Magic Online Vanguard
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Magic Online Vanguardは、Magic Online認定フォーマットの1つ。
解説
文字通りヴァンガードのMagic Onlineバージョンであり、プレイヤーはAvatar(アバター)キャラクターを1つ選び、その能力を駆使してゲームを行う。
ルールとしては紙版ヴァンガードとほぼ同じで、ゲームの開始時に専用の領域に置いて使う。それぞれの特殊能力のほかに、初期ライフと手札の初期/最大枚数が変動し、より複雑で変化に富んだゲームを楽しめる。プログラムであることを利用した、数値や選択にランダム性を含んだ能力を持つものもいる。
紙版はストーリーに登場するキャラクターがモデルとなっていたが、Magic Online版のヴァンガードは実在のカードがモチーフとなっている。Flametongue Kavu AvatarやProdigal Sorcerer Avatarなどの伝説のクリーチャーではないクリーチャーや、エンチャント(Necropotence Avatar)などもモチーフとして使われている。カード名はMagic Onlineでは「Avatar - [元となったカードの名前]」、オラクルでは「[元となったカードの名前] Avatar」で表される。
最初はどのフォーマットでも好きなアバターを使うことができたが、2008年9月17日より、そのフォーマットで使用できるカードに対応したアバターのみが使えるように変更された。
2008年頃からプレイ数が減少していったことから、ゼンディカーリリース後はMagic Online Vanguardを用いたトーナメントは中止されることとなり、Masters Edition 3以降に配布されるアバターは全てテキストレス(能力や手札補正子、ライフ補正子を持たない)となった。テキストレスのアバターはヴァンガードとして使用できない。(→Standard w/Vanguard to be replaced with "Standardton"参照)
アバターの一覧は下記WotCの解説ページおよびカード個別評価:Magic Online Vanguardを参照。
- アバターの能力は基本的に変更されることはない。しかし、環境の状況によって初期手札や初期ライフの増減値を変更することはある。これまでに行われた変更に関しては、Magic Onlineフォーマットの変遷#Magic Online Vanguardを参照。
- 導入最初期にはバグのせいでサイドボードから何枚でもヴァンガード・カードを入れることができた。その状態だとGoblin Warchief Avatar+Elvish Champion Avatar×10等で確定先手1ターンキルができてしまったりと、もはやマジックではなかった。
- 現在ではこのバグは取り除かれ、ゲームごとに1枚しか入れられないが、フリーフォームにおいては好きなだけヴァンガードを入れることができる。
参考
- Magic Online Vanguard (WotCによるFAQ、および全アバターリスト)
- カード個別評価:Magic Online Vanguard
- フォーマット