ギャレンブリグ/Garenbrig

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[[緑]]の宮廷。[[#美徳|強さ/Strength]]を最も重要な美徳とする。紋章は槌。
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[[緑]]の宮廷。[[#美徳|強さ/Strength]]を最も重要な美徳とする。紋章は槌({{Gatherer|id=632977}})。
  
[[エルドレイン/Eldraine#王国/The Realm|王国/The Realm]]で[[人間]]が隆盛するずっと前に[[巨人#ストーリー|巨人]]によって築かれた[[ギャレンブリグ城/Castle Garenbrig]]は、巨大で驚くほど奇妙な構造物だ。ギャレンブリグの主要な部分はその遺物である[[#遺物|グレートヘンジ/The Great Henge]]で、突き出た石の露頭の頂上に置かれている。城の残りの部分は人間規模の大きさでヘンジを取り囲んでおり、この宮廷に巨人規模の石、人間の建造物、自然の草木の調和した融合をもたらしている。
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[[エルドレイン/Eldraine#王国/The Realm|王国/The Realm]]で[[人間/Human#エルドレイン|人間]]が隆盛するずっと前に[[巨人/Giant#エルドレイン|巨人]]によって築かれた[[ギャレンブリグ城/Castle Garenbrig#ストーリー|ギャレンブリグ城/Castle Garenbrig]]は、巨大で驚くほど奇妙な構造物だ。ギャレンブリグの主要な部分はその遺物である[[#遺物|グレートヘンジ/The Great Henge]]で、突き出た石の露頭の頂上に置かれている。城の残りの部分は人間規模の大きさでヘンジを取り囲んでおり、この宮廷に巨人規模の石、人間の建造物、自然の草木の調和した融合をもたらしている。
  
ギャレンブリグの大きな中央の石は日時計の[[Wikipedia:ja:グノモン|グノモン]]を成す。特定の日付の特定の時間に、中央の石を囲むモノリスが天体の通り道に沿って並び、[[エルドレイン/Eldraine#僻境/The Wilds|僻境/The Wilds]]の最も深く、最も暗い場所へ通じる一時的な門が開かれる。
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ギャレンブリグの大きな中央の石は日時計の[[Wikipedia:ja:グノモン|グノモン]]を成す。特定の日付の特定の時間に、中央の石を囲むモノリスが天体の通り道に沿って並び、[[僻境/The Wilds]]の最も深く、最も暗い場所へ通じる一時的な門が開かれる。
  
 
==美徳==
 
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==騎士==
 
==騎士==
ギャレンブリグで騎士となるためには、その者の体格と種族から期待される能力を超えた、強さの偉業を示さなければならない。強さの偉業が騎士の称号に値するかどうかを裁定するのは宮廷の統治者であり、[[#統治者|ヨルヴォ/Yorvo]]王はそう簡単には感銘を受けないので、ギャレンブリグの騎士の数は豊富とまでは言えない。
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ギャレンブリグで騎士となるためには、その者の体格と種族から期待される能力を超えた、強さの偉業を示さなければならない。強さの偉業が騎士号に値するかどうかを裁定するのは宮廷の統治者であり、[[#統治者|ヨルヴォ/Yorvo]]王はそう簡単には感銘を受けないので、ギャレンブリグの騎士の数は豊富とまでは言えない。
  
騎士の称号を獲得した者は、自らの強さに大きな誇りを持ち、それを躊躇なく使用する。たとえ他の宮廷が騎士的ではないと見なす仕事においても。ギャレンブリグの騎士は巨人と取っ組み合ったり、森で巨大な獣と戦ったりすることがよくあるが、消防団となって水を運んだり、嵐の後に樹木を片付けたりすることも同じくらいに多い。彼らはギャレンブリグの大広間における物語や競技を好むが、ほとんどの騎士は世界中に散らばり、弱者や無辜の民を助け、守っている。
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騎士号を獲得した者は、自らの強さに大きな誇りを持ち、それを躊躇なく使用する。たとえ他の宮廷が騎士的ではないと見なす仕事においても。ギャレンブリグの騎士は巨人と取っ組み合ったり、森で巨大な獣と戦ったりすることがよくあるが、消防団となって水を運んだり、嵐の後に樹木を片付けたりすることも同じくらいに多い。彼らはギャレンブリグの大広間における物語や競技を好むが、ほとんどの騎士は世界中に散らばり、弱者や無辜の民を助け、守っている。
  
 
==遺物==
 
==遺物==
 
[[グレートヘンジ/The Great Henge#ストーリー|グレートヘンジ/The Great Henge]]は環状に並べられた巨大な石のモノリス群で、それをいつ見るかによって、その配置の形とパターンは様々である。並外れた山のような石板がヘンジの中心にそびえ立っており、巨大な日時計のグノモンとして機能している。
 
[[グレートヘンジ/The Great Henge#ストーリー|グレートヘンジ/The Great Henge]]は環状に並べられた巨大な石のモノリス群で、それをいつ見るかによって、その配置の形とパターンは様々である。並外れた山のような石板がヘンジの中心にそびえ立っており、巨大な日時計のグノモンとして機能している。
  
特定の日付の日の出と日の入りの際に、周囲のモノリスの影がある形に落ち、中央の石は僻境の深奥へと通じる魔法の門になる。周囲の暦石を持ち上げて動かすことで、旅先を望む時間と場所に調整することができる。モノリス一つをわずかに動かすことでさえ、強さの偉業である。モノリスのいくつかを適切な位置に動かし門を開いたなら、ギャレンブリグの騎士の称号が事実上保証される。日の出に門を抜け、日の入りに戻ってこなかった者は、一年と一日後に戻ってくるかもしれない――もしその時にも戻ってこなかったなら、その者は恐らく永遠に失われたのだろう。
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特定の日付の日の出と日の入りの際に、周囲のモノリスの影がある形に落ち、中央の石は僻境の深奥へと通じる魔法の門になる。周囲の暦石を持ち上げて動かすことで、旅先を望む時間と場所に調整することができる。モノリス一つをわずかに動かすことでさえ、強さの偉業である。モノリスのいくつかを適切な位置に動かし門を開いたなら、ギャレンブリグの騎士号が事実上保証される。日の出に門を抜け、日の入りに戻ってこなかった者は、一年と一日後に戻ってくるかもしれない――もしその時にも戻ってこなかったなら、その者は恐らく永遠に失われたのだろう。
  
 
==統治者==
 
==統治者==
ほとんどのfair folk(妖精種族)と同様に、巨人は通常僻境に住み、王国の人間とは距離を置いている。しかしながら、一部の巨人はギャレンブリグの宮廷と協調する道を選ぶ。ギャレンブリグの人間は、その途轍もない強さから巨人のことを尊敬しており、巨人の方もギャレンブリグを、かつての巨人文明の後継者に最も相応しいと見なしている。
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ほとんどの[[僻境/The Wilds#フェイ属/The fair folk|フェイ属/The fair folk]]と同様に、巨人は通常僻境に住み、王国の人間とは距離を置いている。しかしながら、一部の巨人はギャレンブリグの宮廷と協調する道を選ぶ。ギャレンブリグの人間は、その途轍もない強さから巨人のことを尊敬しており、巨人の方もギャレンブリグを、かつての巨人文明の後継者に最も相応しいと見なしている。
  
ギャレンブリグの現在の王は、[[ギャレンブリグの領主、ヨルヴォ/Yorvo, Lord of Garenbrig#ストーリー|ヨルヴォ/Yorvo]]という名の巨人である。ヨルヴォ王の玉座は、張り出したグノモン石の住居の下にあり、象徴的に石の重さを支え、ギャレンブリグの人々を守っている。この宮廷のすべての騎士と[[貴族]]にとって、ヨルヴォとその玉座は強さの適切な使い道を思い出させるものだ――自分よりも弱い者を守るということを。
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ギャレンブリグの現在の王は、[[ヨルヴォ/Yorvo]]という名の巨人である。ヨルヴォ王の玉座は、張り出したグノモン石の下にあり、象徴的に石の重さを支え、ギャレンブリグの人々を守っている。この宮廷のすべての騎士と[[貴族]]にとって、ヨルヴォとその玉座は強さの適切な使い道を思い出させるものだ――自分よりも弱い者を守るということを。
  
 
==登場==
 
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;[[エルドレインの王権]]
 
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:[[ギャレンブリグの木工師/Garenbrig Carver]]、[[ギャレンブリグの聖騎士/Garenbrig Paladin]]、[[ギャレンブリグの従者/Garenbrig Squire]]、[[ギャレンブリグの領主、ヨルヴォ/Yorvo, Lord of Garenbrig]]、[[ギャレンブリグ城/Castle Garenbrig]]
 
:[[ギャレンブリグの木工師/Garenbrig Carver]]、[[ギャレンブリグの聖騎士/Garenbrig Paladin]]、[[ギャレンブリグの従者/Garenbrig Squire]]、[[ギャレンブリグの領主、ヨルヴォ/Yorvo, Lord of Garenbrig]]、[[ギャレンブリグ城/Castle Garenbrig]]
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;[[エルドレインの森]]
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:[[ギャレンブリグの成長/Garenbrig Growth]]
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;[[エルドレインの森統率者デッキ]]
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:[[ギャレンブリグの宮廷/Court of Garenbrig]]
  
 
====[[フレイバー・テキスト]]に登場====
 
====[[フレイバー・テキスト]]に登場====
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===登場作品・登場記事===
 
===登場作品・登場記事===
 
*[[Throne of Eldraine: The Wildered Quest]](小説)
 
*[[Throne of Eldraine: The Wildered Quest]](小説)
*[https://magic.wizards.com/en/articles/archive/feature/planeswalkers-guide-eldraine-2019-10-31 Planeswalkers Guide to Eldraine](Feature [[2019年]]10月31日 [[Chris Mooney]]著)
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*[https://magic.wizards.com/en/articles/archive/feature/planeswalkers-guide-eldraine-2019-10-31 Planeswalkers Guide to Eldraine]/[https://mtg-jp.com/reading/translated/0033430/ プレインズウォーカーのためのエルドレイン案内](Feature [[2019年]]10月31日 [[Chris Mooney]]著)
  
 
==参考==
 
==参考==
 
*[[背景世界/ストーリー用語]]
 
*[[背景世界/ストーリー用語]]

2023年9月18日 (月) 19:05時点における最新版

ギャレンブリグ/Garenbrigは、エルドレイン/Eldraineの五つの宮廷の一つ。

目次

[編集] 概要

の宮廷。強さ/Strengthを最も重要な美徳とする。紋章は槌(イラスト)。

王国/The Realm人間が隆盛するずっと前に巨人によって築かれたギャレンブリグ城/Castle Garenbrigは、巨大で驚くほど奇妙な構造物だ。ギャレンブリグの主要な部分はその遺物であるグレートヘンジ/The Great Hengeで、突き出た石の露頭の頂上に置かれている。城の残りの部分は人間規模の大きさでヘンジを取り囲んでおり、この宮廷に巨人規模の石、人間の建造物、自然の草木の調和した融合をもたらしている。

ギャレンブリグの大きな中央の石は日時計のグノモンを成す。特定の日付の特定の時間に、中央の石を囲むモノリスが天体の通り道に沿って並び、僻境/The Wildsの最も深く、最も暗い場所へ通じる一時的な門が開かれる。

[編集] 美徳

ギャレンブリグの騎士は他の何よりも、生身の肉体的強さを尊ぶ。ギャレンブリグの騎士は最も大きな武器を振るい、最も重い鎧を着て、超人的(場合によっては、超巨人的)とも言える強さの業績を成し遂げることができるはずだ。彼らは意志や人格における強さにも重きを置いている――ただしそれは肉体的強さに加えて持つべきものであって、その代替たり得るものではない。

強さは美徳の中でも最も外面的なものであり、このことがギャレンブリグの世界観を形作っている。彼らは行動を、意図や欲望よりも遥かに重要なものであると見なしている。内的な生や個人的な美徳を重要視しながら、実際には何もしない人々のことを、彼らは快く思わない。

[編集] 騎士

ギャレンブリグで騎士となるためには、その者の体格と種族から期待される能力を超えた、強さの偉業を示さなければならない。強さの偉業が騎士号に値するかどうかを裁定するのは宮廷の統治者であり、ヨルヴォ/Yorvo王はそう簡単には感銘を受けないので、ギャレンブリグの騎士の数は豊富とまでは言えない。

騎士号を獲得した者は、自らの強さに大きな誇りを持ち、それを躊躇なく使用する。たとえ他の宮廷が騎士的ではないと見なす仕事においても。ギャレンブリグの騎士は巨人と取っ組み合ったり、森で巨大な獣と戦ったりすることがよくあるが、消防団となって水を運んだり、嵐の後に樹木を片付けたりすることも同じくらいに多い。彼らはギャレンブリグの大広間における物語や競技を好むが、ほとんどの騎士は世界中に散らばり、弱者や無辜の民を助け、守っている。

[編集] 遺物

グレートヘンジ/The Great Hengeは環状に並べられた巨大な石のモノリス群で、それをいつ見るかによって、その配置の形とパターンは様々である。並外れた山のような石板がヘンジの中心にそびえ立っており、巨大な日時計のグノモンとして機能している。

特定の日付の日の出と日の入りの際に、周囲のモノリスの影がある形に落ち、中央の石は僻境の深奥へと通じる魔法の門になる。周囲の暦石を持ち上げて動かすことで、旅先を望む時間と場所に調整することができる。モノリス一つをわずかに動かすことでさえ、強さの偉業である。モノリスのいくつかを適切な位置に動かし門を開いたなら、ギャレンブリグの騎士号が事実上保証される。日の出に門を抜け、日の入りに戻ってこなかった者は、一年と一日後に戻ってくるかもしれない――もしその時にも戻ってこなかったなら、その者は恐らく永遠に失われたのだろう。

[編集] 統治者

ほとんどのフェイ属/The fair folkと同様に、巨人は通常僻境に住み、王国の人間とは距離を置いている。しかしながら、一部の巨人はギャレンブリグの宮廷と協調する道を選ぶ。ギャレンブリグの人間は、その途轍もない強さから巨人のことを尊敬しており、巨人の方もギャレンブリグを、かつての巨人文明の後継者に最も相応しいと見なしている。

ギャレンブリグの現在の王は、ヨルヴォ/Yorvoという名の巨人である。ヨルヴォ王の玉座は、張り出したグノモン石の下にあり、象徴的に石の重さを支え、ギャレンブリグの人々を守っている。この宮廷のすべての騎士と貴族にとって、ヨルヴォとその玉座は強さの適切な使い道を思い出させるものだ――自分よりも弱い者を守るということを。

[編集] 登場

[編集] 登場カード

[編集] カード名に登場

エルドレインの王権
ギャレンブリグの木工師/Garenbrig Carverギャレンブリグの聖騎士/Garenbrig Paladinギャレンブリグの従者/Garenbrig Squireギャレンブリグの領主、ヨルヴォ/Yorvo, Lord of Garenbrigギャレンブリグ城/Castle Garenbrig
エルドレインの森
ギャレンブリグの成長/Garenbrig Growth
エルドレインの森統率者デッキ
ギャレンブリグの宮廷/Court of Garenbrig

[編集] フレイバー・テキストに登場

エルドレインの王権
雉狩り/Fell the Pheasant、ギャレンブリグの木工師/Garenbrig Carver、ギャレンブリグの従者/Garenbrig Squire、ヘンジを歩く者/Henge Walker石とぐろの海蛇/Stonecoil Serpent、ギャレンブリグ城/Castle Garenbrig

[編集] 登場作品・登場記事

[編集] 参考

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