ザンチャ/Xantcha

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ザンチャ/Xantchaは、ファイレクシア/Phyrexiaにより人間を模して作られた潜伏工作員。外見こそ人間の女性だが、その肉体は機械で出来たファイレクシア人である。

年若きファイレクシア人のザンチャは、人工次元であるファイレクシアには決して存在しない、緑の草原や青い空などの美しい自然を夢に見た、ただひとりファイレクシア人だった。しかし、任務に送り出されるにあたって、その夢みる「心」を奪われてしまう。彼女はファイレクシアの保管施設におかれた自分の「心」を取り戻したいと思うようになる。 その後とある任務に失敗した彼女は、その汚れ無き性格を精神異常の欠陥品だと判断され、ファイレクシアから死刑宣告を受ける。スクラップとして廃棄・処刑されそうイラスト)になっていたところをウルザ/Urzaに助けられる。

兄弟戦争/Brothers' Warから約1500年、ウルザは「仇であるファイレクシアを知る者」とようやく出会えたことに喜んだ。 彼女はウルザと行動を共にするようになり、ウルザの手助けをするようになる。ウルザは彼女に彼女が知る限りのありとあらゆるファイレックシアについての情報を求めた。ウルザの激しい怒りと復讐心を知った彼女は、彼をファイレクシアへと案内する。ウルザがファイレクシアの奥深くへと攻め込んで行く一方で、ザンチャは自分の「心」を取り戻そうと潜入({{Gatherer|id=5570|イラスト)し、奪還に成功。 ファイレクシアの第四球体で追い詰められていたウルザとやっとの思いで合流するザンチャ。激しい消耗と負傷をした二人は命からがらファイレクシアからプレインズ・ウォークし撤退する。

ザンチャとウルザはセラの領土/Serra's Realmに無事たどり着いた二人だったが、肉体的な傷はザンチャの方が致命的に深かった。 セラの治療によって一命を取りとめたザンチャは、精神的なダメージの深かったウルザとともに、この次元でにしばしの休息をとる。 セラ/Serra次元/Plane天使たちにとっての夜明けの太陽は、ザンチャにとって沈む夕日にしか見えず、彼女はファイレクシアに戻ってきたかのような錯覚と、残念な気持ちを抱く。ザンチャのそうした指摘から、ファイレクシアとセラの世界の共通項、人口次元の不自然さが抱える構造的な欠陥と危うさについてウルザは考え始める。そしてその考えはセラ次元の崩壊のよって推測から確証、そして実証へと変わるのである。

セラの次元での休息後、ザンチャとウルザはヨーグモス/Yawgmothの弱点やファイレクシアの起源となった次元探しなど、さらなる情報と様々な攻略の鍵を探しに多元宇宙/Multiverseへの旅にでる。

スラン文明以前から存在するエクィロー/Equilorでも、ファイレクシアに関する手がかりを見つけられなかったザンチャとウルザは、旅の果てに故郷ドミナリア/Dominariaへと帰還する。

コイロスの洞窟/Caves of Koilosを訪れたウルザがギックス/Gixに襲われるが、その襲際に彼女は身代わりとなって死亡。残された「心(人格マトリクス)」を、ウルザは銀のゴーレムに埋め込んだ。それがカーン/Karnである。

登場カード

ヴァンガード

Xantcha

ウルザズ・サーガ

イラスト
潜伏工作員/Sleeper Agent治癒の軟膏/Healing Salve不正利得/Ill-Gotten Gains抑圧/Oppression犠牲/Victimizeやり込め/Unnerve
フレイバー・テキスト
真に暗き時間/Darkest Hour次元の狭間/Planar Voidギックスの僧侶/Priest of Gixヨーグモスの勅令/Yawgmoth's Edict

参考

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