リバイズド・エディション
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1970年1月1日 (木) 09:00時点における (トーク)による版
リバイズド/Revised Edition
3番目の基本セット。 初めて収録カードの改定が行われた。 とは言うものの、アンリミテッドとリバイズドの間にはアラビアンナイトとアンティキティーしか存在しないので、枚数で見るとそれほど多くの変更はない。 デュアルランドなど、今から考えると強力過ぎるカードも多く再録されている。 ただし、あまりに強すぎたパワー9は当然再録されていないし、他にもあまりに変なカードやBerserkのような壊れているカードも再録されていない。
- タップ・シンボルが初めて採用された。当時は灰色の円の中に傾いた「T」が描かれたものだった。
- カードの色調が全体的に薄く、白枠と内側の境にある立体表現が省略されている。
- この淡い色合いは独特の「味」となっており、基本土地などリバイズド版を好んで使用するプレイヤーも多い。
- アラビアンナイトから収録されたSerendib EfreetのイラストがIfh-Biff Efreetのものになってしまっており、背景も緑のカードのものになっている。
- このエラーはサマーマジックで修正されている(しかしアーティスト名は直っていなかったりする)が、皮肉にもサマーマジックは存在自体がエラーである。
- Plateauの絵がトラブルにより差し替えられている。しかし、アーティスト名が変更されていない。
- このエラーはサマーマジックでも修正されていない。ただし、他言語版のカード(ドイツ語など)では修正されている。
- 実は最も長い期間に渡って販売されていた基本セットである。
そのため、一部のレアカードなどは第4版以降のものよりも安い。それだけダブついているということである。日本人などには言ってみれば「紀元前」(日本語版発売前)のセットなので「古いカードほど高い」のが当たり前だと思っているが、そうでない場合もある訳だ。
- 日本人がデュアルランドを新品で購入するには、シングルカード以外では実質的にはこのリバイズドを買うより他に無い。アンリミテッドやベータの未開封パックなどこの時点で万単位の値が付いていた。
そこで重宝されていたのが英語版よりも安価な「イタリア語版リバイズド」である。 テンペスト発売当時でも英語版の第4版よりも若干割高程度の額で購入出来た。当時のカードショップには大抵イタリア語版リバイズドの在庫がうなっており、貴重なはずの絶版エキスパンションがこうもやすやすと手に入ることをいぶかしんだデュエリスト達は「イタリアでは未だにリバイズドが印刷され続けているに違いない」などと噂をしたものである。
- イタリア語版リバイズドには「1997」の印刷日付があり、カード枠は4版に準拠している。販売期間も英語版のそれより長い。
- フランス語版などでは、ひとつのパックに複数の年代のカードが入っていることがある。
- デュアルランドは全10種類と数が多いので、ブースター36パックで構成されるディスプレイボックスを1箱開封すれば、最低でも3枚、多ければ5枚は引くことが出来たし、神の怒り/Wrath of Godやハルマゲドン/Armageddon、ネビニラルの円盤/Nevinyrral's Diskなどの「当たりレア」に相当するカードが数枚は混ざるのが普通だった。エクステンデッドを視野にいれなくてもおいしい買い物だったと言える。
- ブースターにも基本土地が含まれているため、大抵開封すると大量に基本土地が溢れることになる。
1994年4月発売。全306種類(基本土地の絵違い含む)。