バードフォーク/Birdfolk
提供:MTG Wiki
ブルームバロウ/Bloomburrowのアニマルフォーク/Animalfolk
- バードフォーク/Birdfolk(白青、鳥)
- バットフォーク/Batfolk(白黒、コウモリ)
- ラットフォーク/Ratfolk(青黒、ネズミ)
- カワウソフォーク/Otterfolk(青赤、カワウソ)
- リザードフォーク/Lizardfolk(黒赤、トカゲ)
- リスフォーク/Squirrelfolk(黒緑、リス)
- ラクーンフォーク/Raccoonfolk(赤緑、アライグマ)
- マウスフォーク/Mousefolk(赤白、ハツカネズミ)
- ラビットフォーク/Rabbitfolk(緑白、兎)
- カエルフォーク/Frogfolk(緑青、カエル)
バードフォーク/Birdfolkは、ブルームバロウ/Bloomburrowの種族。アニマルフォーク/Animalfolkの一種で、鳥の特徴を持つ。色は白青。
目次 |
解説
渓間/Valleyの空には、色彩も性格も多様なバードフォークの群れが住んでいる。バードフォークはアニマルフォーク/Animalfolk同士を繋ぐ役割を果たしており、郵便物を配達し、援助物資を届け、さらには渓間じゅうに他のアニマルフォークを運ぶことさえある。最高の場合、バードフォークは騎士道精神に溢れ、信念が固く、無私だ。最悪の場合、バードフォークは尊大で、頑固で、恩着せがましい。
性格
バードフォークは確固たる理想主義者となるよう育てられる。彼らは自分より弱いアニマルフォークの味方をし、加害者が誰であろうと不当な仕打ちから目を背けることはない。彼らは自分たちのことを、渓間のアニマルフォークを束ねる生まれながらのリーダーであると見なしており、公正と平和のためならば自らの羽根を危険に晒すことも厭わない。
バードフォークは、自分の物理的外見と社会的地位に強い関心を持っている。彼らは個人的栄光を表し、自らの地位を示すべく、羽根を繕い衣服を飾り立てる。大きめの村のバードフォークは、仕事中に休憩を取り、外見を整えるために、特手の時間に繕い所/Preeneryと呼ばれる入浴施設へ集まることさえある。バードフォークはこのような伝統に合わせることに気を配るが、だからといって個人の表現の余地がないわけではない。バードフォークは、奉仕と騎士道への献身に徹するかぎり、独自のスタイルセンスを示すことが奨励されている。
羽信隊/The Plumecreed
数あるバードフォークの伝統の中でも、最も有名で崇敬されているのが羽信隊/The Plumecreedだ。これは渓間を渡り、世界の先端/The Tip of the Worldという他のアニマルフォークがわざわざ行くこともない危ない山へと到達する、危険な空の旅のことだ。バードフォークは献身と忍耐の証として、自らの羽根の一枚を山の頂上に差し、古の呪文を織り上げてから発たねばならない。この旅に成功したバードフォークは、超自然的な速度と敏捷性に恵まれる。その者は飛行を極めし証として風冠の者/Windcrestedと呼ばれ、染めた一枚の羽根を頭頂に飾り、自らの功績を誇示することもしばしばだ。
空中戦闘
飛行の才を持つことが、災厄の獣/Calamity Beastやそれ以外の敵とのバードフォークの戦い方を他と異なるものにしている。バードフォークは長槍やその他の長柄武器を持ち、急降下あるいは急角度の旋回で、上空から飛びかかる傾向にある。このようなやり方の攻撃はバレバレではあるが強力で、複数のバードフォークが戦闘に参加すると、空中戦の優位性を活かしてあらゆる角度を補い合えるようになり、防御が困難になる。バードフォークの織り手/Weaverはその飛行能力を用いて、険しい地形であっても他のアニマルフォークを素早く救出することができる。しかしながら、バードフォークには他のアニマルフォークのような地上戦闘の腕前がないため、狭い下草の中に閉じ込められたり、負傷して飛べなくなったりすると、その攻撃は不器用で未熟なものとなる。
役割
バードフォークは驚くほど協力的で冒険好きだ。彼らはしばしば、他種族とともに冒険パーティーを結成し、そこで自分がリーダーであると宣言して、一日の始まりに仰々しい演説を通して自己主張を行う。彼らは他者を元気づける癒し手、騎士のような前衛職、空の斥候の役割を好む。その飛行能力により地上の障害物を容易に回避し、長距離を移動できるため、渓間における伝令のほとんどをバードフォークが占めている。伝書鳥たちはその仕事に誇りを持っている。渓間の共同体間の意思疎通が自分たちの努力にかかっているということを知っているからだ。
その自信から、彼らはプロジェクトリーダーや外交官の役割にも就く。バードフォークは協力を好む一方で、問題に対する最終的な発言権を持ちたがり、長ったらしい非難の言葉を会話に差し込むこともしばしばだ。バードフォークは自分が参加する共同体に対して献身的であり続けるが、栄光への嗅覚のために他種族と対立することもある。あるバードフォークは、物事の進め方は結果と同じくらい重要であると確信し、特定のやり方で仕事を成し遂げることに執着して、チームに不利益をもたらすかもしれない。
他種族との関係
どちらも冒険好きで栄光を追い求めるため、バードフォークはマウスフォーク/Mousefolkと仲良くやっている。マウスフォークは時に性急で無謀だが、バードフォークは彼らの行動の原動力となる燃えるような理想を見抜くことができ、常にそばにいてくれる仲間がいることを幸せに思う。カエルフォーク/Frogfolkは文化的にバードフォークよりも用心深く、その悲観主義への傾向は、論理的で客観的な態度とも相まって、ほとんどのバードフォークの行動を衝き動かす理想主義とは相反するものとなっている。
魔法織り/Weaving
バードフォークの魔法は第一に、冒険で仲間を助けたり支援したりするためのものである。バードフォークは人生の早いうちから魔法を学ぶ。通常、意図的に年長者を探し求め、その者から教わる。学問的な教えと並行して、羽ばたきの道/The Wingbeat Wayという倫理的な枠組みも学ぶ。これは生涯にわたって魔法を公共の利益のために使うことに専念せよという教えだ。
住居
バードフォークの家は止まり木/Perchの名で知られている。通常、それは木の高いところか、草を超える高さに建てられた支柱の上にあり、下方の世界をよく見渡すことができる。一つの家は多数の異なるバードフォークの間で使い回されることが多く、危機にあるアニマルフォークに速やかに避難所を提供できるよう、扉は開けっ放しになっている。
ゲームでの特徴
クリーチャー — 鳥(Bird) スカウト(Scout)
飛行
豆殻の従者が攻撃するたび、あなたがコントロールしていて飛行を持たないクリーチャー1体を対象とする。ターン終了時まで、それは+1/+1の修整を受ける。
クリーチャー — 鳥(Bird) スカウト(Scout)
飛行
羽信隊の導師やあなたがコントロールしていて飛行を持ちこれでないクリーチャー1体が戦場に出るたび、あなたがコントロールしていて飛行を持たないクリーチャー1体を対象とする。それの上に+1/+1カウンター1個を置く。
鳥のクリーチャー・タイプを持つ。白か青を含む。
自身は飛行を持ち、それに加えて飛行を持たない自軍クリーチャーをサポートする能力を持つものが多い。
登場
登場作品・登場記事
- Planeswalker's Guide to Bloomburrow, Part 2/プレインズウォーカーのための『ブルームバロウ』案内 その2(Daily MTG 2024年7月16日 Neale LaPlante Johnson著)