アルボリア/Arboria

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Arboria / アルボリア (2)(緑)(緑)
ワールド・エンチャント

クリーチャーは、自分の直前のターンに呪文を唱えておらず、トークンでないパーマネントを戦場に出していないプレイヤーを攻撃できない。


解りにくいテキストだが、要するに「自分のターンに新しくカードを使わなかったプレイヤーは、続く相手のターンに相手から攻撃されない」というような効果戦場の展開を一段落させたら、後はカードを使わずがんがん攻撃するタイプのデッキの防御強化用といえる。

条件は「呪文を唱えない」「カードを戦場に出さない」なので、安全を確保するためには土地も出せないし、冥界の影/Nether Shadowなどのクリーチャー復活も駄目である。ただし、クリーチャートークンを出すことは問題ない。

ブロッカーを残さず総攻撃してもかまわないので、戦線が膠着したときに強引な攻撃が可能になる。だが、そういうことができるのはクリーチャーが有利な状況であるわけで、それならこんなものを出さなくてもよいのではないか、という気がしてしまう。

相手のデッキが、ドロー・ゴーのように「自分のターンにはほとんど手札を使わない」タイプの場合は、自分の首を絞めてしまうので出さないほうがよい。ドロー・ゴーにしてみれば土地を出しづらくはなるかもしれないが。

ストーリー

Arboria(アルボリア)はジャムーラ/Jamuraa南西部の森林地帯。東南にはGreat Wallと呼ばれる山地帯があり、その先にはSukurvia(スクールヴィア)砂漠が広がっている。

松の茂るこの地方の住民が善良な松の民であり、アルボリアとは現地住民による呼称である。この森林には怪物Spuzzemが出没し、ショークー/Shaukuが居城を構えている。

  • ジャムーラ南西部を舞台にしたレジェンド・サイクルの小説Jeditで、アルボリアはショークーの城がある、スクールヴィア砂漠地方の西方にある森として描かれ、複数のアルボリア人キャラクターが登場した。Dominarian Cartographyによると、Ethan Fleischerはドミナリア現在の地図作成作業において、ジャムーラの地名空白地域を埋めるためにArboriaを採用した。
  • 松の民はアイスエイジドライアドであるFolk of the Pinesと同名であるが特に関連性は見られない。レジェンド・サイクル三部作ではゲーム上の特性が反映されず、名前だけ借りてきたような描写が少なくなく、これもその一つである。
  • Arboriaとは、元々は海外のSF作品[1]に出てくる植物惑星の名である。転じて植物惑星全般を指す普通名称として用いられるようになった。

参考

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