神河物語では以下のようなものが登場している。

以前作られたカード 神河物語のカード
陽光尾の鷹/Suntail Hawk 灯籠の神/Lantern Kami
真珠三叉矛の人魚/Merfolk of the Pearl Trident
脱走魔術師/Fugitive Wizard
さまようもの/Wandering Ones
腐肉クワガタ/Carrion Beetles ぼろ布売り/Rag Dealer
ワイアウッドのエルフ/Wirewood Elf 大蛇の支援者/Orochi Sustainer
巨大イボイノシシ/Giant Warthog 苔の神/Moss Kami
テンペストディプリーションランド 神河物語ディプリーションランド

同型再版はクリーチャーに多く、カード名やクリーチャー・タイプがそのブロックの世界観に合わない場合などに、それを適切なものに変更するのが目的である。上の例で言えば、神河にはワイアウッドという地名もなければ、エルフもいないので、ワイアウッドのエルフ/Wirewood Elf大蛇の支援者/Orochi Sustainerとして再録したのである。

上の理由から、クリーチャーに対して同型再版と言う場合は、基本的にクリーチャー・タイプの違いを考慮しない。そのため同型再版であっても他のカードとの相互作用によりカードの強さや役割が変化する場合もありうる。

同型再版により、事実上同じカードを1つのデッキに8枚、もしくはそれ以上入れられるようになることがある。そのため、あまり強いカードは同型再版を作らないようにしている。これに関してもっとも失敗した例は、Fyndhorn Elvesだろう。これのせいで、当時は事実上ラノワールのエルフ/Llanowar Elvesを8枚入れることができたのである。

参考

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