奥義

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奥義/Ultimateとは、プレインズウォーカー忠誠度能力のうち、特に忠誠度消費が大きく効果も強力であるものの俗称。


Nicol Bolas, Planeswalker / プレインズウォーカー、ニコル・ボーラス (4)(青)(黒)(黒)(赤)
伝説のプレインズウォーカー — ボーラス(Bolas)

[+3]:クリーチャーでないパーマネント1つを対象とし、それを破壊する。
[-2]:クリーチャー1体を対象とし、それのコントロールを得る。
[-9]:プレイヤー1人かプレインズウォーカー1体を対象とする。プレインズウォーカー、ニコル・ボーラスはそれに7点のダメージを与える。そのプレイヤーかそのプレインズウォーカーのコントローラーはカードを7枚捨て、その後パーマネントを7つ生け贄に捧げる。

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概要

プレインズウォーカーの忠誠度能力はプラス能力、小マイナス能力、大マイナス能力の3つが最も基本的な組み合わせであり、このうち大マイナス能力が奥義と呼ばれる。

プラス能力を何回か起動して初めて使える能力であり、非常に派手かつ起動できればほぼ勝利できるような効果が持たされていることが多い。

一方で、ギデオン・ジュラ/Gideon Juraのような奥義を持たないプレインズウォーカーもいる。灯争大戦でプレインズウォーカーのデザインが拡張されて以降は特に、奥義を持たないプレインズウォーカーが増えている。

奥義のデザインやバリエーションに富んでいる。そのままズバリ勝利する龍神、ニコル・ボーラス/Nicol Bolas, Dragon-Godや、数ターン以内の決着を決定づける精神を刻む者、ジェイス/Jace, the Mind Sculptorのようなパターンから、完成化した賢者、タミヨウ/Tamiyo, Compleated Sageなど確実に勝利には貢献するがそれそのものには殺傷力がないものまである。

ほとんどの場合、奥義を発動した=勝利確定とはならない。ほとんどの奥義は「数ターン以内に勝利を確定させる」デザインであり、言い換えれば数ターンは猶予があるのである。特にビートダウンを相手にした場合は、その猶予でライフを削りきられる可能性も残っている。

  • 「起動できれば確実に勝利できる」ぐらいでなければ意味がないが、一方で『「あなたゲームに勝利する」を単に言葉を変えて書いているにすぎない』というデザイン上のジレンマを抱えているとも言われる。

殆どのデッキにおいて、奥義そのものを目的にプレインズウォーカーが採用されることはない。実用上は発動まで時間がかかりすぎるためである。とはいえ相手からすれば、場に残し続ければいずれ敗北する危険性があり、そして数ターン定着されれば他の忠誠度能力などによってコントロールを確立され投了せざるを得なくなる……と、いたずらにゲームが長引くことを防ぐ側面もある。

  • 紋章を得る効果はほとんどが奥義であるが、一部例外は存在する。

参考

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