ザンチャ/Xantcha
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ザンチャ/Xantchaは、ファイレクシア/Phyrexiaによって作られた、人を模して作られた潜伏工作員。外見は人間の女性だが、その肉体は機械である。
年若きファイレクシア人のザンチャは、人工次元であるファイレクシアには決して存在しない、緑の草原や青い空などの美しい自然を夢に見た、ただひとりのファイレクシア人だった。しかし、任務に送り出されるにあたって、その夢みる「心」を奪われてしまう。 ファイレクシアの保管施設にある自分の「心」を取り戻したいと思うようになった後、とある任務に失敗した彼女は、不良品として廃棄・処刑されそうとなってたところをウルザに助けられる。
兄弟戦争/Brothers' Warから約1500年、ウルザは「弟ミシュラ/Mishraの仇であるファイレクシアを知るもの」とようやく出会えたことに喜んだ。 彼女はウルザと行動を友にするようになる。ウルザの手助けをし、ウルザにファイレクシアについての情報を話した彼女は、彼をファイレクシアへと案内する。ウルザがファイクレクシアの奥深くへと攻め込んで行く一方で、ザンチャは自分の「心」を取り戻す。 ファイレクシアの第四球体で追い詰められていたウルザとやっとの思いで合流したザンチャは、ファイレクシアをは自分から撤退する。
ウルザがファイレクシアを攻め込んだ際に受けた傷は深く、セラの領土/Serra's Realmで休息をとる彼の世話をする。 セラ/Serraの次元/Planeの天使たちにとっての夜明けの太陽は、ザンチャにとって沈む夕日にしか見えず、彼女はファイレクシアに戻ってきたかのような錯覚と、残念な気持ちを抱く。ザンチャのそうした指摘から、ファイレクシアとセラの世界の共通項、人口次元の不自然さが抱える構造的な欠陥と危うさについてウルザは考始める。そしてその考えはセラ次元の崩壊のよって推測から確証、そして実証へと変わるのである。
セラの次元での休息と次元の崩壊の後、ザンチャとウルザはヨーグモス/Yawgmothの弱点やファイレクシアの起源となった次元探しなど、さらなる情報と様々な攻略の鍵を探しに多元宇宙/Multiverseへの旅にでる。
スラン文明以前から存在するエクィロー/Equilorでも、ファイレクシアに関する手がかりを見つけられなかったザンチャとウルザは、旅の果てに故郷ドミナリア/Dominariaへと帰還する。
コイロスの洞窟/Caves of Koilosを訪れたウルザがギックス/Gixに襲われるが、その襲際に彼女は身代わりとなって死亡。残された「心(人格マトリクス)」を、ウルザは銀のゴーレムに埋め込んだ。それがカーン/Karnである。
登場カード
ヴァンガード
ウルザズ・サーガ
- イラスト
- 潜伏工作員/Sleeper Agent、治癒の軟膏/Healing Salve、不正利得/Ill-Gotten Gains、抑圧/Oppression、犠牲/Victimize、やり込め/Unnerve
- フレイバー・テキスト
- 真に暗き時間/Darkest Hour、次元の狭間/Planar Void、ギックスの僧侶/Priest of Gix、ヨーグモスの勅令/Yawgmoth's Edict