テイザー/Taysir
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テイザー/Taysirは、ラバイア/Rabiah出身の5色のマナを駆使する、最も古くて強大なるプレインズウォーカー。
元は5色の分身に分かれた存在だったが、魔術師の女王ネイラ/Nailahに唆された黒のテイザーが緑の分身を殺害し1人に統合したことを皮切りとして、5人の分身は1人に融合、プレインズウォーカーとなる。ネイラを倒しラバイアを旅立ったテイザーは、数多の世界でその力を思うがままに振るう。一方、ネイラはテイザーからラバイアを封鎖、いつしか故郷への帰還がテイザーの目的になった。
時が経ち、氷河期のドミナリア/Dominariaでthe Shardに囚われるが、最愛の女性クリスティナ/Kristinaと出会う。2934ARに、知己Faralyn(ファラリン)が開いたSummit of the Null Moon(虚月の頂上会談)にクリスティナ同伴で出席する。この頂上会議は実を結ばなかったが、程無くフレイアリーズ/Freyaliseが世界呪文でthe Shardの束縛を破壊、テイザーらも自由の身となる。ラバイアへの帰還にクリスティナの助力を請うが、2人の仲は破局を迎え、計画は御破算になった。
次元を跳躍していたテイザーは、ウルグローサ/Ulgrothaを飛び出してきたフェロッズ/Ferozの弟子のサンドルー/Sandruuと遭遇。Spellsquire(呪文従者)のRavidel(ラヴィデル)から、このミノタウルスがクリスティナの新たな恋人だと告げられ、未練の残るテイザーはサンドルーを痛めつけるが、止めを刺さずに逃がす。その跡をつけて、まんまとウルグローサに侵入、その支配を目論むもフェロッズに倒される。
死んだと思われた彼だが、アナーバのミノタウルスのもとで魂だけを残して生存。再び肉体を得て復活したものの、かつての強大な力を失ってしまう。しかし、力と交換に人間性を取り戻し、過去の罪を悔いるようになる。その後、ウルグローサで強い魔法力を持つ少女ダリア/Dariaを見出し、義理の娘として溺愛する。後にダリアもまたプレインズウォーカーとなっている。
4205AR、ファイレクシア/Phyrexiaのドミナリア侵攻の際に娘とともにナイン・タイタンズに参列。しかし、テヴェシュ・ザット/Tevesh Szatの裏切りと罠により、最初の霊魂爆弾を仕掛ける際にダリア/Dariaが死亡。自身も発狂したウルザに不意をつかれ死亡する。
訳語
「Taysir」は、第5版の放浪熱/Wanderlustのフレイバー・テキストで「テイジーア」と訳されている。カード上では「テイザー」と訳されたことはない。