忌むべき者のかがり火/Bonfire of the Damned
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ソーサリー
プレイヤー1人かプレインズウォーカー1体を対象とする。忌むべき者のかがり火はそれとそのプレイヤーかそのプレインズウォーカーのコントローラーがコントロールする各クリーチャーにそれぞれX点のダメージを与える。
奇跡(X)(赤)(あなたがこのカードを引いたとき、これがこのターンに最初に引いたカードだった場合、あなたはこれの奇跡コストを支払うことでこれを唱えてもよい。)
赤の神話レアの奇跡は、プレイヤー一人とそのプレイヤーのコントロールするクリーチャー全体へのX火力。
一般的に、奇跡呪文は「奇跡のタイミングが選べない」、「そのまま唱えると重い」という欠点がある。だが、このカードの場合、次のように双方の欠点をある程度克服している。 第一に、自軍が損害を被らない上、最低でも対戦相手へのX火力となるので、タイミングをほぼ選ばず使え、奇跡でも非常に使いやすい。 第二に、そのまま唱えても対ビートダウンに対しては圧倒的な性能を誇る。通常のデッキだとせいぜい唱えられてX=2程度だが、それでも普通のビートダウンなら戦線が瓦解し、ウィニーならばほぼ壊滅である。
いずれで唱えてもビートダウンの対ビートダウンカードとしては極めて強力。自軍が被害を被らないという点から簡単に一方的なボード・アドバンテージを稼ぎ出せ、これ一枚で劣勢をひっくり返すことも容易。中盤以降ならこれを撃った方が勝つと書いてあるも同然である。他方、コントロール相手に唱える場合、奇跡ならとにかくそのままでは重い上プレイヤーに2点程度のダメージを与えるだけで終わることも少なくない。
またコントロールはクリーチャーをさほど展開しない事が多いので、弱いわけではないがあえてこのカードを使う旨みは少なく、もっと確実な全体除去を入れた方が良い場合も多いだろう。
以上のようになかなか環境を選ぶカードであるが、このカードの登場時の環境は高速ビートダウン真っ直中であり、このカードの性能を遺憾なく発揮できる。登場前の下馬評こそそこまで高くなかったが、登場後はすぐに頭角を現し、アヴァシンの帰還のトップレアとなった。奇跡コスト・通常コストの両方がシングルシンボルなのも重要な点で、このカードのために二色目、三色目を赤にするデッキも存在するほど。
関連カード
- 炎の波/Flame Wave - (3)(赤)(赤)(赤)(赤)で4点固定、奇跡は無い。
- 溶岩崩れ/Lavalanche - (黒)(赤)(緑)(X)で奇跡は無い。
サイクル
アヴァシンの帰還の、奇跡を持つ神話レアの呪文のサイクル。白・青・赤に1枚ずつ存在する。
- 天使への願い/Entreat the Angels
- 時間の熟達/Temporal Mastery
- 忌むべき者のかがり火/Bonfire of the Damned