プラデッシュの漂泊民/Pradesh Gypsies
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Pradesh Gypsies / プラデッシュの漂泊民 (2)(緑)
クリーチャー — 人間(Human) ノーマッド(Nomad)
クリーチャー — 人間(Human) ノーマッド(Nomad)
(1)(緑),(T):クリーチャー1体を対象とする。それはターン終了時まで-2/-0の修整を受ける。
1/1クリーチャー1体にパワーのみのマイナス修整を与えるタップ能力を持つ、間接的な防御クリーチャー。相打ちしそうな戦闘を一方的な勝利に持ち込んだり、2点以下のクロックを封じ込めたりといった使い方ができる。
戦闘補助性能に関しては、緑なら同程度のコストでP/Tの両方に+2/+2修整を与える手段もあり、「生き残れるだけ」のこのカードはちょっと割に合わないと言える。また、サイズ面でもクリーチャーが強い緑なのに、3マナで1/1というのは物足りない。しかしながら、このカードが作られた時期ではこういった再利用可能な支援力は緑にはほとんどなく、利用価値はそこそこあったようだ。
- 後世から見ると白や青のカードのようにも見える防御的な能力だが、黎明期は縮小/Shrinkなど類似の効果を持つカードが緑にも度々見られた。
- 実際、はるか後に白の塩平原の世捨て/Saltfield Recluseとしてリメイクされている。
- 漂泊民という独自のクリーチャー・タイプを持っていたが、2007年9月サブタイプ変更で人間・ノーマッドに変更された。
- 「漂白」ではなく「漂泊」。
禁止指定
2020年6月10日より、使用可能な全フォーマットで禁止カードに指定された。同時に、公式データベースのGathererからカード画像が削除された(該当ページ)。これはカード内に人種差別的または文化侮辱的描写が含まれていたことによる[1]。
- 告知の記事内では各カードについての詳細な禁止理由は明言されていないが、以下の要素が問題になったと推察される。
- カード名にGypsy(ジプシー)を含む点。ジプシーとは欧州で生活している移動型民族(ロマ等)を指す語だが、これには外部の定住者が蔑意を込めて一まとめに呼ぶ外名であった背景がある。このため欧州では使用を忌避されているが、北米ではロマとほぼ同義語として使われている。
脚注
参考
- カード個別評価:レジェンド - アンコモン1
- カード個別評価:第6版 - コモン
- カード個別評価:第5版 - コモン
- カード個別評価:第4版 - コモン