トーク:Icequake
提供:MTG Wiki
Icequakeは、涙の雨/Rain of Tearsの上位互換であるか?
まず最初に、これは「上位互換」という言葉の定義の問題であると思います。MtGにおいて、完全な上位互換は存在しません。ではどこまでのラインを「上位互換として扱ってよい」として認めるのか。
蒸気の絡みつき/Vapor Snagは送還/Unsummonの上位互換では無いとされています。理由は、自分のクリーチャーに撃つ状況が、ある程度の頻度で存在するため。ただ構築環境においては、相手のクリーチャーに撃つ状況を優先して、「実質的な上位互換である」と言って差し支え無い扱い(デッキに採用される頻度など)をされていると思います。
一方Icequakeについて、個人的には、涙の雨の上位互換では無いと扱うべきだと思っています。反論意見として「自分の氷雪土地を破壊する局面が想定できない」とありますが、例として「相手の氷雪土地渡りを回避するため」という状況を挙げます。アイスエイジブロックのリミテッドであれば、全くあり得ない状況という事は無いでしょう。蒸気の絡みつきのそれと比べて、頻度的に稀である事は間違いありませんが。
- Icequakeは、涙の雨の上位互換では無い。
- そもそも蒸気の絡みつきの時点で、送還の上位互換である。
- 蒸気の絡みつきは上位互換では無いが、Icequakeは上位互換である。
結論としては、この何れかになるとは思いますが、もし3.であるのなら、何かしら基準を新たに設定するべきでは無いかと思います。--Kk 2012年4月4日 (水) 12:09 (JST)
「3.蒸気の絡みつきは上位互換では無いが、Icequakeは上位互換である。」だと考えています。
上位互換のページには、当Wikiにおける(暫定的な)上位互換の基準の定義が既にされています。以下該当ページより引用。
>このWiki内で上位互換、下位互換を考える場合は単独での使い勝手のみで比較し、「特定のカードとの相互作用で評価が逆転する」など個別の事柄については別に言及する。「(比較対象それぞれの)カードに書かれていることのみで比較する」と考えると分かりやすい。
>例:幻影獣/Phantom Monsterと大ダコ/Giant Octopusを比べる場合、幻影獣は大ダコと同じマナ・コスト、サイズで飛行を持っているため、大ダコの上位互換である。石の精/Stone Spiritに対するブロッカーとしては評価が逆転するが、それは石の精のテキストに書かれていることなので、幻影獣と大ダコを単純比較する場合は考慮しない。
このように、当Wikiでは土地破壊と土地渡りのような相互作用は上位互換を定義する上では考慮しないことになっています。
>蒸気の絡みつき/Vapor Snagは送還/Unsummonの上位互換では無いとされています。理由は、自分のクリーチャーに撃つ状況が、ある程度の頻度で存在するため。
いいえ。蒸気の絡みつきは送還の上位互換では無いとされている理由は、状況の存在する頻度ではなく、蒸気の絡みつきの「単独での使い勝手」にあります。
バウンスはそもそも、自分のクリーチャーに撃つことでコンバットトリックや除去回避としても使える柔軟性のあるメカニズムとしてデザインされています。公式記事や当Wikiでも基本的な使い方として紹介されていますし、救出/Rescueや救出カードのようにバウンスのその面だけを切り取ったメカニズムも存在します。送還の亜種である蒸気の絡みつきの「単独での使い勝手」は、自分のクリーチャーに撃つことも考慮するのが妥当でしょう。
一方で土地破壊を自分の土地に撃つことは「単独での使い勝手」では考えられまえん。(「あなたがコントロールする土地1つを対象とし、それを破壊する。」なんて呪文が存在しますか?)
以上の2点により、文頭の結論になりました。--180.199.90.79 2012年4月4日 (水) 14:00 (JST)
勘違いは訂正します。ただその上で、「単独での使い勝手」について一点残っています。
Icequakeは自分の土地を対象に取れる効果であり、それを「自分の土地にわざわざ撃つなんて事は考えられない」とする根拠はありませんか。「特定のカードで逆転する事はあっても、基本的に場の土地の枚数は多い方が良い。だから土地破壊は自分に撃たない」という事でしょうか。
>「あなたがコントロールする土地1つを対象とし、それを破壊する。」なんて呪文が存在しますか?
今、無いだけでしょう。自分のリソースを減少させるだけの効果という意味では、例えば空虚自身/One with Nothingの様なカードは存在します。逆に、例えば「対戦相手の土地1つを破壊する」という呪文があったとして、それは涙の雨や石の雨の下位互換にはならないのでしょうか。
この点が解決していないため、相変わらずIcequakeと涙の雨は「蒸気・送還と同様に、上位・下位互換の関係にはない」という結論になるのでは無いかと考えています。--Kk 2012年4月5日 (木) 14:36 (JST)
私は180.199.90.79 さんと同意見です。
除去とバウンスという元々役割が異なるカードを同じに扱うことがカード評価として不適当です。
Icequakeと同様に「除去カードであり、かつ、パーマネントのコントローラーのライフを減らす効果も持つカード」を調べましたが、自身のパーマネントを対象に使った場合の不利益に言及しているものは皆無でした。
- 例:土地破壊+ライフを減らす効果
- →押し寄せる砂/Choking Sands、強奪/Despoil、溶鉄の雨/Molten Rain、地形の融解/Melt Terrain、井戸に毒/Poison the Well
- 例:土地破壊でない除去+ライフを減らす効果
- →有象無象の発射/Fodder Launch、グロータグの包囲抜け/Grotag Siege-Runner、ケアヴェクの放逐術/Kaervek's Purge、カマールの大鎚/Kamahl's Sledge、つっかかり/Lash Out、粉々/Smash to Smithereens、倒壊の言葉/Word of Blasting
除去の場合、自分のコントロールするパーマネントに使用した際の不利益は言及しないのが通例だと分かります。不利益は自明ですし、土地渡り回避などのまれな利得は特筆に値しないからでしょう。--ヴぁ 2012年4月5日 (木) 21:50 (JST)
180.199.90.79さんやヴぁさんの言われたことの繰り返しですが、通常のゲームにおいて、「蒸気の絡みつきを自分のクリーチャーに撃つ」ことは自然に起こりうることであり、「Icequakeを自分の土地に撃つ」ことは限定的な状況でしか起こりません。無理やりレアケースを取り上げたり、不自然な未来を仮定したりするのはナンセンスです。
最初にKkさんが挙げていた選択肢の3番目にすべきであり、1や2にしてしまうのはゲームの実情とかけ離れています。あまり杓子定規にとらえ過ぎて、実際のゲームでの使用感を無視しすぎるのは望ましいことではないでしょう(この辺は私自身もしばしばやってしまうことなので反省すべきことではあるのですが)。
上位互換のページで実用性についての記述を注意書きとして追加したり、各個別ページで補足を加えたりするのはありだとは思います。--Sk 2012年4月5日 (木) 22:28 (JST)