アナーバ/Anaba
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アナーバ/Anabaは、ウルグローサ/UlgrothaのKoskun Mountains(コスカン山脈)に住むミノタウルス/Minotaurの部族。
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[編集] 解説
アナーバ・ミノタウルスは精神性を重んじる平和的な文化をもち、簡素で静かな生活を送る。外界との接触を嫌い、山中に隠れ住み、余所者には居住地域の位置を明かさない。時折、部族民の中には冒険を求めて外へ飛び出していく者(若者が多い)もあり、外の世界の注意をひきつけてしまっている。
山脈のゴブリン/Goblinやオークを統べるKoskun Keep(コスカン砦)のエロン/Eronはアナーバ族の里を探している。第31世代期(3800AR頃)初め現在のところ未だ発見されていないが、エロンの派遣した探索隊はじわじわとアナーバの隠れ里に近づいている。
指の数は人間/Humanと同じ5本(親指1本とその他4本)。
自分たちの住んでいる場所をカー山地帯(Kher Range)と呼んでいる(この言葉が、コスカン全体を含んでいるのか、部族の里に限っているのか、定かではない)。この「カー/Kher」という名称の山地には、ドミナリア/Dominariaのカー峠/Kher Ridgesがある。この名称の一致に加えて、ウルグローサの種族は他の次元/Planeに起源をもつ場合が多いことから、アナーバがドミナリアのミノタウルス族の末裔である可能性も考えられる。ただし、指の本数の関係からドミナリアのハールーン系に近く、タールルーム系とは異なる種類のミノタウルスである(タールルーム族は指4本。指2本と、それを挟むような位置に親指が2本)。
アナーバの宗教は祖霊を崇拝するシャーマニズム。部族のシャーマンほど大地の力を引き出す技に優れた者はほとんどいないと言われる。
アナーバでは歌が重要な役割を果たす。魂の造形者は民族の歌、過去・現在・未来の歌を歌い、部族はフェロッズ/Ferozを歌で讃え続ける。テイザー/Taysirの荒ぶる魂を浄化し人間性を取り戻させたのは、部族の祖霊と魂の造形者の功績である。魂の造形者は将来、テイザーが罪を悔い改め復活することを予見、テイザーの遺体を引き取って洞窟に封じる。祖霊はテイザーの痛めつけられた精神を癒し、再び5つの魂を一つに整えた上で、思慮深さを学ばせ、傲慢さの過ちを見せる。テイザーの復活には200年かかった。
ホームランドの守護者フェロッズは部族の友人である。第19世代期、ウルグローサに移り住んできたフェロッズの最初の友人が部族民サンドルー/Sandruuであり、彼を通じて部族はフェロッズと友好関係を結んだ。サンドルーはフェロッズに師事してプレインズウォーカー/Planeswalkerとして覚醒し他の次元へ旅立った。第20世代期(3580AR頃)、フェロッズとセラ/Serraの結婚式はアナーバで行われ、部族民が二人の門出を祝福した。
センギアのイリニ/Irini Sengirはアナーバ族を家畜や獣並みにしか見ていない。イリニは部族のシャーマン魔法を蔑み、アナーバ族の動物園を作りたがっている。
4205AR、アナーバ族はアン=ハヴァ/An-Havvaを臨む丘陵地帯に都市を築いている。そこにはテイザーとダリア/Dariaが暮らしていて、ファイレクシア/Phyrexiaとの戦争の助勢を乞いにウルザ/Urzaが来訪した。
- 小説Invasionでは「Anoba」表記。
[編集] 登場
[編集] カード名に登場
[編集] フレイバー・テキストに登場
- ホームランド
- 迷宮のミノタウルス/Labyrinth Minotaur、Anaba Spirit Crafter、縮小/Shrink、Didgeridoo
[編集] 登場作品・登場記事
- Homelands:The Making of a Magic Expansion(Duelist7号の記事)
- Eron the Relentless(Duelist8号の記事)
- Dominian Chronicles(Duelist16号の記事)
- The Royal Bloodline(Feature 2006年2月15日 Matt Cavotta著)
- Homelands on the World of MAGIC:the Gathering(コミック版ホームランド)
- Invasion(小説)
[編集] 参考
- ホームランド
- ウルグローサ/Ulgrotha
- Koskun Mountains(コスカン山脈)
- サンドルー/Sandruu
- Borthon(ボーソン)
- オナタ/Onatah
- フェロッズ/Feroz
- 背景世界/ストーリー用語