レッドキャップ/Redcap
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レッドキャップ/Redcapはゴブリン/Goblinの一種。
シャドウムーア/Shadowmoorおよびエルドレイン/Eldraineに棲息するが、前者についての情報は残忍なレッドキャップ/Murderous Redcapしか存在しないため、以下では特記しない限りエルドレインの種族について扱う。
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[編集] 解説
エルドレインにおけるレッドキャップは、僻境/The Wildsに棲息する魔法生物"フェイ属/The fair folk"の一種である。身長は数フィート[注釈 1]ほどで、歪んだ姿と敵の血で染まった頭髪が特徴である(イラスト)。シャドウムーアと異なり、この次元/Planeのゴブリンはすべてレッドキャップと呼ばれる。
レッドキャップには栄誉やフェアプレーといったものが存在せず、騙し討ちや奇襲こそが常套手段である。秩序や序列といったものを生来的に嫌う種族ではあるが、徒党を組んで行動し、相手より数が多いときのみ襲い掛かる。彼らの結束は、リーダーによる陰険な脅しで成り立っているに過ぎない。
- モチーフはイングランドに伝わる妖精の一種、レッドキャップだろう。人間の血を好む非常に残忍な生物であるとされる。名前の通りその帽子は赤く、人間の血で染められているという。
[編集] 人間との関係
レッドキャップはしばしば境界地/The Boundary Landsにある人間/Humanの村を襲い、僻境の奥深くへと姿を消していく。戦闘におけるレッドキャップは獰猛かつ無謀であり、恐怖と混乱により人々の秩序を乱すことに喜びを感じている。
王国/The Realmからは、その卑怯さゆえに勇気の欠如した存在とみなされている。あるヴァントレス/Vantressの騎士いわく、彼らとやりあう一番良い方法は魔法の水で頭の血を洗い流すことであるそうだが、具体的にどのような効果があるのかは明らかにされていない。
[編集] ドワーフとの因縁
レッドキャップとドワーフ/Dwarfは、領土や輝く物を巡って長い間争ってきた。一説では、この確執は大昔スプーンを奪い合ったことに起因するとされている。
長い間、彼らはドワーフ都市のひとつデルヴァーホウ/Delverhaughにある巨万の富を狙っていた。新ファイレクシア/New Phyrexiaとの戦争が終結した後、デルヴァーホウの住民は終わらぬ歓楽にうつつを抜かしている。the Bloody Bootsと呼ばれるレッドキャップ内でも特に残虐な氏族は、警備が手薄になった隙をつき、デルヴァーホウの大餐会/Grand Ballに夜襲をかけようとしている。
[編集] 登場
[編集] カード名に登場
[編集] その他、レッドキャップであるカード
[編集] フレイバー・テキストに登場
※レッドキャップ自身のフレイバー・テキストは除く
- エルドレインの王権
- 投げ飛ばし/Fling
- エルドレインの森
- 侵入者の放逐/Expel the Interlopers、勇敢なパイ使い/Gallant Pie-Wielder、大食い戦争/Food Fight
- おとぎ話
- ゴブリンの砲撃/Goblin Bombardment、略奪の爆撃/Raid Bombardment、分かち合う憎しみ/Shared Animosity
[編集] 登場作品・登場記事
- Throne of Eldraine: The Wildered Quest(小説)
- 『エルドレインの王権』物語ダイジェスト:第4回 不可解な幻視(マジック日本公式サイト 2019年10月24日 若月繭子著)
- Planeswalker's Guide to Eldraine/プレインズウォーカーのためのエルドレイン案内(Feature 2019年10月31日 Chris Mooney著)
- 『エルドレインの森』ワールドガイド展示資料(30th Anniversary CELEBRATION TOKYO、英語)
[編集] 脚注
[編集] 注釈
- ↑ 1フィート≒30cm。プレインズウォーカーのためのエルドレイン案内では樽ほどと表記されている。